脱帽

ハーレムものを題材に、
よくある設定を別の角度から描くこと
とくにメタ的要素を総動員してキャラクターの機微を描いているのが新鮮でした。

ご都合主義のファンタジーの要素の中に
リアルな感情の動きを加える事で
キャラクターの心理がより立体的になっていて
小説というよりも、ハーレムものの台本をベースにしながら演じられている即興劇を見ているような感覚になりました。

ハーレムものというよくある題材の中でも異彩を放っている作品だと思います。