第35話
ダメ。息子がすべてと、依存するようになっては駄目。優斗の幸せを壊しちゃうようなことはしない。
「そうだ!」
勉強をしよう。まずは2級建築士の資格を取ろう。あとはインテリアコーディネーターも。
今の会社でもできることが増える。事務員以上の仕事をさせてもらえるようになるかもしれない。
よぉし!
すくっと立ち上がってはっとする。
「まって、その前に出向。明日からちょっと残業して引き継ぎを終わらせないといけないんだった。あー、そう、夕飯の下ごしらえ!」
少し早く起きて夕飯の準備も済ませて家を出ないといけないんだった。
うー。今日は回鍋肉だったでしょ?明日のお昼は中華。
明日の夕飯は何にしようかな。
冷蔵庫を開ける。
もやし……キムチと豚肉ともやしを炒め……ると、ちょっと中華系よりだなぁ。和風にしたいな。今日は中華風だから。
鳥肉。鳥肉……手羽元がある。
よし。大根と手羽元で味が染み染み鍋。今からじっくり煮込めば、お肉はほろほろ、皮の部分はプルンプルン。火を止めて冷やせば大根に味はじゅわーっと染みる。
鍋に昆布を入れる。これは欠かせない。鰹節でだしをとることほとんどないけれど、昆布は大事。
だって、食べるの好きだから。出汁用というよりは、食べる用。
大根は家庭料理だからね。めんどくさいことは全部なし。3センチくらいに輪切りにして皮をむいて、ドボン。手羽元もドボン。
味付けは、出汁つゆ。
……優斗にはこれだけじゃおかずとして味が足りないかな。もうちょっと濃い味。やっぱりもやしキムチも作ろう。朝炒めればいい。肉は鶏肉あるから、もやしキムチには肉はなし。あ、油揚げがあるから、油揚げも一緒に炒めればおいしいよね。
包丁しまう前なので、油揚げを出して一口大にカットしておく。
あとは味噌汁で。
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短めでごめんなさい。場面転換の切れ目。
次は会社シーン。すいません。
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