第2話  『投票』


 投票に先だって、救出賛成、反対、双方の意見陳述が行われました。



 賛成者Aごき


 『あー、わらくしが、思いますに。 〰️〰️中略〰️〰️、なので、やましんさんを、救出すべきであります。ごきら。』



 反対者Zちゅう


 『いやいや、おいらが思うにぃ、 〰️〰️中略〰️〰️、なわけで、従いまして、救出には、反対なのであります。ちゅう。』


 というような、意見陳述が行われました。



 ねこママ


 『では、投票は、午前3時から、午前6時まで、無記名投票にて行います。このように、投票用紙に、『救出に賛成』または、『救出に反対』と、印刷してあるので、自分が思う方に、まる、をする、にゃんこな。』



 やがて、夜はしんしんと更けゆきました。


 午前3時。


 ねこママの店のカウンターの前には、時間前から、ながい列ができたのれつ。


 さらに、時間になると、大量の、ごき、ちゅう、にゃん、わん、なめくじ、むかで、からす、はと、やすで、やもり、あり、へび、など、たくさんの生き物が、投票に、やって来ました。(こんなに、いたのね。)


 はとさぶろと、カージンゴが、立会、ねこママが、監視を行います。


 投票は、おごそかな雰囲気のなか、粛々と、行われて行きました。



 午前6時、投票時間は終わり、箱が閉じられましたが、最後に、読者からの投票が、ねこママにより投票され、さらに、はとさぶろ、カージンゴ、ねこママが、投票しました。



 『投票終了。』


 ねこママが、宣言しました。



 『次に。開票に移ります。ごき大将、どぶねずみ閣下、いえネズミ陛下に、監視していただきます。開票は、読み上げ方式により、行います。番書は、ごき軍医どの。』


 

 ごき軍医


 『まかせなさい。どんな、病気も診てあげよう。ごきごき。』



 ねこママ


 『先生、黒板に、正の字書くだけです。』



 ごき軍医


 『つまらんごき。』 



 ねこママ


 『読み上げは、にゃんが、行います。カージンゴが、チェックします。』



 カージンゴ


 『そこ、文句あっかあ〰️〰️〰️。』



 ねこママ


 『こら、厳粛にやりなさい。』



 カージンゴ


 『かあ〰️〰️〰️〰️。』



 ねこママ


 『では、はじめますにゃんこ。最初に、投票総数の確認。ごき大将、総数を、ご確認くださいにゃ。』



 ごき大将、わざわざ、はずした眼鏡をまた掛けて答えました。



 ごき大将


 『投票総数は、155、で、ありまごきな。』



 ねこママ


 『投票総数、155。では、開票に移りますにゃんこ。』


  

 ねこママの店は、ますます、深い静寂に陥ったのであります。


 そこに、ねこママの声が、響き渡ったのでした。



   ・・・・・・・・・・

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