流星雨が降る夜は、星のささやきが街を満たす

流星雨が降る夜は、星のささやきが街を満たす。落ちた衝撃で欠けた星を集めるのは最下層のプロトタイプの仕事だった。かけらは、そのまま彼らの燃料となる。

「人間が生きていた頃は、水が降ったらしいよ」

冗談だろう、と友が笑う。

「お伽話さ。水なんて浴びたら壊れるだろう」

「水に強い核なのかも」


2022/6/8

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