僕が、"君"のことを、あいしているとおもうのかい

「ちがう。それは毒だ」

アズライトの声が遠のいていく。星の煌きはじわじわと核を侵食する。

「僕が、"君"のことを、あいしているとおもうのかい」

地に伏したブルークォーツは、友を見つめ、口端をあげた。

「ああ、もちろん。アズライト、君は、僕の一番の友だちだからね。ずっと一緒にいたじゃないか」


2022/1/28

結晶庭園

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