💔実験★動物★反逆★日記💔 世界を裏で牛耳る榎本 毅の魔科学人体実験研究所の実験体のオレは、仲間とともに、闇を暴いて、真相に迫り榎本をコテンパンにやっつけ、ミルカと幸せな日常を取り戻す(/・ω・)/!
12 吉兵衛さんが、総資産20兆越えの大金持ちだなんて知らなかった。よし、街に帰れるぞ!!!
12 吉兵衛さんが、総資産20兆越えの大金持ちだなんて知らなかった。よし、街に帰れるぞ!!!
「一体、どれくらいの資産があるのでしょうか。」
「確か、五年ほど前は、20兆だとか、何とかいってた気がするね。今も増え続けているんじゃあ、ないかなあ。」
バケモンだ。
世界長者番付の一位でさえ、100兆程度だ。
ま、もっと資産があるのかもしれないが。
20兆あれば、国がつくれる。
結構な国がつくれる金額だ。
ステルス
考えてもみれば、世界を裏で
吉兵衛は、本気になれば、小さな国の一つ簡単につぶせるだけのお金があったのだ。
なのに、
「確かに、別格ですね。信じれませんが。」
「はっはははは。僕もびっくりしたよ。冗談じゃあ、ないのかなあ、ってね。だけれど、施設をつくるとき、膨大な金をなんの
30億か。いかれてる。
「30億だったが、いまじゃあ、1兆円ほどの、価値のある施設に進化したのだよ。」
1兆。
世界中の金持ちが、治療をのぞむ、上流階級の
「おい。何を二人で、
吉兵衛は、僕たちの話を盗みきき、していたようだ。
吉兵衛さんの、産まれた家について気になった。
「吉兵衛さんは、どこの、大金持ちの家に生まれたんですか。」
少しの間を開けて、吉兵衛はいった。
「
機密事項か。
信用されていないのか、どうしてなのかはわからなかったが、吉兵衛さんは、決して、自分の生まれに対して、詳しいことは教えてはくれないようすだ。
「ま、仕方ないか。誰にだっていいたくない、ことはあります。」
「悪いな。秘密は秘密じゃ、儂と儂の一家のな。」
口の堅いところでは、しっかり、堅いらしかった。
吉兵衛が、話おえると、得手ノ坊さんは、言った。
「どうするんだ。明日には、帰るのか、帰るんだったら、もう、目隠しをして、耳栓をつけ、手錠をつけて箱の中に入ってもらうぞ。少し怖いし、心細いだろうがな。」
「はい。よろしくお願いします。」
僕は、箱の中に入れられた。
何もみえなくて、何もきこえない、匂いもない。
あと何時間、箱の中にいればいいんだろう。
時間がわからないように、バスが出発する時間さえわからないのだ。
箱は強い
施設の中が、何時なのかもわからなかった。
今の私には、太陽が昇って降りるという感覚が欠如していた。
箱の中は、真っ暗で、心がおかしくなりそうだった。
お腹も減ってきた。
腹が減ったなあ、眠るにも、コワくて、警戒心が解けず、寝付けなかった。
どれくらい経っただろう。
箱が開かれ、手錠が外され、目隠し、耳栓がとられた。
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世界長者番付・・・金持ちランキングのこと
ステルス爆撃機・・・ステルス、つまりレーダーから感知されない機能を持つ航空機で、爆弾などを投下できる能力を持つ戦闘機の事。
原子力潜水艦・・・動力に原子炉を使用する潜水艦のこと。
核爆弾・・・核分裂連鎖反応や核分裂を利用した爆弾のこと。
核武装・・・核兵器を持つこと。
維持費・・・維持するのにかかるお金の事。メンテナンスや、保管などにかかる費用。
莫大・・・程度や数量が極めて大きいこと。
牛耳る・・・団体や組織を支配し、思いのままに動かすこと。
勘繰る・・・あれこれ気をまわして悪い方に考える。
躊躇・・・あれこれ考え悩み決心のつかないこと。
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