第13話 皆で旅行しよう ②

【 仁side 】


 F県の有名な温泉施設に着いた

 まず僕らは、ホテルにチェックインして部屋に荷物を運んだ。

 てっきり男女別に、部屋を取るのかと思っていたんだけど豪華な部屋を取ってくれたみたいだ。


 招待券を出す時に、お婆ちゃんから預かっていた手紙を渡したら物凄く恐縮してたけど、お婆ちゃんって何者なんだろう。


 温泉だけでなくプールもあるようなので、皆でプールに行く事にした。

 水着は、近くで売っているらしく地元で買うより お洒落な水着があるので 皆 ここで買うみたいだ?

 水着は、プールに行ってからの楽しみということで 一度解散して プールの入り口に集合することになった。



【 由利子side 】


 おぉぉー 流石、村長が紹介するだけあって立派なホテルだなぁ。

 部屋もスィートルームらしく豪華な部屋だなぁ。

 これなら、保険として“ 大江戸くん ” も彼氏候補にしようかなぁ~


 とりあえず、男達を悩殺するような凄い水着を買おう !



【 楓side 】


 由利子先生は、スタイルが良いし

 勇気は、お子様体型で その間が私と瞳ちゃんなんだよね。


 由利子先生は、勝負を賭けているから キワドイ水着を選びそうなんだよねぇ~

 仁くんが由利子先生に、たぶらかせないゆうに注意しないといけないわ

 由利子先生も結婚にあせっているから警戒しておかないと



【 勇気side 】


 ジンは、どんな色が好きなのかなぁ

 僕は、可愛いワンピースタイプの水着を見ていた。



 ── 一方 その頃 某ファミリーレストラン─

【 伊予side 】

 聖子

「 ねえ ねえ 確かプールもあるんでしょう

 あの娘達、どんな水着なのかなぁ ?

 まさか、去年の水着とかは無いよね !」


 秋奈

「まさかぁ~ 流石に、それは無いよぉ~

 それをやったら、女の子失格だよぉ !」


 今日子きょうこ

「 でも 地元のお店で買っている様子は、なかったよ

 どうするつもりなのかなぁ ? 」


伊予

「 シーー ! もう少し声を小さくしないと怒られるよ

私達、ドリンクバーで ねばっているんだからね !

それと水着だけど、向こうで買うって勇気が言ってたよ 」


秋奈

「 ゴメン 私達の小遣こづかいで ねばれる店は、ここくらいしか無いもんね 」


伊予

「 うん、もう少し静かに話そう

それより勇気の話だと地元の店に『可愛い水着 』が無かったから向こうなら有るんじゃないかと可能性にけているみたいよ 」


秋奈

「 あ~ 確かに無難なデザインしか置いて無いよね

勇気って、意外と可愛い物好きだから こっちの店じゃあ満足出来ないかぁ 」


聖子

「 まして今回は、仁くんが居るからね

張り切るのも判るよねぇ~ 」


秋奈と聖子は、勇気の親友だから良く理解しているなぁ~


今日子

「 でも でも 仁くん、大丈夫かなぁ~ ?」


伊予

「 大丈夫って、何が ? 」


今日子

「 ほら、ああいう所って由利子先生みたいに ナンパ目的に来ている人達が多いでしょう

男が少ない今、飢えた女達には絶好の獲物だよ !

仁くん、結構カッコいいしね 」


伊予、聖子、秋奈

「「「 あっ ! 」」」

私達は、理解したのだった。




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