【第5章の登場人物】※184話まで見た方用

登場人物紹介


・塚田 卓也

 ひょんなことから本合五丁目にある豪邸(超事故物件)を購入しその固定資産税等を稼ぐため、玄田から『聖ミリアムで起きている生徒失踪事件』の調査を請け負う。しかし調べていく内にその事件の裏で糸を引いている【ネクロマンサー】の存在に気付く。

 失踪した生徒はみな"寮住まい"と"能力者"という共通点があり、さらに【葬送の小太刀】という『刺した者を生きたまま黄泉の国へ送る』事が出来る刀にやられた事が分かった。そこで生徒たちを助ける為自らもその刀に刺され黄泉の国へと向かうことに。

 黄泉の国で生徒全員の無事は確認できたが、原則として現世へ帰すことが出来ないと言われ手段を模索していたところ、先日本合五丁目の屋敷で知り合った死神代行の少女とバッタリ再開する。そしてなんと、彼女は閻魔大王の娘であることが判明したのであった。

 彼女の口添えと他の黄泉の国の住人の助力もあり、卓也は何とか生徒たちを現世へと帰すことが出来た。しかし帰還後に、調査中に知り合った聖ミリアムの生徒【尾張 悠人】がネクロマンサーであることを知る。


・塚田 真里亜

 卓也の妹で、聖ミリアムに調査に来ていた卓也を見かけ無理矢理案内役となった。学園内では完全無欠の元生徒会長として君臨しており、その人脈などで大いに調査の助けになる。

 生徒会引継ぎのため途中で案内を中断し、その後事件の危険さを認識した卓也から家に居るよう指示を受け、翌日は学校を休み七里姉弟と共に卓也の家で待っていた。


・南峯 いのり

 ランチの時間に聖ミリアム敷地内のカフェで卓也が真里亜やその友人らと食事をしている所を見かけ、何故この場所に居るのかを問い詰める。卓也から失踪事件の調査に来ている事を説明され、放課後一緒に調査することになった。

 調査中、旧部室棟に居た【稗田 秀和】【守屋 萌絵】という二人の生徒から向けられた敵意を感知し対峙することになる。が、お互いに犯人だと勘違いしている事を察知し戦闘停止に貢献した。しかし、直後守屋を葬送しに獅子の面の男が現れるも心の声が聞こえずただ見ている事しかできなかった。

 卓也の機転と守屋の能力、そして稗田の犠牲により学園から少し離れた公園まで何とか避難することが出来たが、自身の無力さと戦闘の恐怖を実感。だがそれを押しのけるほどの卓也への想いに"なにか"が反応し接近したのだが、まだ自覚はない。その後卓也の手配で守屋とともに特対に保護された。


・花森 恵

 聖ミリアムでシスターを務める女性。生徒たちからはシスター花森と呼ばれ親しまれている。落ち着いた大人のお姉さんという印象だが、時折見せる少女のようなお茶目な一面に教職員だけでなく生徒からも人気が高い。年齢は#%$歳(禁則事項)

 調査に来た卓也を最初に案内してくれて、各施設の設備説明のみならず学園の歴史なども併せて話してくれた。図書館の案内中に突如理事長に呼び出され卓也の近くから離れたが、それは図書館入り口で卓也を見かけた尾張による嘘の呼び出しであった。しかし超常現象の本を見ていた卓也に春日が声をかけたことで尾張の暗殺は未然に防がれ、無事に合流し案内を再開することが出来た。


・服部 新一

 聖ミリアムの理事長。学園の生徒が連続で失踪するという事件が一向に解決せず頭を悩ませていたところ、旧友である鬼島から声をかけられ【宝来】に事件調査の依頼をすることになる。卓也が調査するにあたり色々と権限を与えるなど陰ながら事件解決に貢献していた。

 事件解決後は鬼島からこの世界の裏の顔を知らされ、大変驚いた。卓也が探偵でない事はちゃんと聞かされたが、その上で事件解決に導いた手腕を大変評価している。


・春日 美鈴

 高等部2年。オカルト・ミステリーが好きな少女。元ミステリー研究部のことを"FOS団"(【不思議で】【面白いものを】【探すための】団体)と呼んでおり、そこの団長であると主張している。が、実際は部員も実績も顧問も居ないただの同好会のメンバーである。尾張悠人とは家が隣同士の幼馴染であり、以前はよくお互いの部屋でテスト勉強をしていた。

 図書館で超常現象関連の書籍を見ていた卓也を無理矢理部室(使われていない図書準備室)に連れ込み、テストと称して問題を出しあわよくば卓也を外部顧問として引き入れようとするも、断られる。しかし話の流れから失踪した生徒のうちの一人と最後に会話していた事が分かり、有益な情報を卓也にもたらした。

 超能力の存在を知らないながらもジャック・マイナードの空中浮遊が仕掛けでない事を見抜くなど、中々に鋭い洞察力を持っている。しかし部室では、卓也と尾張という二人の能力者の前で超常現象の有無を語るという何とも言えない場面となっていた。

 失踪事件解決後、何も言わず姿を消した尾張にメールをし事情を訪ねるも、その回答に納得はしていない模様。


・尾張 悠人

 高等部2年。春日と同じFOS団に所属しており、成績優秀・品行方正な生徒。その正体は特対職員を何人も殺害したネクロマンサーである。

 自習時間中の図書館で卓也を見かけ、秘密裏に消そうとしたが失敗し、そのまま春日の友人として動向をうかがうことに。その日は何事もなく帰宅したが、失踪事件の実行犯である米原の『個人的な標的』であったため【葬送の小太刀】に刺され黄泉の国へと飛ばされてしまう。失踪した生徒が魂だけになるのを見届けてから現世に帰還しようとしたが、自分の直後に現れた卓也が超常的な力と処世術で見事現世に帰還するのを見て警戒心をマックスに強めた。

 帰還後はコッソリ卓也たちの集まりから抜け出し自宅に帰るも、その後現れた廿六木に攻撃されその場を離脱。自身の正体が特対にバレていることを悟り、身分を捨てて"協力者"とともにある作戦を決行する事にした。

 理不尽な事故や病気で両親を失っており、さらに覚醒した能力が死霊術である事、最初に声をかけてきたのが特対や普通の民間能力者組織で無かったことなどが重なり、倫理観や死生観といった価値観が崩壊してしまう。邪魔な存在や有益な存在は殺害し、排除ないし利用するなどを淡々と行っている。それも自分の理想の世界が完成すれば全て清算されると考えているので、罪の意識はあまりない。


・佐藤聖来

 高等部3年。真里亜の親友。学力テストの成績は学年3位の秀才である。

 男性が少し苦手で普段から男子生徒とは積極的に話そうとはしないが、そこまで怖いと言うほどでもない。だがそんな彼女の態度を見て一部の男子生徒からは『高嶺のタンポポ』と称されている。(近づいたりすると綿毛が飛んでしまいそうなほど儚いから)

 実は筋肉フェチで、特に格闘家のような筋肉を触りたいと思っている。HRの時間中シスター花森と一緒に歩く卓也を見つけ、スーツの隙間から見える筋肉に気を取られ午前中は授業に集中できなかった。その後、真里亜経由で卓也に引き合わせて貰い首まわりの筋肉や鎖骨を堪能しご満悦となる。

 前年の文化祭で卓也と初めて会ったときに、特別扱いしない彼の自然な態度に苦手意識が全く無くなる。


・小笠原 洋子

 高等部3年。真里亜の親友。学力はイマイチだが運動が得意。

 割と周りから距離を置かれがちな真里亜と聖来にも遠慮なく接するので、二人にとってはありがたい存在である。真里亜と同じく高等部からの聖ミリアム生なので、ごきげんよう等の挨拶は未だにむず痒く感じる。


・周防

 いのりの友人。高等部1年生。幼稚舎からのミリアム生で生粋のお嬢様。華道部に所属している。


・板井

 いのりの友人。高等部1年生。周防と同じく幼稚舎からのミリアム生で生粋のお嬢様。茶道部に所属している。


・美濃部

 高等部3年。成績は学年2位の秀才。常に学年1位に君臨し続ける真里亜を疎ましく思っているが、僅差の3位である聖来にはゾッコンLOVEしてる。


・川内 みなも

 高等部2年。先輩である市ヶ谷が好きで、彼の失踪後も健気に部屋の掃除をし続けていた。市ヶ谷の失踪当日、自分の名前を騙った誰かに彼が呼び出された事を知り、責任感と罪悪感に襲われる。が、調査の名目でその話を卓也と真里亜に打ち明けたことで心が多少軽くなった。


・南峯 紫緒梨

 初等部6年。いのりの妹で、兄弟の末っ子。

 絵の才能に溢れており技術もセンスもピカイチだが、ヒネた絵を描いて周囲を困らせていた。

 絵の授業中に卓也と偶然会い、次の学内コンクールに提出予定の作品を見せたが、それを卓也に否定される。しかしそれは一回り成長するための愛のムチである事を聞き、それを受け入れ『100人中100人が良いと思う絵』の完成を目指すことに。

 事件以降、いのりにしつこく卓也が次に家に遊びに来る日を聞いている。


・守屋 萌絵

 高等部2年。泉気で作り出した鳥を操る【フライングガーデン】の能力を使う。爪やクチバシによる攻撃のみならず、作り出した鳥に偵察させその視界を自分に移したり、メッセージを鳥に録音させることができる。

 鳥の目を通すと泉気まで見ることが出来、聖ミリアムに通う能力者の事を大体把握していた。そのおかげで失踪した生徒の共通点にいち早く気付き、いずれ自分も標的にされると思い同じく能力者で友人の稗田 秀和に相談していた。そして卓也が調査に来ていた日に稗田の名を騙った犯人に呼び出しを受け、旧部室棟で迎え撃とうと稗田と二人で待ち伏せしていた。

 テレパシーで心の声を聞きやってきた卓也といのりを犯人だと勘違いし戦闘になるも、卓也のいのりを思いやる行動を見た守屋が『二人は犯人ではない』事に気付き戦闘は一時中断した。

 直後に獅子の面の男から襲撃を受け、卓也が応戦している所に実行犯の米原が飛ばした【葬送の小太刀】に刺されそうになる。しかし稗田が身を挺して庇った事で何とか助かるも、代わりに稗田が黄泉の国へと飛ばされてしまった。

 旧部室棟から逃れ巨大な鳥を具現化し学園近くの公園まで避難すると、卓也の手配させた特対職員により事件解決まで保護された。


・稗田 秀和

 高等部2年。一定空間内の人間にルールを強制させる【ノーサイドゲーム】の能力を使う。

 そのルールとは、範囲内にいる人間は両手・両足・頭の5つの部位に一定のダメージが蓄積されると、その部位が強制的に使えなくなってしまうというものである。これで体の丈夫さに関係なく戦闘が進むことに。

 密かに想いを寄せる守屋から『誘拐犯に狙われている』と相談を受け、"守るため迎え撃つ"という選択をする。その結果卓也たちと衝突し、自身の能力が後の獅子の面の男の戦闘にも影響してしまうこととなった。いのりや守屋が卓也をサポートしているのに対し、自分は足を引っ張ってばかりだと自己嫌悪に陥る。しかし最後に米原の刀から守屋を庇うことが出来、満足しながら黄泉の国へと飛ばされた。

 後に卓也と黄泉の国で合流した際は、状況の説明などに努めた。そして皆で現世へと戻り、何事もなかったかのように帰宅。被害者生徒の中では最も黄泉の国の滞在時間は短かった。


・米原 克彦

 高等部2年で副生徒会長。物を大砲のように撃ち出す能力を使う。失踪事件の実行犯。

 獅子の面の男との取引で、指定したターゲットを消す代わりに足が付かない武器を貸与するという条件を受け、葬送の小太刀を使い生徒を次々と黄泉の国へと送っていた。

 彼の真の目的は、意中の相手=春日と常日頃行動を共にする尾張を消すことであった。

 卓也の調査で正体を突き止められ、朽名から口封じに殺されることは無かったが、特対に拘束される。その後の事情聴取では全てを告白し、品河の収容施設に送られた。

 表向きは"転校"をしたことになっている。


・市ヶ谷 昴

 高等部3年。失踪事件の二人目の被害者で、図書館に呼び出されたところで米原の刀に貫かれ黄泉の国へと飛ばされた。

 黄泉の国では生徒の中で一番最初に心が折れて、自ら沼気の濃い炎熱地獄へと足を踏み入れた。そして沼気中毒で体が朽ちかけていたところを黄泉の国の住人エンジュに助けられ一命を取り留めた。その際にエンジュの飲ませた特殊な薬で、体が泉気ではなく沼気を発するよう変えられたが、本人はそのことを感謝している。

 他よりも時間の経過が早い炎熱地獄で、半ばヤケクソになりエンジュの武者修行に150年もの期間を付き合う。結果、刀の扱いが上達し、エンジュとも多少渡り合えるくらいにまでなる。

 卓也が探しに来たときは一度冷たい態度で追い返してしまうが、去り際の卓也の言葉や川内への想い、エンジュの言葉で奮起し現世に戻る決意を固める。その際スミさんから沼気をたっぷりと吸った複合武器『七ツ星』を譲り受け、卓也とともに閻魔大王へと挑んだ。

 現世に帰ってからは特対の会議や事情聴取に応じ、黄泉の国の事を説明。白くなった髪の毛はエンジュとスミさんと過ごした証としてそのままにすることに。


・八丁 冴子

 高等部2年。失踪事件の一番最初の被害者。頼り甲斐のある姉御肌。


・小川 愛華

 高等部1年。失踪事件の三番目の被害者。


・岩城 丈

 中等部3年。失踪事件の四番目の被害者。


・葛茂翼

 黄泉の国の住人。魂を管理する組織の総務を務める。

 日頃から様々な雑務をこなしており、最初に卓也を迎えに来たのも『正規の方法で入国していない魂の様子を見てこい』と押し付けられたに過ぎなかった。

 境遇が近い事を理由に労いの言葉をかけられたことや、生徒たちの為に現世に戻る方法を模索して東奔西走する卓也に心を打たれ、閻魔大王説得の手助けをした。

 卓也が死んだ際は一緒に黄泉の国の酒を酌み交わそうと約束し、皆を現世へと見送った。


・槐銀杯

 地獄一の剣士。タキシードに日本刀という何ともアンバランスな装いをしている。

 かつては黄泉の国の治安維持に務めていたが、魂が大人しくなりすっかり居場所が無くなってしまった。地獄を彷徨い修行をしていたところ倒れている市ヶ谷を発見し、自身の練習相手として150年ほどみっちり育て上げる。

 炎熱地獄に来た卓也に市ヶ谷がどうして現世に帰りたがらないかの説明をしてあげた。その時卓也から自身の存在意義を再認識させてもらい、そのお返しとして、閻魔大王と市ヶ谷の説得に一役買う。


・蓬舞節

 黄泉の国の鍛冶職人。愛称はスミさん。

 かつては自分の作った武器が魂の葬送に使われていたが、技術が発達し対象者の発見から葬送までをプログラムでスムーズに行われるようになりお役御免となってしまう。エンジュとはよくつるんでおり、一緒に市ケ谷の面倒を見ていた。

 市ヶ谷を探しに来た卓也の言葉に救われ、エンジュとともに卓也の現世帰還の手助けをした。また、閻魔大王との戦いに向かう市ヶ谷に【七ツ星】を渡す。


・朽名 信正

 元特対1課の職員。見えない爆弾を作る能力を使う。

 5年前の作戦中に味方の誤射により命を落とすも、特対で情報収集をしていたネクロマンサーに目をつけられ蘇り、以降彼の目的に賛同し"獅子の面"を付けて暗躍していた。ちなみに蘇ってからは"転送能力"を付与してもらっている。

 失踪事件では主犯である米原とのやりとりを担当し、寮暮らしの能力者を襲うよう指示。葬送の小太刀を渡して進捗管理を行っていた。守屋の襲撃の際は生徒会引き継ぎで来られなかった米原に代わり自ら手を下しに出てくる。しかし左足以外が使えない卓也に完膚なきまでに敗れた。

 主である尾張が米原の標的であり、しかももう始末したという連絡を受け、主を心配しつつも口封じのために米原の部屋に向かう。しかし米原に事情聴取をしに来ていたかつての後輩の駒込と大月、尾張を訪ねてきていた護国寺とバッティングしてしまう。

 駒込とタイマンで戦うが、成長した体術と彼の怒りの裏に隠された冷静な罠にかかり敗北。最後はアドバイスじみた言葉を残し"スペアの体のひとつ"が消滅した。

 黄泉の国から帰還した尾張の元へ駆け付け、事情聴取に来ていたと思われる廿六木を殺害したと思っていたが、まだ生きていた廿六木に真っ二つにされてしまう。最後の力を振り絞って尾張とその母親を隠しアジトに逃し、2つ目のスペアの体を失ってしまった。


・廿六木 梓

 来年特対に入職予定のピース生。

 社会科見学と称して米原の事情聴取に同行するが、途中で現れた春日から尾張が行方不明になったことを聞き家に向かう。

 その後黄泉の国から帰還した尾張の前に現れるが、後ろから朽名に剣で心臓を一突きにされ絶命する。しかし残機が一つ減っただけでピンピンしており、逆に朽名に対し反撃を繰り出し真っ二つに切り裂いた。しかも死んだふりをしている間に回していたボイスレコーダーで、尾張がネクロマンサーである確たる証拠を押さえていた。

 実は特対入職予定というのは仮の姿で、本当は特対を見張るための組織"特殊公安部"の人間であった。学力・体術・能力全てに秀でており、特対1課の人間よりも選ばれた者だと自負している。駒込の話を聞き、卓也に興味を持っている。


・駒込 瓜生

 特対1課所属。見えているものを隠し、見えないものを暴く【イレギュラールール】の能力を使う。

 卓也・大月とともに、失踪事件の主犯でありネクロマンサーとも繋がりがあると思われる米原の事情聴取に向かう。そこに現れた獅子の面の男がかつての先輩である朽名だと知り、しかもネクロマンサーに進んで手を貸していることに激怒し戦いを挑んだ。しかし戦いには勝利したものの、かつての優しい先輩の面影を感じ少し戸惑った。

 卓也の動きに近づけるよう体を鍛え、ピースの体術プログラムを受け直している。


・護国寺 真也

 特対1課所属。

 卓也たちが米原を訪ねに行くのと同じタイミングで、衛藤の指示で仲間とともに聖ミリアムに尾張を探しにやってきていた。そこで卓也をスカウトし、衛藤の下で働くよう提言するもあえなく断られる。

 朽名・駒込とは昔よく一緒に仕事をしており、グラウンドでの戦いの際は好戦的な彼にしては珍しく訳知り顔で観戦に回った。


・大月 渚

 特対1課職員。

 卓也、駒込と共に米原の事情聴取へと向かう。朽名との戦闘の際、自身の能力で空気に干渉し見えない爆弾を察知。口封じに殺されそうになった米原を爆弾から守った。

 目の前で卓也が黄泉の国へ送られ、変貌を遂げた市ヶ谷と同じ地獄に居たという事で、帰還後やたらと卓也の身を案ずるようになる。


・鬼島 正道

 特対部長代理。

 旧友の学園で事件が起きていると知り、凄腕の探偵を紹介するという"てい"で卓也に超能力絡みの調査を行わせる。

 途中でネクロマンサーの存在を察した卓也からいのりと守屋の保護を頼まれ、これを了承。そして二日目の調査、もとい米原への事情聴取には駒込と大月を向かわせ卓也のフォローをさせた。そのおかげで米原を朽名の口封じから守ることが出来、事件の全容解明がスムーズに進んだ。


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