2024年 11月

1日


何も課されたものはない 人生は楽しむためのもの


ひらひらと踊って過ごしましょう きっと全てが上手くいく


格言をいうことだけに血筋をあげていた 格言製造機


理想の最期 私はほわあっとした愛を感じていたい


母は昔硝子の心臓を持つ女の子の物語が好きだった


極端なコスモスがディストピア 極端なカオスがポストアポカリプス


葉桜の季節に君と出会った 全てを拒絶していた君に


誰のことも好きになるかもしれなくて誰とも肌を合わせたくはない


風清ら ラブソングばかりが人生なわけないでしょう


機械の心臓の君は最後まで僕の味方をしてくれたね


体にいいものしか摂取したくない 基本的にはという話


相手に悪意がある前提で話を進めるんじゃないよ


どんな悪人の夢だって叶ってるね そういうものかな


かなり強く念じたら大体のことは叶っている気がする


私のことを悪口で駄菓子みたいに消費した人たちへ


嫌われることなんか上等だよ 私は私で最高なんだ


アンチコスモス的な人間なのだ それがなんだっていうんだ


一枚の金貨が空から降ってくる 泣いてる君を祝福するために


妹とラストマイルを観に行く そして革のサイフを買うんだ


コーラスエフェクトと写ルンですの画質が好き 可愛いな


一度お腹がはち切れるまでアメリカンチェリーを食べてみたい


石英を拾っていた時代にワープできるならしてみたいような


しゃがみこみ悲しみに浸る性格は欠陥ではないと思うよ


木々を愛す母親の胸の内をつまびらかに知りたいと思う


青い山々が昏き夜に沈む 父はその中を帰ってくる


煉瓦造りの校舎の中をつっきっていく 無人の喫煙所


最適に表現する手段をずっと探していた 揺れる笹と短冊


歴史を学んでいた大学生の頃 体に合わない服を着ていた


基本的に人はノリと勢いで生きている 同じ阿呆なら踊らにゃ損々


日本人は踊っているのだ論じるわけではなくこの狂った世を


踊りの作法というのがある それに乗れないと弾かれる


恨みや被害者意識に囚われると途端に人生色褪せる


神様美しいものをありがとう 沈殿していく言葉たち



2日


全ての会社は貴方が幸せでありますようにという祈り


モネのことをくさしていた男の子とその取り巻き


友達と取ったプリクラを全部保存している もう更新されていかない


友達からもらった手紙を読み返すことはまだしていない


桃の花が揺れる 仕事があるだけありがたいんだよなぁ


丁寧な仕事に宿る神様がいる 僕達の未来、僕達の明日


未来はきっと柔らかくて温かい その世界を待ち望んでいる



3日


いつもありがとうって思う 鳩と綺羅星と葵い笑み


ルラルラ 君はいつも美しい 修道服の男が踊る


いきなりやってきて謎の踊りを踊っていたあの人はなんだったのだろう


ニールセンニールセン 勧誘になぞ乗ってはいけないよ


未熟ゆえの万能感有能感 可愛いねなんでも知ってると思って


カナン 約束の地 僕にとってはあの神社がそう


カラカラの脳 大雨 老いた男が目眩を起こす


人生は既に分岐している そしてこれからも遠ざかっていく


インコのひとりごと あれは世界の真理なんだみんなは知らない


ここは天国なのだという可能性を私はずっと睨んでいるよ


あまりにも多様で個性が溢れているずっとこのままであれ


痛みすら喜びだったかつては 人類が服を着る前は


蛇に唆された人類は 善と悪に染まってしまった


無限色の色鉛筆のように 僕らはただ生きていようね


誰かに「あなたのおかげで幸せになれた!」って言われたい


私の存在そのものが誰かを幸福にするものであってほしい


そしてそれは叶っている…私は誰かを幸せにできる存在



4日


悲しいね 死は悲しい 死への抵抗を捨ててはいけない


実体のない幽霊になると もう取り返しがつかないよ


肉体があるという幸福を思う 誰にも明け渡すな


記憶を信頼していないので 自分が赤ん坊を産んだか迷う


バイロマンス 仄かな恋心だけがありそれ以上はない


槇原敬之を聴くと体温が上がり 全てが大丈夫という気がしてくる


平成のあの楽観的で明るくて何もかもが華やいでいた感覚


全ての快感 思考が死にたがっていた頃もずっと感じていた


鶏肉をいくらでも食らえる 誰か歯止めをかけてくれ


野生動物みたいな目をしている人たちが生きているこの世界


あなたはできるんだよ できる、できる、なんでもできる


私達の未来は無限色で私達はなんにだってなれる


選び取る 私達にふさわしい虹色の未来を もう逃げ出さない


可愛くておっとりしてて思考派なのが私 最高にキュート


結婚は出荷だと思ってるだから自分を守るために傷つける


世界にたった一人だけの私 目眩がするほどのオリジナリティ



5日


人生に意味なんてないから自由に創造できるんだよ


意味というのは牢獄ってこと 君自身を解き放つんだ


薔薇園で今日も君が世話をしている薔薇が少し羨ましい


誠実さがどんどん育ってきている それはとても嬉しいこと


無花果のように君は笑う 賢き頭の鋳型を取りたい


ふつつか者ではございますがこの蛙めを使ってやってください


純粋な少年はその剣で彼女を助けた 義心を持つその少女を


君は真面目だよ 大丈夫、きっと全てが上手くいくよ


現実は不条理なものだから真剣にやりながら笑っていたい


恋とは愚かになることを決めること それはとても尊いこと


事務員 とても向いていると思うな 長くやろうね


私 きっと優しい愛ある人と結婚できると思うな きっとね


木目の部屋でゴールデンレトリバーと暮らすんだきっと


仕事はいつも緊張するけれど 結局は上手くいくんだ


クッキーを食べるみたいに趣味をする 気楽に楽しく


穏やかな生活、充実した仕事、楽しい趣味 それだけでいい


どんな美しい人もいいなと思わない だって私、永遠を知ってる


ネットはインモラルの温床 だから良識ある人は遠ざけたほうがいい


良識を軽蔑して蹴ったりする人のことなんて気にしなくていいよ


本当の愛 本当の敬意 本当の友情 全部心の中にあるよ


親友との楽しい高校生活を思い出して少し泣いた


これからも楽しいことが待っている 私に認識されるのを待ってる


ありがとうって言えることは幸せ 惜しみなく与えられている


気分良く暮らしているだけで誰かを幸福にしているんだよ



6日


ハローハロー僕達は地球に降り注いだ1グラムのアマテラス粒子


太陽は与えることだけを考えている 捕らえろアイツが心臓だ


金縛りってステキだよね 束縛されてるってことだもんね


因果応報はあると思う そりゃ出したものが返ってくるでしょ


ないないづくしだねつくつくぼーしだねほしほしほしいな


さすがに箱入り娘すぎる 道徳家の親に育てられた


親がやっちゃいけないって言うからマッチングアプリやってません


どんな人生歩みたいとかない とりあえず死ななかったらいい


とりあえず本さえ読めたらいいよ 現実って怖いよね


現実は常に私達を評定して何かを課してくる 正直言ってキモい


道徳もキモいし全部キモい みんな消えたらいいのにね


そう だからあまり思考には囚われないように 感覚を開いて


因果応報なんてうそ 全部運の要素が強いんだよね


あなたがいいというならそうなのでしょう その道は


こんにちは 小さな赤ちゃん そしてあなたを愛する人たち


夾竹桃が揺れている どこか異国のような雰囲気を放って


いつかすべての人に幸福を すべての感覚的な歓びを


「毎日何して過ごしてるの?」生きてるだけで幸せなので


行ったり来たりしているよ 振り子のように生きている


「人生」に正解なんて存在しない ただ日々の快楽のみを


真面目にやってもいいしズルしたっていいそういうもの


あなたを断罪する人なんていないよ閻魔様もいない


神様はいないと思う あるのはただ自在な物質のみ


文明が興っては壊れ興っては壊れ まるで砂場みたいだよね



7日


ねぇ、見てよ 愛ってすごい そこだけが煌々と明るい


すぐに嫌われたかも、って思うのは私が人を信用してないから


すごく人が好きなんだけど何を話せばいいか分かんない


もっとぽっかりしていてのどかで芝生がなびいているところへ


キリスト教なんて知らなくていいんだよ それでも生きていけるよ


友達と友達と私の元彼と結婚した人と今度遊びに行くんだ


はみられたと思ってへらへらしてそれから吐きそうになった


生まれた時に中程度だったら中程度の人生を送ればいい


どうやったら人生変わるか分からない変わらなくてもいいかも


私の罪は強欲 なんでも欲しくなっちゃうんだ、好きなもの


楽しいって気持ちがあればいいのかもね 何も持たなくて



9日


フラフラと歩いている スタスタと歩ける人になりたいと思う


自分との約束を守っていく 寝坊でかなり破ってるけど


博識の人間というポジションだった 小学生くらいまで


駅の柵の上のほうのあみあみ その向こうの真っ青な空


公孫樹並木を撮りに行った 黄色と緑色の斑だった


バンギャみたいな人がいて なんだと思ったらGLAYのコンサート


私の一眼レフはニコンで青色のカバーをつけている


私をたいそう大事にしてくれる人と結婚をするしかない


産毛を剃られた私の頬は 生身でよそ風と出会っている


広々とした部屋が格安で売られている 書庫を作ろうと思う


山登りをしながら語り合う合コンがあり 女性のほうが安い


神様はふつうにこの世で暮らしているとしたらロマンがある


まだ一度も生のミイラを見たことがない これからはあるのだろうか


他者の言葉 ずっと聞いていたい 貴方が生きている証を


どこまでも一緒に行けたらいいなって ほんとは思っているよ


「だめ」が多い子だね 大丈夫 がんじからめにならなくていい


会話の禁じ手をありえない量持っていてそれを踏み外さないように黙った


ほんとうは何もしたくなかったのだ美しい言葉の他には


嘘つくなよ 事実は曲げていいができるだけ自然に歩くんだ


公園には小さな子どもや犬が歩いていてそれだけで癒やされた


悪いことができない人生だった ことごとく阻まれた


妹のことをポッチャマと呼んでいる 原型はもうない


お笑いにならない日常を生きている あるのはただ充足のみ


電車の窓から見る景色は心をそっと洗い流してくれる


悪口を言ったことも言われたこともある そういう地獄


学生時代は苦行だった 何も楽しいとは思わなかった


USJのチェンソーマンのイベントにとうとう行けなかった


誰もあなたのことは見ておらず だからどこまでも自由だ


ヒーローになりたいよ 誰かのために生きてみたい


悪魔に追いつかれてムシャムシャ食べられることはないから安心して


生きることは戦うことなのかな きっとそうだね


たくさんの宇宙がこの宇宙にはひしめきあっている


祖先っているのかな いるかもしれないね不可視界に


ママ あそこは天国 僕達はいずれあすこに行くんだ


覇道と王道 覇道側の人がよく悪者にされている


いい覇道と悪い覇道 いい王道と悪い王道があるよ


王子様は隣国の王子様に恋をしている 手紙の代筆



10日


今が一番大切なんだ ここにずっといるんだよ、ずっと


地位も名誉も褒められることも捨てて ただ自分らしく


死ぬ間際までごうごうと燃える心を持っていたい それが愛で


善くありなさいというのは洗脳かもしれないけど、でも


善人も悪人もものすごく愛されている 神の国に法はなく


善も悪も含んだまま誰のことも傷つけずに生きることは可能


ものっそい悪人でそしてものすごい才能があるという不条理


あなたはあなたのままで愛されており それ以上何をしなくてもいい


何かを為さなければ愛されないというのは嘘なんだよ


親に愛されていなくても神からは愛されているからね


大事なのは心の中に愛があるかどうかなんだ他力ではなく


階段を上がってパーティ会場まで行きたいのに行けない夢


大丈夫な世界 それはすぐ側にあり 手を伸ばしてそれを掴む


子どもはあまりにも生きている 死を受け入れると大人になる


死の受け取り拒否をしていた いつまでも子どもでいたかったから


ぼわ〜んとした温い愛に包まれていた 学校にいる間も


心の中にはシンジとカヲルとレイとアスカがいてずっと話している


神がいるかは分からないけど いると仮定すると救われる


神がいるとするならば 全てを助け悪を懲らしめる存在である


キリスト教で神を信じ 仏教で少しでも神に近づこうとする


片方がそうなら片方はそうでないという単純構造ではない



11日


自分を蔑ろにしてまで人に優しくすると地獄に落ちるぞ


愛ゆえに地獄に向かった青年はまるで「罪と罰」のごとくに


毎日同じ仕事をしている それをぐるぐると繰り返していく


友達の私には見せない一面を知ってしまった後悔がある


スピリチュアルとは意味のないこの世への無理矢理の理由づけ


理由なく存在しているこの世界をなんとか飼い慣らそうとしている


無感動に覚えた家庭科の知識をまた覚え直す必要がある


自分が選ばれし人間なのだと思うことは若いうちでやめな


でも私達なんらかの役割があるよ そしてそれは自由に決められる


大人になったら子どもを守るために生きるようになるのか?


色んな傷つきがあってだんだんと心が死んでいく大人たち


たくさんの幸せを与えられたらいいね 意図しないところで


大人だってプリキュアになれる いや大人だからこそ


他人に悪意があると想定して怯えるのは普通に失礼


最初は自由だったのに 正解を覚えさせられてだめになった


物心ってなんだろう 自分の気持ちが分かることかな


淡い黄色のほわほわした気持ちを死ぬまで感じていたい


本当の自分は宇宙空間にいると思う 黄金のリング


髪の毛を伸ばしていつか長い三つ編みにするんだ女学生のような


少年少女の絵ばかり描いている 無垢の心を表現したく


相手を亡き者にしたいほどの愛ってまだ覚えがないなぁ


愛じゃない優しさは弱さの証だと思う 別にいいだろ


どこからか拍子木の音が聞こえてくる 世界が終わるのかと思った


海王星的にふわふわと生きている そして冥王星で運命にダイブ


星に引きづられて生きるのが一番楽だし楽しいね



12日


人間は偉大で天才で素晴らしく立派でできないことなんてない


人間のことをどう考えているかがその人の在り方となる


口ではクリエイターになりたいと言っていたが事務が天職


ちらっと働きたくないなと思うことはあるけどだいたいは働いていたい


AIが人間から仕事を奪うのだろうか? まだ分からない


とりあえずドラえもんが生まれてくれたらなと思う


あのね もっと優しく云ってほしいんだ できるよね?


友達のインスタの投稿が胸打たれる文章でなんだか妬ける


読書は他人に経験を肩代わりさせる行為であるなと思う


人生の上で経験しないと身につかないというのはマジだと思う


未成年の男の子の作った音楽が一千万回再生されてる


好きになる男の人みんな牡羊座である 男らしくて熱い人たち


心理学を勉強したくて数ページ読んで満足して閉じる


小説は長大な妄想である もくもくと湧き出てひらひらと終わる


つまり僕達の努力は意味のあるものだったと? そういうことかい?


人間を愚弄したらしっぺ返しが来る 無意識がそうさせるんだ


百均で買ったくまのぬいぐるみが少し傾いて座っている


ハンパなSF者だけどそれなりにこのジャンルを愛してるから!


心の底には竜星涼がいて にやにやしながら見守ってくれている


運でも因果応報でもなくて 全ては星の運行なのだ


海王星に住む人魚は定期的にダイアモンドの雨を楽しむ


ここにはたくさんのブックカバーがあり出番を待っている


私を作ったと思う小説を買い集めては保存している


私には事務の才能があるんだと思う そういう才能もある


嫌われるのが怖かったので わざと知らないフリして過ごした


回りくどく言わなくては相手を傷つけると思いすぎていた


自然に生きられたらそれでいいよね そうしたいよね


まだ観ていない名作映画を全て見ないと死ねないのです


堂本剛も宮舘涼太も竜星涼も牡羊座で 私はそういう人が好き


まるで離人してるみたいに話していた 自信がなかったので


好きな異性の星座を調べたら軒並み身内の星座だった


相手をアイデア装置くらいに思っているところがある、悪い癖


他者愛ゆえに闇堕ちする小栗旬からしか得られない栄養


高速道路を見送っている 父がいつも勝つ漢字クイズ


年がら年中遠くを見ているサンタクロースの置物


小池徹平は山羊座 岡田将生は獅子座 坂東龍汰は双子座


君は興味なかったろうけどね 僕だって生きているんだ


悪霊みたいな人とたまにエンカウントする あれはなんだ


ひとりぼっちでいることってそんな惨めですか? 変なの


変人と思われてたかもね だって私は特別製だから


誰からも必要とされてないけど ランタンのようであろう


薔薇の輪廻から彼女は解放されたのだろうか そうだといい


書いた漫画の上からラクガキされたのすっごく嫌だった


誰も私の感性にYESと云ってくれず ゼリーみたいな夕焼け


子どもの頃「お疲れ様です!」って云って無視されたことある


宇多田ヒカルを歌っていたら母から「その英語ほんと?」って云われた


今まで摂取してきたコンテンツが心で花のように咲き狂っている


嘘をつかずに生きていくと その人特有の凄みが出てくる


「女の子」を与えられているので「女の子」をやろうと思う


めちゃくちゃモテるのに結婚しない人 なんなんだろう


なんというか 私は人よりもAIに近いのではとか思う


自由で愚かであることは大事なことなんじゃないのか


チェリーボーイって堂々と云った男の子 元気かしら


友達夫婦の営みを想像してエッチな気持ちになった


全部内向の機能です! なんででしょーね! 知らん!!


決まりきった道を歩いているような気がする なぜか


道端に咲いている野花 青い空 踏切 走り去る子ども



13日


ぶっ壊してやる何もかも って思うことだけはする


「私のほうが可愛いよね?」って云われたことが二回ある


マウントする人ってなんでマウントするんだろう不安なのかな?


どちらが優れているとか そういうことって必要なのか


あなたがあなたのままでいてくれたら 他には何もいらない


マウント取ってきた人とも仲良くなれるIFルートがあった


僕らはみんな仲間で ほんとうは だから病まないで


右からやってくる、何かとてつもなく幸福な何か


思考を選ぶ? それとも感覚を? どちらでも大丈夫だよ


不安だと思考が発動する いや思考をするから不安になる?


ただ穏やかな波に揺られて運ばれていきたいそこがサマーランド


二重スリット実験は 感覚か思考か?という重なり方


巨大な何か溶鉱炉のような熱い、これは? 愛と呼ぶもの?


死んだら解放される それはそうかもしれないね


どんな未来が来てもかまわない どれも受け入れようとも



14日


もちもちの木 夜は静かに降ってくる 宝石を含んで


赤ちゃんの愛子様を「ムチムチだ!」と言ったので不敬罪かも


ほんとうの愛は口当たりが良く さらっとしていてあとに残らない


たくさんの人が生まれてやるべきことをやって去っていく


もっと賑やかで明るくて幸せな世界に行こう 行けるよ


これからあなたの人生には善きことがたくさん起こります


もうとっくに8人じゃないのにけなげにもエイトと名乗り続けている


画面越しに私と妹に似た赤ちゃんを愛でている母


誰に何を言われようとも 意見を変えなくていいよ貫き通すんだ


誰になんと言われようとも 生き方を変えなくてもいいんだよ


友達にいじわるをしてしまったことがあり それから私は暗くなった


罪を人になすりつけたりした 主に家族 だから私は罪人


苦しめば苦しむほど私に傷つけられた人は浮かばれると思ってる


もうとっくに許されてるかも それかどこかで恨まれてるかも


数知れない間違いを犯してきて それでもまだ私に未来はある


大丈夫 自分を許して大丈夫だよ 私ははじめから愛されている


これであなたの罪は全て贖われました あなたは自由です



15日


この世界はあらゆる世界が重なり合っており、自由に選べる


道を歩くことを楽しめば 楽しい人生のできあがり


正しさよりも明るさや優しさがあれば僕はどこまでもいけるだろう


認識を正しく持つことを父から教わった 知恵の道


知恵は父から 慈悲は母から学び…まだ完成していない


たぶん何もかもが面白いという認識はありうるそこへ行く


穢れなき乙女とか好きだよね男の子って 綾波レイとか


全てを薙ぎ払ってでも前進する赤ちゃんだった


歯がない赤ちゃんは何者も傷つけない そういう無垢さ


生物である以上 何かを傷つけなくては生きていけない


六道は確かにある 異世界だけではなくこの世にも


五感が楽しくないという状態はいとも簡単に戦争を起こす


挨拶を挨拶をするのじゃ若いの それだけで徳が積める


成長を期待されると青筋が立つ感覚がある 成長したくない


なんというか 人間ってもっと生物のままで愛せませんかね


能力ではなくてその人自身の存在を愛する ということ


どんな悪党も その母はその人を愛しているという世界


どんな悪党を憎んでも その憎んでいる本人が醜くなる


どんな悪党がいても その人の仏性は尊びたいと思う


綺麗事かもしれないね そうだけどそうじゃなくなってほしい


人以外の何ものかだったので コミュ力最弱だった


延々と頭を音楽が流れている 音楽の妖精みたいなもの


ぼーっとした子だったが 言葉の力に長けていた、幸いにして


おっとり屋であり 何もかも遅かったがお勉強には向いていた


それはそれとして興味があっちこっちに行くので研究者は向いてなかった


友達と一年同じクラスだったの忘れてて悔恨の念に耐えない


桜 あまりにも欲がなさすぎて怖い 日本人の感性


ダンダダン面白すぎて観終わったあと虚無になる


理解は水 慈悲は火 絡まり合う二つの要素 こんにちは



16日


好きな子に「親友じゃない」って云われて傷ついた記憶


カヲルくんに「硝子のように繊細だね」って言われたいな


過去のことあんまり覚えてない ふわふわとしている



17日


大丈夫 私達の人生は明るい 素敵なことばかり起こる


小さな白い犬がこっちにやってきて親しげに耳をぱたぱたする


愛ってもっと激しいものかと思っていたけれど 意外と静か


冷静って愛だと思う 陰と陽どちらも含んだ静寂


たとえば コップは陰 鉛筆は陽 カーテンは陰 ロケットは陽


知識のためだけの記憶は別に愛ではない 論破の道具


もう永遠に論破はしなくていいよ もう封印だ封印


恩田陸さんのような開かれたエンディングが僕達にも



18日


七実お嬢様が一番感情移入できる 男の肉親への入れ込み方


「あれ、なんでこんな下衆いこと考えてんだろ」と物心ついた瞬間


キャンディキャンディみたいなコミュニケーションを取る人


なぜか破滅的な運命に引きずり込まれる少年が好きである


ついにKinKi婚に行けなかった 会員の期限は切れてる


人生って不思議 自由なようでもあるし決まっているようでもある


マイペースに毎日職場で文庫本を読んでいる、幸福


ほんとはずっと本だけ読んで暮らしたかったなと思っている


折り紙数枚を支払ってくれたら この作品をあげますよ


文庫本を包むブックカバーに刻印された鳩サブレみたいな鳩


自由奔放な美少年が良心だけは裏切らないの好き


もしかしたら誰にも選ばれないかもしれないという自由


赤子のぽんぽんの中にはね たくさんの桜がひしめきあっている



19日


人見知りする同性へのなんとなくのフェティシズム


輪に入らなくていいと知ってからの私は正直無敵である


動物なので 無駄に群れる必要などなく ぼけっとしている


すごいスローモーに生きている それでもそれが最高速度


こう、そうじゃないと!って掴んでるものを離せる美


役立たずでいるって大事だと思う 動物は役に立つために生きてないので


目標は植物のために二酸化炭素を排出することです


わやわやとリフォームの準備をしている そこかしこで破る音


わー人間嫌いってコトがバレるよ〜別にいいんだけどね〜


気を抜くとすぐに他人怖いになるので、落ち着いてね


ちょっと気に食わないと内心ブチギレる人類をやってます


孤独 楽しい 孤独は栄養 心の栄養 うふふふふ


なんだろう 顔見知りが接近すると緊張するのやめてもらっていいっすか


おとなしいタイプの人類をやっている 会話に正解はないお


「みんな一人じゃないのに!」ってのはもうやめたんだベイベー


もこもこの真っ白い上着のこと「もこちゃん」って呼んでる


一人って寂しいのかな? そう思うならそうなのかもね


それが自然だったのでわやわやの中一人でぽけっとしていた


宇多田ヒカル最果タヒ穂村弘ヘップバーンジュペリエヴァ


綺麗な女の人に話しかけられて「美人さんだ〜」ってなった


女性専用車両には女の人だけ〜あたりまえ体操〜


独りになるのが本能的に怖い なんか攻撃される気がする


完璧に何かを遂行したいみたいな気持ちが恐怖を生む


人を殺す人を祭り上げるの みんな本当にヒトラーでいいの?


とりあえず該当する方はハンナ・アーレントを読みなさい


抑圧された怒りが暴走したのが過去なのでもう抑圧しないぽん


一人暮らしが近づいてきたので無駄に父にちょっかいを出す


褒められたり親切にされると内心フリーズしている


私ってなにを還元できてるんだろうね? ほわほわ?


木こりと妖精が結婚する話いっぱい読みたいな


他人も私みたいに簡単にキレると思ってるでしょ


私が短気なだけであって たいていの人はもっと気が長い


あまりに「中心でキラキラ!」を目指しすぎている


正確に言えば私は一人でぼけっとしがちなおみそちゃんである


そして私はおみそである私自身をまだ受け入れていない


本来的には教室の片隅で本を読んでいるタイプの人類


たぶん孤立型なんだと思う…それはだめだって云われたけど



20日


何事もなく生きられていることへの感謝 本当にありがとう


自分が自分でいられてそれを誰にも揺るがせにされないということ


モブキャラかどうか以前にこの世界は物語ではない


できるだけ楽しいことを毎日考えていなさい それが薬


喜びばかりが訪れる それが天国なのかもしれないね


心の中であの日の公孫樹並木が静かに揺れている


神様に手を引かれて秋の小道を行く この先は泉がある



21日


なんらかの知識が私を幸福にしたことはただの一度もなかった


慣れない仕事でメンタルやられかけてた私を救ってくれた先輩(ご本人の自覚なし)


福本莉子ちゃんまじで可愛すぎる 視線がかわいい全部かわいい


「オレ知ってるんだぜ?」になんの価値もないことを知る


愛は穏やかで目立たず静かですごく地味に見えるよ


友達に「おとなしい子」って思われている そうなのかな


会社の人 みんな穏やかでたぶん天使か何かだと思う


男性アイドルを語る時より女性アイドルを賛美するほうがテンション上がる


悪い気が寄ってきたら「あっちいけ!」って言うんだよ


矢印は常に外側に向いている そして外側を楽しんで生きている


他者と話すときは他者に矢印 一人でいるときは自分に矢印


寝る前に友達のことを想像して「友達はそのこと知らないんだ〜」ってやるやつ


そういえば生まれてこの方友達と猥談したことないな


純粋培養だと思われていた可能性はある まぁそうです


そもそも女子は猥談なんてせんのよそんなお下品な話(?)


ずっとほかほかな朗らかな前向きな気持ちで生きていける



22日


上から踏むとブリンバンバンボンって鳴るおしり


ほわあってしたテクスチャの底から湧き出る桃色と紫色


宇宙にも雨は降り注ぐらしい たくさんの花 たくさんの海


切りつけられた 侍に 私は夢の中で人を殺めたことがある


時間は過去と未来と現在とコンビニに流れるって知ってる?


忌々しい きっとみんなは知ってるのに 僕だけ知らない


黒くてほわほわの髪がだんだん伸びてくる そのうち地面につく


パパとお話しているとなんだか子どもが現れてくる


強がりでなくフツメンでよかったなと思う 羨まれないから


灰色のコートを着て紺色のマフラーを巻いている、王子様みたいに


キラキラの宇宙にあるたくさんの飴ちゃんの連なり


YES,IAMぷりてぃーちゃん! まんまるの光


ビルディングの一角だけ真っ白な光に照らされており


ハリネズミがうにょうにょと走り 針がテラテラと光る


光を濾過していく 僕が看過してしまった風景ごめんね


ボヘミアンが歩いている ゼリーのオアシスの前で眠る


イカロスは墜落したよ でもぷよんぷよんのパパのお腹で助かった


世界は無音であり 全ての表象は何も語らない 音楽は流れる


人が美しいというより 多様な人が協力し合ってるのが美しい


かわいい=内在 かっこいい=投企的 やっぱかっこいいだな


いかいかすしすしいかのおすーし 明日廃墟行かねぇ?


なんかすごく人工的でかっこつけた文章をめっちゃ書いてる


オートセクシュアル いつも硝子に映った自分を見る


推しは男女関係なく手広くいる 芸能界にも身近にも


女の子はドールみたいな子か王子様みたいな子が好き


男の子は小さくて声が高めでどこか華奢な感じの子が好


教えてくれはる先輩はみんなのパパみたいな人です


不自然になっちゃうかも!って思ったら不自然になるね


不定形の生き物だった思春期 ちな思春期は最近まで続いた


悪者という人間がいるというより不健全な段階にいる人類なんだと思う


でも犯罪者に共感はできないよね…いやまぁ動機による


統治者は庶民→武人→文人→商人って替わるらしい


ユーマって脳内に住んでいるのではなかろうか 概念だけの生き物


誠実で言い換えと普遍的真理だけ投げ返す、これが会話の極意


夢中にならないしなられない、そういう独立した星である


無自覚だったけどよだかの星にめっちゃ影響されてるかも


あらゆるものを傷つけなくては生きてこれなかった、かなしみ


全ての人は罪人である そして堂々と生きていていい


どんな人間も等価値であり どんな星も等価値である



23日


世界は影絵のようなものであるという ならば本当の世界とは?


人は認識したものしか認識することができないという限界


他人がスワンプマンである可能性はあるが人間として付き合う


いかめしいタイプの人類なのでできるだけ哲学をやる


認識の鋭さを持ちたいと思う 認識に対して誠実であること


実存は本質に先立つ それって祝福じゃないのか


全ては過去であるような気もする 全てが造り終わったあと


できないなんて幻想だよ ほんとはなんでもできるんだ


人間はした行為に対してその責任を負わなくてはならない



24日


黒巻き髪の哲学歌人は古典ばかりを読んできたという


攻撃してくる人を許すのは優しさではなくて弱さです


夢に出てくる人たちはどこかの世界で生きているのかしら


神様がいる人にはいるし 神様がいない人にはいない


なりたい自分になっていけるのは今の自分を受け入れてる場合


あまりに強い愛を彼からは感じる その炎で全てを生き返らせる


自律的に歩いて何もかもを手に入れる そういう女に私はなりたい


祈りは必ず叶う そう信じて生きている いつかかならずきっと


夢を見ている 僕はママンに愛されていたの いついかなる時も


悲しみはしとしとと降る 心の中に 懐かしい思い出


全てが懐かしい そういう世界にいる みんな本当にありがとう


見えなくなってもそこにいる 手には触れられないけれど


全部ハッピーエンドに繋がっているよ 信じていよう



25日


あいつは俺の告白を最後まで聞かずに出ていった インクの染み


少しためらって頬に触れた 瞳から光が放たれた気がした


夢でならお前に会えるのだろうか 境界線を越えていく


もう二度と会えないかもと思う 冬の欠片が落ちている


真珠色したワンピースを着たお前が遠くで笑っている


ここは広野 全てが還る場所 あなたの涙も蓄えられている



26日


JPOPの歌詞みたいに柔らかな言葉を常に話していたい


かんたんな言葉で本質を突くという美しきムーブ


恋愛なんて甘美で素敵なだけじゃない あんなもの


人間は言葉である前に人間なので泣いたり笑ったりする


人間の人間の部分をゴリゴリと削ってロボットになろうとした


何かに向かって頑張るが本質的に向いていないと思った


子どもみたいにわけわからん言語を話せるままでいたい


ほにゃほにゃをそのままお出しする そういう職業


電車の中に壊れている人がいて悲しくなった冬の始まり


私も壊れてるんだよ 壊れていないふりをするのが上手いだけ


あまり有益なことが言えない 山の麓をうろうろしている


散歩のような人生 何も成さず 何も追い求めないという


これは脳のせいなのだけど ずっと同じところをぐるぐるしている


許婚が亡くなり花嫁になり損ねた女は花に狂ったという


洋燈が揺れている 少年は巨大な図書館の奥へと進む


あなたには生きていてほしかったと画面に縋りひた泣く


歌集を作る日数を考える 一ヶ月は必要だと思う


赤い縄に囲まれて 男雛のような美貌の君の瞳が濡れている


月影がわらわらと動いていく 子どもらが笑っている


ここには昔楽しい小路があったのです 独り佇む


敵をばっさばっさと切り倒す 君はつくづく戦士であるよ



27日


ユングとか象徴とかに興味があるのに未だに学んでない


私は魔女適性があると思う まぁ空は飛べないのですが……


寝ている時に翌日の反応を作り 起きてそれを追体験する


どこまで行っても脳内ワールドが楽しい 脳疲労はする


音楽とイラストレーションがひしめき合う世界である


赤髪高めおさげの魔女っ子である 世界は彼女のもの


私はタロットでは棒の王女であるらしい タラリラ


女帝なんだと思う 下僕を雇いたい私にゾッコンの


ポストアポカリプスの世界を飛ぶ魔女 水色で、誰もいない


気さくそうな男の人に「めっちゃ雨降ってるらしいっすよ!」と


外に出たら止んでいて「やったー!」っておっしゃりながら去っていった


「この人と結婚したいな、でも既婚者だろうな」と何回も思う


ジュディに憧れたシンデレラのような気がするよ


まあでもそう言いながら私は短歌で成功を収めちゃうんだ……


死ぬまであと21000日あるらしい 何をしようかな


単純計算すると死ぬまでに短歌を30万首詠めるらしい


「ぷゅあ」な幼児の心で生きている お仕事はしてるけど

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歌集 はる @mahunna

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