第65話 謝罪(2)
要するに昨晩、私は陛下との争いの最中に唇を奪われ──。
『勇者! お前と俺とは繋がった! 繋がったぞ!』、
『わっ、ははは』と。
まあ、彼に高笑いをされながら告げられ。私自身も目を覚ませば、皆さんも知っての通りで裸体……。
そう、多分陛下に私は、いやらしい悪戯行為……。凌辱行為を受け、種付けされたに違いない。
でッ、その後に私は裸体のままで放置されたから。
私は陛下に対して憤怒! 彼の事を許さない! 殺してやるのだ! と荒々しくおもいながら。熟睡をしている陛下の背後へと忍び寄り。私の二の腕を陛下の首へと回し、締め付けながら。
『殺してやる! 殺してやるからな!』と怒号を吐き続け。陛下の首を絞め続けた私は気が済んだから。
『魔王……。あなたが生娘だった私に対しておこなった悪戯や凌辱行為に対して、ちゃんと責任をとって欲しい……』、
『そう、私を魔族の女王にしてくれて。今後は妃である私に対して優しく接し。下僕の如く尽くしてくれるならば許してあげるから』と告げ。
『その代わり私自身もあなたの可愛い妃、妻になるように努力をしますから。責任をとってくださいね』と。
私は陛下へと嘆願をした。
そう繰り返しお願いしたのだ。
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