第215話男女 9人物語 ? ①

【 深雪side 】



信太郎くん達が『ボーリング』で遊ぶ情報を達也くんが、何処からか掴んで来て私達も その『ボーリング場』に遊びに行く事に成った。

あくまで偶然をよそおって合流する算段だ。

私達の事を心配して南たちも加わり 五人でバスに乗り向かっている。

警戒をさせない為に信太郎くん達より早めに到着する予定だ。


「 南が、ちゃぁ~んと計画を練ったから安心して任せてね 」

胸を張って自信ありげに言う南を見てから由香を見ると、


「 たっ たぶん大丈夫よ、 たま~に 本当に たまに失敗するけど、達也や私もサポートするから『大船にのったつもり』で安心してくれて良いわよ 」

口が悪いけど、悪い娘では無いのよね 由香は。



ラウンド 10



ボーリング場が メインだけど ゲームセンターから お食事所まであるアミューズメント施設だと聞いていたんだけど行った事はなかったわ。

楽しむのも大事だけど、なんとしてもバージニア姉妹から信太郎くん達を取り戻してみせるわ !



ボーリング場で靴を借りて、履き替えている間に 達也くんがフロントの人と話している。

やがて、私達の所に戻って来て


「 フロントと話を付けてきた。 俺達の『レーン 』の隣に鎌倉たちを配置してくれる約束を取り付けたから、奴らが来たら偶然を装って挨拶をしておけば大丈夫だ。頃合いを見て奴らに勝負を挑めば 場が盛り上がり仲良くなるチャンスだから、後は お前達深雪、博子 次第しだいだから頑張ってくれ 」



無口だと思っていた達也くんが結構しゃべっている !

やっぱりカッコいいなぁ~………だけど友達の彼氏なんだから、今は信太郎くん達に集中しないといけないわね。


私達が準備をしていると、信太郎くん と 薫くん、バージニア姉妹が入って来た。



さあ、戦闘恋のバトル開始よ !

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