第13話

「あれ...??」


俺の身体の上にかかっていた筈の布団がない。


ふと隣に視線を移すと、

人型の膨らみがある布団がすぐ横にあった。


誰かに取られたらしい、俺の掛け布団。


「...オイ」


そっと小さな声をかけるも、その人型の膨らみのある掛け布団は反応がなかった。


「まぁ、いいか。先にトイレに行ってこよう」

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