第106話 宿泊学習 ⑮
【真知子side 】
由利子が 見廻りから帰ってくるなり
由利子
「
と 言うなり 布団の上で 眠ってしまったわ
瑠奈
「 由利子ちゃん、夜から明け方まで見廻りしていたから疲れていたのね」
夜に 逢い引きしていた生徒もいたみたいだし ギリギリまで寝かせてあげようと思う
だけど 若いっていいわね。 うちのクラスの梨里杏ちゃん と 由利子のクラスの巨人くん が カップルになるなんて 素敵だわ、後で お祝い と 学生らしい お付き合いをするように指導しないとね。
─── 一方 その頃 自動販売機の周りでは 若いカップルが 『 夜明けのコーヒー 』を 楽しんでいました ───
【勇気side 】
僕達( ジン、楓、瞳 )の四人は 朝の缶コーヒーを 楽しんでいるけど ずいぶんカップルが多いなぁ。
ジンと 出会わなければ 僕や瞳は 向こうの隅から
仁
「 勇気、 まだ眠たいなら 無理して起きていないで 時間まで寝ていて いいんだよ 」
勇気
「 ムゥ~、 違うよぉー ! ただカップルが 多いなぁ と思って見ていただけだよぉ 」
瞳
「 フム、 確かに カップルが多いが うちの村は 早婚が多いから 不思議では 無いな 」
楓
「 私達は 勝ち組よ 。 向こうで ボッチをしている 博子や深雪に 見せ付けてあげようよ 」
勇気
「 …………見かけは 優等生で 優しそうなのに
瞳
「 見かけだけはな 、 人は 見かけだけで判断しては いけない良い証拠だ 」
楓
「 皆、
仁、勇気、瞳、楓
「「「「………プッ クスクス アッハハハハハハハ 」」」」
【 博子side 】
博子、深雪
「「 リア充は 爆発しろぉーー! 」」
楽しそうに笑い合っている 大江戸ファミリーを 見ていて叫んだ 私達は 悪くないと思う…………あっ、
カップル達を
【 アリスside 】
朝早く起きて ラウンジに来てみたら カップル達が 夜明けの(缶)コーヒーを 飲みながら 『 愛 』を語り合っていたので~す。
誰ですか、 日本人は 『 シャイ 』だと言ったのは !
見ると カップルが 増えている気がしま~す…………あ・れ・は ノーマークだった
いつの間にか カップルになって 良い雰囲気で 談笑していま~す。
彼女は 見た記憶が 無いので 隣のクラスの生徒ですね。
私が カップル達を 見ていたら 後ろから肩を軽く叩かれました。
振り返ると
深雪、博子
「「 仲間、仲間、 アリスも私達と同じ 『 お一人様 』の仲間だね 」
アリス
「 …………それは、
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