Noah〜天空都市ブルーローザへの旅立ち〜

作者 奥森 蛍

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★★★ Excellent!!!

本作はノアの箱舟の伝承をモチーフとして、神の怒りに触れて滅びゆく世界を救うために奔走する子どもたちの物語です。

神の使者として飛空艇を駆り、三人の王子だけは助けるというノア。一方、兄弟たちはそれに反発して家出を企てます。
やがて、ままならぬ現実を受け止めた三人は、世界を救うためにある決断をすることになるのでした。

頑固だけど勇敢な長男、不器用だが優しい次男、そして気弱だが利発な三男、果たして彼らが何を見て、成長し、神の前に立つのか、その冒険の先行きが楽しみな作品です。

★★★ Excellent!!!

ノアの箱舟の物語をアレンジしたものです。構成、クオリティすごいです。

動物たちと人間について。
空飛ぶ船。
水晶。
などのファンタジー世界の作り込み、うまいです。

世界の終わりをかけた戦いの物語です。

ブルーローザの事実。

徐々に過去が明らかとなるのがいいです。
伏線回収見事でした。

ノアの過去、深いです。

悲しい選択を迫られるときの緊張感。

なんて壮絶な別れ。切ないです。

神との対話、深いです。

名言多いです。

メッセージ性あります。

クライマックスの盛り上げすごいです。

名作!

★★★ Excellent!!!

 美しく豊かなとある国に、神の遣いを名乗るノアという青年が現れる。どこか風変わりなその男が告げたのは、神の怒りによる洪水と世界の滅亡。そしてこの国の清廉な3人の王子とその伴侶が新たな世界の人類となる、という信じ難い話だった。
 王子達はノアに反発するが、結局彼と共に巨大な飛空艇に乗り込み旅に出る。だがその目的は、神様を説得すること。
 その旅で彼らは、自国では知り得なかった世界の真実を知る。貧困、憎悪、争い。醜く残酷な現実に打ちのめされ、王子達は傷つき、苦しむ。
 一方、ノアにも変化の兆しが。脳裏にちらつく遠い記憶の断片。胸に響く懐かしい声……ノアの過去に何が? 彼は一体何者?

 素晴らしい作品です。読みやすく鮮やかな描写は、大画面で映画を観ているよう。個性的で魅力溢れるキャラクター、特にノアの奇妙で浮世離れした描かれ方が最高。飛空艇内部の様子も楽しく、冒険気分を盛り上げてくれます。驚きの展開、3兄弟の苦悩と成長に心震え、ブルーローザでのクライマックスは圧巻の一言!! そして物語は静謐で美しい終幕へと向かい、温かな涙を誘うのです。
 こころ躍る壮麗なファンタジー、ぜひ彼らと共に旅に出てみてください。

★★★ Excellent!!!

この作品は聖書の「ノアの方舟」をベースに綴られるSF冒険ファンタジーです。

豊かな国で心優しく善良な国王と王妃によって育てられた三人の王子、アーサー、エド、ウィーン。
まだ幼い三人のもとに神の使いと名乗るノアが現れます。

神様は八年後に大洪水を起こして世界を終わらせる。そんな衝撃的な事実を知らされ、その上世界の再生のため、三人の王子にはブルーローザに来てもらわなければいけないと告げられるのでした。

三人は複雑な思いを抱えながら、ノアと共に飛行船に乗り、旅立ちます。
長い年月をかけて三人の王子たちは美しいばかりではない世界の真実を知っていきます。
世界は本当に滅んでしまうのか。それとも、世界の終わりを食い止めることができるのか。
結末はぜひ皆さんの目で確かめてみてください。

個人的にも 子供の頃に読んだ海外ファンタジーのような雰囲気で、とても好きです。おすすめの作品です!

★★★ Excellent!!!

 三人の王子達が暮らすのは人々の笑顔と美しい花々が咲き誇る豊かな北の大国。
 そんな穏やかな日常にある日突然巨大な飛空艇が現れた。降り立ったのは謎の青年ノア。自らのことを神の使いだと名乗る彼の真の目的は一体――?
『ノアの方舟』をモチーフとしたハイファンタジー作品です。

 映像的な作品は映画のように鮮やかで読みやすく、日常に疲れた心をあっという間に物語の世界へ誘ってくれるはず。

 個人的に惹かれたのはやはりノアという一人の青年のことでしょうか。神話的な時間の流れる世界で色々な出会いや別れを経て、彼も周りも世界は確かに変化していく。その有り様に、作者様のどこか生命を慈しむような温かい眼差しを感じました。

 ここでしか出会えないノアの物語、ぜひご一読ください。

★★★ Excellent!!!

ある日、セシルブリュネの三人の王子は地上世界が滅亡すると聞かされます。
そして選ばれた三人の王子は、ノアという水先案内人を得て、その滅亡を回避できるとも教えられます。
ショックを受ける三人は、抵抗を試みますが……

ハイファンタジーが読みたい!という方におススメ。
主人公たちは旅をしながら悩み、恋をし、友情を深めていきます。
ちなみに個人的に好きなのは、ノアです。
旅の中で三人の王子たちはもちろん変化していくのですが、水先案内人であるノアのほうも三人の王子たちに影響され変化していきます。そして、そのことが物語を大きく動かすことに!
そんなわけで、ノアに注目しながら読んでいくのも面白いと思います☆

★★★ Excellent!!!

 有名な「ノアの箱舟伝説」の影にあった、もう一つの物語。
 ノアは目覚め、天が世界を洗い流すために、それぞれの動植物のつがいを世界中から集めていた。人間はある国の王子三兄弟を選んだ。三人は神に洪水をやめさせに行くつもりで同行したが、それはノアの嘘だった。ノアとの旅で、三人は自分たちの国がとても恵まれていることを知る。
 ある国では国の豊かさとは武力のことで、常に隣の国と国境を争っていた。また別の国では、子供が平然と売買されていた。そんな中、三兄弟の内の一人が、初めて人を刺してしまう。三兄弟は苦悩に満ちていた。それでもノアは神の言う通りに相変わらず道化を演じていた。
 ところが、三兄弟に恋人を探させるために一人になったノアを、異変が襲う。前にもこんなことがあった。自分は神の獣。しかし、かすかな記憶があった。
 このノアの記憶によって、神とノア、そして世界を巻き込むある秘密が明かされる。そして三兄弟とノアは、天に背く旅へと誘われるのだった。

 果たして、ノアに隠された秘密と、世界に隠された秘密とは?
 壮大な謎を解き、絶望から希望へ向かう旅が今始まる!
 

 是非、是非、御一読下さい!

★★★ Excellent!!!

『ノアの方舟』がモチーフの、滅びが迫る世界を舞台としたファンタジー小説。

大国、セシルブリュネで暮らす三人の王子達の前に突如現れたのは、空飛ぶ船。そして船の中から降りてきた青年ノアから、この世界がもうすぐ滅びる事が告げられます。

ノアの目的は選ばれた数人の人間を船に乗せ、生き残らせること。そこで選ばれたのが三人の王子だったのですが、いきなり世界が滅ぶなんて聞かされても、納得はできませんよね。

このお話は、そんな王子達の成長物語なのです。長い年月を掛けて世界を周り、祖国にいた頃は知らなかった戦争や貧困に苦しむ人達を見て、王子達は何を学ぶのか。
読んでいると三人の王子が、日に日に強く逞しくなっていくのが分かります。気がつけば親のような気持ちで彼らを見守っていて、そして王子達と共に過ごしているうちに、だんだんと心が変わっていくノアにも、いつの間にか感情移入していました。

たくさんの世界を見て、滅び行く運命を突きつけられた王子達はどんな選択をするのか。
彼らの旅の行方を、見届けましょう。

★★★ Excellent!!!

八年後に世界は終わる。
とある王国に飛行船で降り立った男、ノアは、自らを神の使いと称して、そんなことを言い放ちます。
とはいえ、それで全ての人間が死んでしまうわけではありません。この国の三人の王子だけは、天空にある島、ブルーローザに行き、助かるとのことでした。

しかしですね。いかに自分達は助かると言っても、他の人間が全て死んでしまうなんて、三人の王子にしてみれば、そんなもの認めるわけにはいきません。例えそれが神の意思であったとしても、滅びという最悪の未来を回避するため奮闘しますが……

ノアの方舟をモチーフとしたファンタジー。しかしあくまでモチーフはモチーフ。元となったお話では、ノアは選ばれた人間であり、決して神様の使いとして迎えにきたりはしません。選ばれた人間のポジションと言えば三人の王子ですが、彼らは世界が滅びないことを望み、その方法を模索していきます。

原典となるノアの方舟とは違う方向へと舵を切りつつある物語。飛行船は、そしてノアや王子達は、いったいどこへ向かって進んでいくのでしょう。

★★★ Excellent!!!

 争いとは無縁の北の大国・セシルブリュネ。長男アーサー、次男エドアルド、三男ウィーンは、喧嘩もするが基本的には仲良しな三兄弟の王子。彼らのもとに突如現れたのは「神の使い」ノア。ノアは告げる、「八年後、神は大洪水を起こし、人類は六人の人間を残して滅ぶ」と。そのうちの三人に選ばれた三兄弟は、残る三人である人生の伴侶を見出し、天空都市ブルーローザへ来るよう命じられる。滅びの運命に従うのではなく、神に世界の救済を願うために……三兄弟はノアの飛空艇に乗り込む。

 三兄弟が世界の救済のため、世界を旅するファンタジー。そう書くと王道の展開で、また三兄弟の年齢も若いので、低年齢層向けの冒険小説かな? と思って読み始めました。が、それはとんでもない勘違いだったと即座に思い直しました。
 今作で突きつけられる人間の醜さ、汚さ、罪と罰といった業。まだ年若い三兄弟にノアが次々と残酷な現実というものを見せつけていくので、彼らのメンタルがとにかく心配になります。いくら「彼らならきっと乗り越えてくれる」と信じていても、あまりにシビアな展開に読んでいるこちらの胸も痛みます。しかし、そんな濁りを内包する世界を目の当たりにしてもなお、真っ直ぐな三兄弟が己の心に従い、感情を爆発させながら前に進もうとする姿は応援せずにはいられません。心の強さを感じることができる小説だと思います。

★★★ Excellent!!!

豊かな王国・セシルブリュネで暮らす王子、アーサー、エド・ウィーンの三兄弟。
ある日、飛空艇で現れた不思議な青年・ノアは、三人の王子こそが神から選ばれた人類だと語り、やがてくる滅びから逃れるために三人を神の元へ連れてゆくと言い出し――。

有名な「ノアの箱舟」伝説をモチーフにした物語です。
ノアの訪れによって始まる飛空艇で世界を巡る旅。

王子達はその中で豊かで穏やかな母国では知らなかったさまざまなことを知り、学んでゆきます。

そしてやがて、ノアの秘密を知り――。

まるで児童文学を読んでいるかのような壮大なテーマの物語ですが、作者様の穏やかな筆致のおかげで重さを感じず読み進められます。
物語はまだ中盤くらいでしょうか。
興味を持たれた方は、ぜひぜひ飛空艇・ガリバルダ号の旅路に加わってください(*´▽`*)

★★★ Excellent!!!

有名な『ノアの箱舟』をモチーフにして描かれている今作、正直に告白しますと、『ノアの箱舟』についての知識はほとんどありませんでした。不思議な船に動物と人間たちを乗せて、地球再生? 程度の知識しか。

なので、こちらの作品はそれほど宗教色が強いわけでもなく、とても読みやすく、登場人物に感情移入して、つづきを早く読みたいと思わせてくれます。

ライトノベルが主流な中、こういった読み応えのある作品に出会えたのは、とても幸運でした。

物語はまだつづきますが、期待を込めて、レビューさせてもらいました。

★★★ Excellent!!!

 八年後の崩壊を定められた世界で、幼い三人の王子が神の使いを称する青年と一緒に飛空艇で国々を巡るという、旅冒険のファンタジーです。
 わくわくするような設定からは意外に思えるほど、世界の明暗がはっきりと色分けされて描かれてゆきます。

 善性を敷く国王を父に、思いやり深い王妃を母に持ち、豊かで恵まれた国に産まれ育った三人の王子――アーサー、エドアルド、ウィーンは、突然に訪れた「神の使い」ノアによって、飛空艇による旅へと誘われます。
 ノアは「神様が八年後に世界を終わらせる」と告げ、終末の後に始まる世界の礎として、三人の王子とまだ見ぬ彼らの伴侶を天空の島『ブルーローザ』へと連れ帰る、という目的を明らかにしました。
 突然の一方的な要求を受け入れられない三兄弟は、ささやかな抵抗を試みるのですが――。

 一見、旧約聖書の「ノアの方舟」をなぞっているように見えて、物語の本質はかなりひねりの効いたSFファンタジーです。中盤から断片的に明らかになってゆくノアの過去を経て、物語の方向性も徐々に変化してゆきます。
 多くの幻獣と動植物たち、わずかな数の人間たちを乗せて、飛空艇ガリバルダ号はどこへ辿り着くのか。ぜひ一緒に旅の終着地を見届けましょう。

★★★ Excellent!!!

長男、アーサー。
次男、エドアルド。
末っ子、ウィーン。
大国『セシルブリュネ』の三人の王子の元に、ノアと名乗る謎の青年が現れる。彼の目的は、三兄弟を『ブルーローザ』へと連れ帰ることだった──。

というところから始まるファンタジーで、『ノアの方舟』をモチーフにした物語になっています。
一話目から引き込まれる圧巻の世界観と、知れば知るほどに謎が深まっていくノアという不思議な存在。
そんなノアと接していくにつれて、三兄弟の心にも変化が訪れていきます。

成長物語としても魅力的な、素敵なファンタジー作品です。

★★★ Excellent!!!

「ノアの箱舟」をモチーフにした冒険小説です。
そう書くと、堅苦しく思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全然なくて。少年たちの心の成長を描いた、『世界名作劇場』みたいな良作なんです。
三人の少年たちが、ノアに連れられて世界の真実を知っていく。
たんに視界が広がっていくだけでなく、そこで様々なことを考え、感じ取り、心を豊かに育んでいきます。
個人的には、心の機微の細やかさに特徴があるように感じます。
ストーリー性もさることながら、心情にもきちんと目を向けて、丁寧に描かれている印象を受けました。
物語はまだ途中ですが、深刻な場面を迎えそうな予感もあります。
この機会にぜひお手に取ってみてください。

★★★ Excellent!!!

第一話からもうドキドキワクワクがあります。
とりあえず第一話を読んでみるのをオススメします。もうそこで自分に合ってるかどうかがわかるでしょう。
ファンタジーの幕開けを予感させる第一話からは世界が目の前に広がる二話に続き……と堪りません。
文章は読みやすく飽きない、登場人物も魅力的で、読んでいてとても楽しめる小説でした。
ライトノベルというより純粋なノベル寄りですが、文章も含め難しくはなくどなたでも勢い任せに読めると思います。
続きが楽しみ!ぜひ読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

この物語はノアの箱舟をモデルに作られており、神がノアを呼び出し地上を浄化すると告げるところから始まります。

人類の生き残りとして選ばれたのは三人の清廉な王子と、その伴侶だけ。

まだ物語は序盤のためどういった結末を迎えるかわかりませんが、読み進めていると、若き王子たちがこれからどういった試練に立ち向かうのかと胸をワクワクさせられ、しかし、一方ではこの先には破滅しか待っていないのではないかと絶望感が脳裏をよぎります。

と、言いますのも神の遣いとしてやって来たこの作品の最大の重要人物である「ノア」がかなり風変わりな性格をしており、まだ何かを隠しているのではないかと感じてならないからです。

全人類を救えるとしたら、それは若き王子の成長なしにはありえないでしょう。過酷な運命を背負わされた王子たちが、どういった成長をとげ、この作品はどういった結末に導くのか、これからの展開に目が離せませんね。




★★★ Excellent!!!

旧約聖書でおなじみ、神がわずかな人間と動物たちだけを残して洪水で世界を覆いつくそうとしている世界。
旧約聖書と違う点は、「ノア」が選ばれた人間たちの案内人だということ。
そして、とても不思議な存在だということです。

選ばれたのは三人の王子。三者三様、個性豊かでとても健やかな心を持った三人です。
その末弟、主人公ともいえるウィーンは好奇心旺盛だけれどまだまだ甘えん坊。
突然「ノア」から過酷な運命を告げられ、両親との別れに涙する様には、読者も涙、涙…。

世界を揺るがす、驚愕の運命。
いまだ正体と真意のつかめない「ノア」。
まだ幼くも、けなげで愛情豊かな三人の少年。

すべてを乗せて、飛空艇が空を駆け巡ります。
もう、序盤からワクワクが止まりません!
冒険がとどまることを知らない、これぞ空駆ける異世界ファンタジー!
この果てしないワクワクを、どうか一緒に味わってみてください!