2024年 4月
ちっくたっく 時間は止まらない 青春を刻む
おちおち寝てさえいられない あいつの失恋話を聞く
弦と弓の間から流れる音楽を 空気に溶かしてゆく春
名前を忘れた音楽をふいに思い出す 僕らの温かい時代
男の子の気持ちのほうが分かった 青い春の共感の糸
ピンク色のふりふりの洋服を着ていたかった思春期は去った
愛さえあればよかったの? 神様、ねぇ答えてよ 小鳥と遊んでないで
村に残って家庭を築く人たちを もう関係ない人たちとして見ている
ひらひらと記憶の鱗片落ちていく あれは海 私達の故郷
この世界には明るく素晴らしいものがたくさんある 一つは友情 僕らの絆
愛らしき顔をほころばせ走ってくる 子どもを抱き上げる親の笑み
いつかまた会えるかしらそれともずっとお別れなのかしら 僕らは交差する星
インマヌエル 星は揺らぐ 僕達の救い主は心の中に
愛している あなたのためなら命だって惜しくない 十字架にキスを一つ
国教にも邪教の時代はあった 螺旋階段を上がっていく
罪人と落ち込む必要はどこにもなくて ただ星だけが見守っている
つづら折りの道を自転車で下っていく 僕ら生まれてきたよ
地球という卵を割ってみてもいい そこから生まれるひよこがいるよ
僕達の発言全部をミックスしてキメラを生み出す覚悟はあるかい?
折り紙を折って飛ばして受けとめて 君といつか会ってみたいな
若葉色の町を歩いていく 君と会うために 牧歌的なピアノが聴こえる
クリスタルの耳飾りを光らせて あの子の結婚式に出たかった
目一杯使うよ大きな画用紙を 妹と怪獣バトルをするんだ
本当は言葉なんてそんなにいらない 黙々とデスクに向かう
ふわふわと飛んでいく風船を見上げ気づく今日は晴れだ
不安を手にとってちょんとつつく それでも人生は不安なもの
君届のくるみが好きという妹 複雑な感情はアクセサリーで
赤ちゃんの動画ばかりを見ている母 母性本能の受け皿がいる
オカルトの動画を上げる女の人 就活でぱったり見なくなった
オラついた言葉を放つ先輩の 凛々しい背中を追いかけていく
集中して仕事をしたいなと思っている ぼけっとする時間をくれ
Wednesdayの二期をずっと待つでもなく待っている春の毎日
愛してる君の指先のメロディをぱくりと食べてしまいたいな
花輪を編む 白い花がこぼれる 僕達は眠っているの
天使達が見守っている子どもたち 砂の城へと駆け出していく
はんなりときらきら君が笑ってる 白く続く道を歩きながら
誰にも褒められない自由を生きる 期待は自分に対してするんだ
バケモノを飼い慣らしてる僕達は 天使の面だけで会話する
君とならどこまでも行ける気がした 宇宙の果てまでも
宇宙はにぎやかなところ 僕らを包んでいる ひとつぶの雫
緩急がゆるやかに私達の体の脇を通る きっとまだ巡り会えていない何か
空気を伝ってやってくる音 鳥の声、木の鳴る音、猫の寝息
土タイプの人間ゆえ 建築会社と不動産を経験しました
言葉を追いかけて眠る テキストメッセージだけでできていない世界
桜は短いからいや 半年は咲いていてほしい その方が楽園感ある
からからと鳴る この世界の明るいところ ずっとそこにいたいね
どこにいたって君は君 そして僕らは楽園を目指す
狐と狸は仲良しで 化かしあいっこして遊んでる
そう、あのね どんなにひどい目にあって泣きそうになっても恨まないでね
小さな悲しみを思い出しては悲しんで 宇宙は過酷 楽園はどこ
絶望を溶かして飲んだ ホットココアはただただ甘い
どうしてもこの世界は遊びだと思えない不器用な人
耐えることをやめて遊んだ 輪になって歌った
痛みを感じることが快楽なんてうそでしょう 愛っていたい
切り刻むレタスをもらったあんこう鍋 君となら食べられる
ぽぬぽぬと歩く 専門性が人の価値なわけない
働きすぎ 急ぎすぎ 見栄張りすぎ どれも寿命を縮めます
説教タイプの人間ゆえ うざかられるのが人の常
おこりんぼ 不安症 芸術家 三人の脳内会議がやがや
感情があまり外に出ない人と感情があまりない人は違います
小さくて穴だらけでかくかくしてる そして甘くて柔らかくて温かい
ださい芋臭い女の子でした それでもよかった かわいかった
可愛くなくても人権はある どんなにひどい人にも人権はあるよ
あどけない ぷあぷあとした流れの中で 人が行き交う行き交う
愛のある里に帰っていく どこもかしこも眩しくてきれい
あったかい水を被るよ もんにゃりと明るいところを下っていくよ
いじめられた男の子は大きくなって世界を変えるという復讐をした
おばかでもいじわるでもへんでも 生きていていい世界はここだよ
もにゅもにゅとまあるい世界が廻ってる 今日もありがとここにいるよ
宝石を食べたあの子の心は 凍ってしまったよ 風の噂
たんぽぽを浮かべて遊ぶ子どもたち 僕らの歌よ届け世界に
ふうらい荘 気に入った住人を取り込んで 部屋を移動させて遊ぶ
石英を拾って透明のケースにつめる 幾つもの光 幾つもの笑み
鬼ごっこ すぐタッチされるけどかまわない じゃれあうことの楽しさを知る
泥団子 こねて作った少し光る すぐに消えるものだからいい
コラージュを作る 雑誌を切りちゃちゃくる 好きがつまった世界ができる
字を覚え 作ったコラムに書いたこと 「TV見て独り言とか言うよね」
人生は複雑怪奇 ひっついたり離れたりして生きていく 粘土みたいに
鉛筆で豚が主人公の漫画描く いつも怠けている豚の糸目
お姫様のドレスばかり描いていた 狂気のようにリボンを並べた
前世から結ばれている男女の恋愛小説を書いていた日々
真っ白な絵本に精神世界的な物語を展開していく
遊び 生きることも死ぬことも 苦しむことも泣くことも
神様はお暇だったのかしら ガラス棒で宇宙を作った?
若いとは極端ということ 真っ直ぐで荒っぽい道を歩く
幸せは本人の感覚に依る どんなに真っ暗な道だとしても
どんなことも貴方の思いのまま 安心してお過ごしください
一つとして意味のないことは起こらないの 無駄そうなことこそ愛で
マツケンサンバのあの何もかも忘れさせるエネルギーを浴びる
バイブスを上げろ幸福に突入せよ 何もかもが君の天下
大学時代に気づいた 何もしないことが幸福であると 休息も必要だと
眠ってる時に何か口走らないか たまに気になってどうでもよくなる
勉強熱心なのが私 プールに浮かぶひよこの人形
甘やかなふんわりした人間関係を結べることのありがたさ
はったりとごまかしだけで生きてきた 何を目指すか考えないまま
エネルギーと遊ぶ場なんだね この世界 踊る阿呆と相成りました
踊ったらちょっとは楽しい 歌ったらめっちゃ楽しい アゲのバイブス
正しさは変わるだったら楽しんでいようと鼓舞する般若心経
ちゃんとしなきゃ病から回復しました それから遊んでばかりいる
仕事も真剣な遊びだと思う わらわらと交差する色とりどりの
にぎやかな世界で笑い合っていよう そうすればそこが天国
黄色とベージュの家で押し包まれている 安全の感覚
文字だけで楽しくなろうっていう縛りプレイ 幸せを制限する遊び
物語は迂遠なの 過程を経て幸せになるの 苦しむことに意味なんてない
オチもなく起伏もないただずっと幸せ そういう世界
言語思考 映像思考 体感思考 みんな幸せになったらいいな
音楽と画像ばかりが思い浮かぶ 自我の牙城を侮るなかれ
逆境の中でも好きを貫いて愛してくれる人たちがいる
心貧しき人は幸いなれ これって自我を放棄するってこと?
自我を捨てた白さん 自我で苦しむことを選んだ朔くん
「癖っ毛の令和の昭和の女の子」母の私へのキャッチフレーズ
毎日を創造してる私達 ほんとは全部驚嘆すること
ごきぶりも母には愛されただろう 潰すときのあっけなさと、し
君もまた孤独を抱えて生きている 最終的に消えるのかしら
簡単に人は人を嫌わない はじめましての印象を引く
怖がりの母と子なので絶叫系は乗らない そう二人で誓う
境界線は一人分の長さだよ それ以上になるとぼやけてしまう
どんなに長生きでもいつか死ぬ ならば楽しく生きようじゃない
僕達は 心酔するために生まれてきたの? 一人ぼっちのくま
月の裏側に棲む生物は たこのように違いないんだ
死にたくないから生きているわけではない 受動的生からの卒業
願い事はなんでも叶うこの時代 ロミオとジュリエットは存在しない
ハッピーしか実存ではない絶望はまやかし そう心に決める
君たちに言えることは何もない たくさん食ってたくさん遊べ
誰かから縛られることを望むなよ 君の命は君のものさ
金髪の美青年が恋人と向かう先は薔薇の東屋
勇気出せ 勇気が扉を開くのだ そう決めて椅子から立つ
あっち向いてホイ やっぱり彼女の方を向いたね、僕の勝ちだ
女の人が抑圧されていた時代 たくさんの祈りが空に満ちた
もっと生きたかったという人がたくさんいたのほんの数十年前
運命は超えられるそう信じてる 人類史はそういう歴史
ライバルという存在は得がたくて かつてのその子は結婚をした
私達は豊かで色んなことをする 一人として替えが利かない
圧倒的な真実というものがあるわけではない ささやかな愛があるだけ
本当のお母さんは痛がる子の手を離した 世界が回る
憎い人の話をするとき人は醜くなる 愛を掴み取れ
マキマから悪意を抽出して出がらしを身にまとう これでいいな
あの子が太陽なら私は月 そういうテンプレをやっている
目的を持てば人は変われるの 能動的な道を歩く
黄金の道の真ん中を歩きましょう それだけが王道らしいですから
きっとまた会えるよねと思った友達と ピアノを辞めてから会えてない
自主学習をやっているいつか何かの役に立つだろうと 紙の鋭さ
目的があるはずなのだが忘れてしまった あるいは閉じ込めた
パンドラの箱を開けよう私ならきっと全てに対処できる
《心》
最初しか楽しくない そういうことが飽き性にはある
尊厳を大切にしなきゃいけないよ そう心のお爺さんは言う
どんな心もどんな感情も大切で 守っていく必要がある
流れ星すべての人の願いを乗せて 地球をかすめる
勉強をする必要はあるのだけど 本当は自分の心を知るのも大事
悲しみを押しやってはいけないよ 大切に守り通してあげて
飛行石 指の隙間から漏れ出る光を少年は食らった
藍色の心の中の父の部分 それは理性 そして斜め
おじいさんの父を見てみたいというなぞの欲望
犯罪者は見えない流れでそう変貌するの? さらさらとした川の流れ
宇多田ヒカルの流れる世界で 見えない愛のかたまりが横切る
白と虹色の世界 ただ平和が通奏低音としてあるせかい
遊びをしているの僕達は 死のあるこの世で生きていくこと
無害の思考と行動 世界を変えてしまえる 走れ光に向かって
老若男女に流れるフォース 戦うことのない戦士たちよ
誠実性はまだ育つ まだまだ育つ 真っ直ぐ伸びていく
ぼうっとした愛 私を気にかけてくれた人たちの それを忘れないでいよう
光と影が揺れている カァテンは丸く戯れている
ふざけるな 貴方を傷つける人から離れなさい それが尊厳ってものだろう?
貴方を大切にする人たちの元で安らいでいたらいいよと囁く小鳥
たくさんの愛ある人の中にいて 彼らの幸せを祈っている
私が幸せでいられますように 貴方が幸せでいられますように
白い世界から全ては生まれてくる 不可視界に佇む男
薄く剥がしていく 燃やしていく 私を縛っていたものたちを
人間を辞めてみてもよかったんだ でも君が悲しむからね
ひとしきり無力な存在ごっこをしていたの けっこう楽しかったな
真ん中に穴があるよ 吸い込まれ消えてしまったあの子の命
私達ほんとはなんでも作れるの それに気づくまでに20年かかりました
真っ白なボートを漕いでいくひとの 横顔をずっと見つめている
愛されるよりも愛したほうが幸せで 対象は人でなくてもよい
赤色に染まったビルは真四角で 全ての光を受け止めている
一日が今日も終わる ツァラトゥストラの課題をちゃんとこなせたのかな
理由がなくても存在していていいんだよ たんぽぽが揺れている
生きる意味なんてほんとにないんだな あってもよかったんじゃないの
仕事をあえてゆっくりやっている いつか怒られるかもしれない
怒られてもよかった 褒められなくてもいい そうして僕らは自由になる
許されてここにいるの僕達は 生殺与奪は神が握る
神殺しは静かに行われ 神の死体は水葬された
いいことを毎日してるはずなのに辛い やっぱりやりたいことをやるべき
考えて楽になる人と辛くなる人がいるよ 後者は考えないで
辛いから考えて脱出する人と 考えすぎて辛くなる人
許します何もかもをそう言って 彼は湖に体を預けた
最近の趣味は病むことこの世界はだって理不尽なんだもん
年頃の男の子は女の子の名前を連呼しないはず
私の意志に従いなさい、世界 本当に私を愛しているのなら
当然のごとく愛されると思いがち ってかそうじゃないと生きるの辛くない?
猫が入りぬける 道を横切る おじさんがそれを気にしている
龍を殺しなさい 真に自由になりたくば そう命じる女神様がいる
コントロールしたいとずっと願ってるこの世界は無規律すぎる
この世で好きな夢を見る方法がある 紙に書き出すんだ
どうやら未来は決まっていないらしい 選ぶ権利はこちらにある
立ちながらご飯を食べることをやめたいとずっと思っている
この世界はコントロールできない ただチャンネルは変えられる
怒りに支配されたら 戦争が悪化する未来にたどり着くのでは
絶望をする必要はない 未来は変えられる思考を変えるだけで
どんな未来が来ようと僕ら前を向いていよう 手を繋いでいよう
待ってくれ 君の命は終わってない まだ先があるんだ それを見せて
キラキラと砕ける宝石の人間は 救われることを待っている
インチキを生業とするものを愛している白鳩が小首を傾げる
愛はシンプル 全ての人間が死に絶えて 砂となって降り注ぐ
嫉妬とか裏切りとかしてる暇ないよ だって時間は限られている
黒い箱から出て彼は太陽を見た ここは最初から晴れていた
愛がなくては 命はあまりにも耐えがたい 苦しい気持ち悪い不快
自分を信じていて 愛はそこにいる 君を待っている
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