第18話 夏は、やっぱりプールだよね ③

 列が、ドンドン進んで行って

 とうとう僕達の番がきた。

 高い 高いなぁ~

 ここからスベるのか

 僕は、少し恐くなった。


【 楓side 】


 流石に、この高さだと恐いなぁ~


 勇気

「 先にいくね

 ユウキ、イキマ~ス ! 」

 勇気ちゃんは、躊躇ちゅうちょせずに

 瞳ちゃんは、顔色を悪くして

 スベりおちていった。

 かなりスーピドが出ているはずなのに

 勇気ちゃんは、ハシャギ

 瞳ちゃんは、真っ青になっていた。


 次は、私達の番だ !

 仁くんは、少し緊張しているみたいだけど

 私は、別の意味で緊張していた。

 周りの女性達から注目されているからだ

 他にも男の子は、居るけど………

 皆、きたえていないせいか

 お世辞にもカッコいい とは言えなかった


 だけど仁くんは、空手で鍛えていたせいか

 程よく筋肉が、ついている。

 ボディービルダーのようなムキムキな筋肉は 、私の好みでは無い。

 むしろ、シャープに動けるアスリートのような鍛えてが好みなんだよね。


 私は、周りの女性達に見せ付けるように

 仁くんの後ろに座り抱きしめてから スベり落ちていった


 仁

「 楓ちゃん………あのぅ~

 当たっているんだけど………」


 楓

「 当ててるのよ ! 」

 顔を、朱くして可愛いいなぁ~♬

 着水したら、どさくさ紛れで

『 キス 』を しちゃお~っと !



【 瞳side 】

 楓が、わざとらしく悲鳴をあげながらスベってきた。

 アッ あの顔は、何か企んでいるな !


 瞳

「 勇気、楓の奴 何か企んでいるぞ !

 仁に何か、仕掛けるつもりだ !

 絶対に阻止するぞ ! 」


 勇気

「 えっ、本当に !

 ジンを、守らないと 」

 私と勇気は、直ぐに行動したのだった


【 仁side 】


 楓ちゃんに抱き着かれていたせいで、恐怖心より羞恥心が勝ってたせいか アッという間に水面が見えてきた。


 勢い良くプールに飛び込んだ僕に楓ちゃんが、被さるように倒れてきた

 僕の口唇と楓ちゃんの口唇が、重なりそうになった時に誰かが飛び込んできた


 勇気

「 ダメェ~ ! 」

 楓ちゃんは、吹き飛ばされ目を回していた


 勇気

「 ジン、大丈夫かい ! 」

 心配そうにユウキが、覗き込んできた。


 仁

「 うん、大丈夫だよ

 ありがとう、ユウキ 」


 勇気

「 良かった、無事なら良いんだ 」


 仁

「 ユウキ………………」

 勇気

「ジン…………………」

 思わず見詰めあっていると……


 瞳

「 後が、つかえているから

 こんな所で、イチャイチャするな ! 」

 僕達は、急いで移動したのだった








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