第25話 それから…………

【 由利子side】


 う~ん !

 昨日は、飲み過ぎたせいか頭がいたい。


 えっと、 水 水 私が水を飲む為に起きると

 仁くんに三人がだきついていたのだ !


 なっ なっ これは、私が寝ている間に何が起こったというの ?


「 エッヘヘヘ、ジン 大好きだよ 」

「 仁、私も好きだぁー ! 」

「仁くん、好きです ! 」


 三人共、寝言を言いながら幸せいっぱいな顔を見て……

「 お前らだけ幸せそうな顔しやがって、私だって 私だってなぁ~……起きろぉー !」

 連中を叩き起こした私は、悪く無い !

「 お前達は、説教だぁー !」

 四人を正座させて、朝から説教をした。

 これは、決して八つ当たりなどではない ないたったらない !


【 勇気side】


 エッヘヘヘ 朝から由利子先生に怒られたけど、昨日の夜を思い出していた。

 僕、ジンとキスしたんだね。

 自分の口唇を、触りながらジンを見ていた。


「 おめでとう 勇気ちゃん 」

「 良かったな ! 勇気 」

 楓や瞳が、ニヤニヤしながら言ってきた。


 えっ 見られていたの 。


 楓

「 気が付かない訳無いでしょう。

 邪魔するのも無粋だと思って、見逃してあげたのよ 」


 瞳

「そうだぞ !

 今度は、私達の番だから協力しろよ 」

 自分でも判るくらい顔が、朱く成っていく。


「仁くん ! 」「 仁 ! 」

 二人が、ジンの腕に抱きついた。


 あっ !

 二人共、自分の胸をジンの腕にてている。


 ウッウウゥ !

 僕は、自分の胸を触った

 ペタ ペタ ペタ ペタ

 無い ! 僕には二人程、胸が無い。

 ジンも胸が、大きい方が良いのかなぁ。

 僕は、ジンにまとわりつく 二人の巨乳を見ていた。


【楓side】


 また、勇気ちゃんにリードを許してしまった。

 だから私は、仁くんの腕にわざと胸を押し付けた。

 瞳ちゃんも同じ事を考えたのか

 同じように自分の胸を仁くんに押し付けている。

 仁くんは、顔が朱くなっていた。


 可愛いなぁ~


 私は、もっと胸を押し付けると

「 楓ちゃん、 あの~ 胸が当たっているんだけど……」


 遠慮しながら言っている仁くんは、可愛いなぁ~。

「 充ててんのよ !

 私の胸は、仁くんのモノなんだから私の事も忘れないてね 」


「 私も 私もだぞ、仁 ! 」

 顔を朱くしながら言う瞳ちゃんも可愛いなぁ。



 そんな私達を見ていた由利子先生が、キレていた。

「 いつまでもイチャイチャしてないで、早く朝食をたべろ ! 」


 皆で、顔を見合せてから急いで食堂に向かったのだった。






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