第440話 やっと出発できるようです? (7)

「私ガロン以外の乗り物に騎乗できるようになるから楽しみだなぁ」と。


 自身の魔法、魔力を使用して日本国籍を所得している異世界人、精霊さま、女神さまのエルは大変に嬉しそうに歓喜、はしゃげば。


「エルさんガロンってどんな乗り物なの?」と。


 今度は沙也加が小首を傾げながら問えば。


「う~ん、こちらの世界のダチョウに良く似た乗り物かな?」と。


 エルは天を、夜空を見上げながら自身のシャープな顎へと指先を当て考える人になりながら告げる。


「ふぅ~ん、そのガロンって乗る。騎乗するのって難しいの?」


 沙也加がフムフムと言った感じでエルへと問うと。


「結構暴れるからね。馴れるまでは難しいかも? でも少しづつ乗る練習はすると良いかも? 沙也加さんが向こうの世界、お城で女王、太后のように生活をしてみたいのならば」と。


 エルは最後に沙也加へと苦笑いを浮かべながら告げる。


「いいな、沙也加先輩はうちらも向こうの世界、異世界とやらにいってみたいよね」と。


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