サンプルシナリオ『蛮族を駆逐せよ』その①
パーティ集合
それではいよいよ、キャラクター達の顔合わせです。
ここから先はシナリオ「蛮族を駆逐せよ」のネタバレを含みます。
GM: それではまずケイさん。自己紹介をお願いします。
人間の
GM: ケイは既にパーティの何人かと面識があるんだよね?
人間の
エルフの
元貴族で、没落して冒険者に身をやつしているエルフ。それがわたくしイルセリエ・キーフィリスですの。冒険者としての初仕事としてゴブリン退治の依頼を受けたのですが、私の剣技ではゴブリンの群れに敵わず従者ともども敗北してしまいましたの。そこで私はこう叫びましたの。
「ひぃい。化け物、寄るな!寄るな! いやぁ、こっちにこないでぇえ!」(←プレイヤー迫真の演技)
一同 : (笑)
ルーンフォークの銃手レベッカ:あの時は私の
人間の
エルフの
GM: では、そんな3人は今、冒険者ギルドにいます。自分たちにできる依頼が来るのを待っているあなた達のところへ、ギルドの職員さんがやってきて少し困った顔をする。
ギルド職員: 「いまちょうど、依頼が入ったの。ここから歩いて半日ほどかかる村に蛮族が現れたので対処して欲しいという依頼なんだけれど…」
エルフの
GM : ギルド職員は気まずそうにゴブリンだと答えるよ。
エルフの
人間の
GM: 職員さんは君たち3人だけでは不安だからと言って同じ部屋にいるタビットとドワーフの二人組に声をかける。
タビットの魔法使いヴォーパル: それがオイラたちってわけだ。じゃあドヤ顔でそっちに歩いて行く。
「天才魔導師のオイラの助けが必要かい?」
人間の
タビットの魔法使いヴォーパル:「よしきた。行こうぜ、オスガル。こっちも探索役のいないパーティじゃ護衛仕事以外しづらかったところだし、渡りに船ってもんだよな」
ドワーフの
GM: あれ? オスガルって20歳じゃなかったっけ。一人称ワシでいいの。
ドワーフの
エルフの
GM: オッケー。それじゃあ3人と2人のパーティは合流して新しい5人パーティが完成した。
成功報酬は5人だと1人あたり500
職員さんも5人がかりなら大丈夫だろうと、正式に君たちに仕事を回して、ゴブリンが出たという村の場所を教えてくれる。支給されたアイテム以外に買い物があれば道中買っていけるけど何か買って行くかい?
プレイヤーたちは相談の上、念のため
GM: ああ、大切なことを忘れてた。
ルーンフォークの銃手レベッカ:何を忘れていたんです?
GM: 流れで全員ゴブリンについて知ってる前提で進めてたけどもしかしたらゴブリンがどんな魔物か知らないメンバーもいるかもしれないんだった。
全員、魔物知識判定を行ってみて。
判定の結果、流石にゴブリンを知らない冒険者はいなかったが、ゴブリンと戦ったことのある3人がゴブリンの弱点が魔法攻撃だと言うことを知っていた。
どうやら冒険は順調に始まるみたいだ。
次回、ゴブリンが現れたという村へ向かいます。
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