星に呪われたこどもたちは、人ではいられない

星のうたは、いつしか呪いをはらんでいた。

聖術師は次々と倒れ、聡明な兄も例外ではなかった。星に呪われたこどもたちは、人ではいられない。事態を重く見た、時の管理局は、鳥籠に僕らをとじこめた。

「……浄化装置になるよりは、マシさ」

力なく兄が笑う。白い指先に宿る黄水晶が妖しくかがやいた。


2022/8/11

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