第119話 冬の日常 ⑦
【 博子side 】
私は『 MMO‐RPG 』が、メンテナンスで暫く遊べない為に息抜きで もうひとつ買ってきていた『乙女ゲーム 』をすることにした。
深雪に、メールをしたら私と同じく『 乙女ゲーム』をするそうだ。
流石、親友だ !
アリスも巻き込もうとしたら、大江戸ファミリーと一緒に勉強するらしい…………ちっ 遅かったか !
まぁ、いいや。
私は、乙女ゲームのパッケージを取り『 DS 』にいれた。
テレビ画面には、乙女ゲームのタイトルが映しだされていた。
《 恋のバトル・ロワイヤル──真実の恋はひとつ、命短し恋せよ乙女‐君は、真実の愛を見つけられるか── 》
通称、『 恋・バト 』のリメイク作品だ。
お母さん達の頃の大人気ゲームで、 いろいろとぶっ飛び設定で話題になったゲームらしい。
『 スタッフやりすぎ ! 』『 スタッフの頭オカシイ ! 』
と、言われる位の凄さらしい。
攻略対象の男の子や男の人は、学園初等部から大学院の生徒と教師全部が選べたらしいけど今回のリメイク作品では、そこまででは無いらしい。
代わりに、イベントが増えたらしいけど………
このゲームのメインターゲットは、『 茨城 恭介 』と『 栃木 秀樹 』
国立 関東ときめき学園の二大王子様なのだ。
他のキャラを攻略するごとに選べるヒロインは、増えていくシステムなのだ。
もちろん、ヒロインごとにエンディングが違うから、やりごたえ十分なゲームなんだけど…………なんか、重大な事を忘れているような気がするなぁ。
まぁ、 思い出せ無いと言うことは、たいしたことでは無いでしょう。
今の私が、選べるキャラは、イージーモードの『 神奈川 さくら 』『千葉 真弓 』と ノーマルモードの『 群馬 栞 』の三人しか居ない。
待ってろよ ! 茨城 恭介
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