１　死体は桃の薫りの揺蕩う中に

２　宵闇の邂逅

３　もう一人の鈴花

４　美貌の宦官のご所望は

５　土下座でも何でもして、許しを請おう

６　いったい、わたしの何を見た？

７　こんな豪華な食事、生まれて初めて見ました！

８　洩らせば、口を縫いつけられると思え

９　夜更けの来訪者

１０　まるで、悪い夢の中に迷い込んだようだ

１１　よく、見てくれた

１２　絶対に、姉さんじゃなかった

１３　私に何をさせるおつもりなんですか？

１４　しっかり見るというのなら、連れて行ってやらんこともない

１５　針のむしろに座るような心地がする

１６　鈴花は見ても平気なのかい？

１７　会いたいと思っていたんです！

１８　あんたなんかが珖璉様の侍女になれるはずがないでしょう!?

１９　泥棒なんかじゃありませんっ！

２０　どうなってしまうんですか……？

２１　真夜中のかすかな声

２２　布団よりも固くあたたかなもの

２３　蘭の花の名が冠せられた妃

２４　陛下からお言葉を賜ってはいないかしら？

２５　まさか、わたくしに隠し事なんてしないでしょう？

２６　秘められた本当の名

２７　かすかに聞こえた子守唄

２８　今日のことは早々に忘れなさい

２９　打ち捨てられた妃

３０　まさか、牡丹宮に招かれるなんて

３１　皇帝の疑心

３２　牡丹妃への呪い

３３　お前の他愛のない話は心がほぐれる

３４　見つかるのは禁呪の手がかりではなく

３５　そんなことを聞いてどうする？

３６　嫌な予感がひたひたと胸に押し寄せる

３７　何があろうと、わたしがそばについている

３８　《気》の色が見えません……っ！

３９　まるで、己の身で償わされるかのように

４０　覗きこむ黒い影

４１　……試してみるのか？

４２　なかなか、興味深い話をしているな

４３　この想いに気づいてはいけない

４４　すまない。聞かなかったことにしてくれ

４５　お願いしたいことがあるんです……っ！

４６　この程度の悪口なんて、胸が痛みすらしない

４７　住む世界が違うのだと突きつけられる

４８　ただ一目、笑顔が見たい

４９　『十三花茶会』の夜

５０　心の中で嘲笑う声がする