第438話 やっと出発できるようです? (5)
そう、「うちの単車はスズキの
でもあいつ、こいつの僕への話かけ……。
もうそれこそ、僕とマコが話す、会話するのは本当に一年ぶりの七夕仕様……。
やはり去年の大晦日、新年、元旦ぶり依頼だから。
乙姫様は彦星と話し、会話がしたくて仕方がないのだろう?
だから更に自身の唇──。血のように真っ赤に塗られた艶やかな唇を開き。
「一樹! 一樹! えぇじゃろう? えぇじゃろう? うちの単車普通に走っていても警察に呼び止められて捕まる様な事が無い。ライダー仕様じゃけぇ、ねぇ。普通にうちが奥さま仕様になっても夫婦、家族で仲良くツーリングいけられるけぇ、ねぇ。例のGSとは違って」と。
マコは自分は零の単車、バイク、スズキのGS400暴走族、改造仕様とは違うのだぞと、ケラケラ笑いながら僕や零、エル、沙也加、美紀や翔子、みゆき達へと告げるように呟けば。
「マコさん、それならばうちだってGSノーマルに戻すけぇ、問題ないですから」と。
零は自身の頬をプゥ~と膨らませながらマコへと不満を漏らせば。
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