第84話 文化祭 ④
[楓side]
あ~ 可笑しかった !
でも、この分だと“賭け”は 楓ちゃんの勝ちね !
瞳 や由利子先生にバレたら怒られるけど 彼氏のいる女子達が、それぞれ彼氏に化粧をしているはず !
もちろん、男子達にも秘密で“トトカルチョ”をしているのよね !
『 ミスター ・ミス コンテスト』→『ダブル・ミスコン』(楓ちゃん命名)
これで 賞金は楓ちゃんの総取りね ♬♩♫
[聖子side]
私と秋奈は それぞれ化粧をしている。 自分にではなく彼氏である政雄、和彦にである。
今度は 私達が楓から 回収しないと今月の私達のおこずかいがピンチなのだ ‼️
秋奈
「なんかこうしていると、小学生の時にお互いに化粧しあった事を思い出すね」
聖子
「 そうだね。 お母さんの化粧品を勝手に使って怒られたのよね。」
そう、あの時は 直に顔中に塗りつけて 口紅も あり得ない位 たっぷり
私達の化粧した顔を見た お母さん達は
「「 ヒイィィィ! 」」
と、言いながら私達から化粧品を取り上げ
「「 いったい いくらすると思っているのよぉー 」」
あの時のお母さん達の顔は 怖かったなぁー
でも、それがきっかけで 小学生ながら子供用の化粧品を買って貰ったのよね。
他の女の子達より リードしたみたいで嬉しかったなぁ。
[政雄side]
聖子達の話を聞いたら思い出した。
政雄
「 頼むから 真面目に
和彦
「 そうだよ ! あの時みたいなのは、勘弁してよ ‼️」
どうやら 和彦も思い出したようだな。
それくらい衝撃的だったからな ! 昔のロックバンド『聖◌魔II』みたいだったな。
あの時、笑わなかった俺達を褒めてやりたい。
───やがて、化粧が完成した───
[秋奈side]
おぉ 我ながら上手に化粧できた !
小学生の頃から聖子と一緒に
聖子も ほぼ同時に完成したらしい。
和彦も政雄も 超美人になった、素材も良かったけど 私達の腕が 良いからだね !
秋奈、聖子
「「 勝利は、私達のものね !」」
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