★書籍&コミカライズ発売★嫌われ者の【白豚令嬢】の巻き戻り、二度目の人生は失敗しませんわ
大福金@書籍発売中
やり直しの人生 ソフィア十三歳魔法学園編
第141話 カチャ街
※こちらの作品はアルファポリス様にて書籍化されており1巻~3巻までのお話は非公開となっております。m(_ _)m
こちらのお話は3巻の続きになります。
1巻~3巻の内容はアルファポリス様にて読んで頂けます。気になる場合はアルファポリス様にて読んで頂けたらと思います。
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「ソフィア。起きて着いたよ」
「……はにゃ?」
アイザック様がついたと私の肩に触れる……何をついたの? お餅?
「カチャ街に着いたんだ」
カチャ? 何だそれは……「んんっ?」思い瞼を開けると、私はアイザック様に膝枕されていた。
「ひゃあっ!」
ビックリして慌てて飛び起きる。
何で? 私シャルロッテの横にすわってなかった? なのにどーして反対側に座っていた筈の、アイザック様に膝枕されてるの?! 意味が分かからない。
「あわっ! ああっあのっすみません」
「そんな慌てて飛びのか無くても良いのに……」
アイザック様は私をじっと見つめると、少し頬を染め柔らかく笑った。何ですかその色っぽい表情は。
「わっ私っ……シャルロッテの横に座ってたのに、何故アイザック様の隣に?」
「それはね? ソフィアがシャルロッテの肩にもたれて寝ていてね。ずっとだと、シャルロッテも疲れると思ってね。途中から僕が代わったんだ」
「そっそうですか……ありがとうございます」
確かに。何時間もシャルロッテにもたれかかるのは、体に負担よね。シャルロッテごめんね。
知らない間に寝ちゃってたよ。
私……ヨダレとか垂れてないよね? チラッと横目でアイザック様の太腿が濡れていないかチェックする。
良かったセーフ。ヨダレで濡れてない。
「ん? どうしたのソフィア」
「ええっ? なっ何がです?」
私がアイザック様と二人で話していると、ドカッと私の横にジーニアス様が座った。
三人掛けの椅子なのに、何故こんなにも密着度が高いのか。
「あの……ジーニアス様?」
「まぁ僕だって代わろうと言ったんだけど……ジャンケンで負けたから……くっ」
ジーニアス様は自分も代わるつもりだったと、少し残念そうにジャンケンに負けたと話す。 なんのジャンケンをしてるんですか、罰ゲームとかじゃないよね?
ええと。これは……ジーニアス様にもお礼を言った方が良い? んだよね?
「あのう……ジーニアス様ありがとうございます」
「いやっ僕はお礼なんかより……ゴニョ膝まっ…したかったんだゴニョ…」
お礼を言うとジーニアス様は俯いて、何やらぶつぶつ独り言を呟いていた。
「さぁ! それより街に入ろう。もう大分暗くなったからね」
「そうですね」
街の入場門で検問した後、私達は馬車でこの街の宿屋へ向かった。
この検問時にアイザック様は王子である事を隠していた。何故だろう? 少し気になったのだけど、アイザック様にはこの時質問しなかった。
私達は大きな商会の商人としてこのカチャ街に入った。
「わぁ……凄いですね。王都と同じくらいに賑わっているわ」
「そうだね。このカチャ街は中継の街とも言われていてね。この街の立地は、他の色んな村や街から丁度良い位置にあるから、ここに立ち寄ってから目的地に向かう行く商人が多いんだ」
ジーニアス様が、地図を見せながら教えてくれた。
「へぇーなるほど」
地図を見ると、この街を中心として、周辺にいくつも街や村があるのが分かる。
「今日はもう遅いし、宿屋に行ってゆっくりして、街の探索は明日からにしよう」
そう言ってアイザック様が連れて来てくれた宿屋は、キィ村とは比べものにならない程に豪華だった。
「じゃあまた後でね」
アイザック様は、自分達の部屋に入って行った。
部屋は最上階にあり、私とシャルロッテ、アイザック様とジーニアス様が使う部屋の二部屋しかない。
部屋が二部屋しかないってどんだけ広いのよ? と思っていたら、中に入ると更に驚かされる事になる。
二人で使うには広すぎる部屋だった。
二人で使う部屋なのに、中に個室が三つもある。リビングもかなり広いし……ここで寝れる。
でもアイザック様は王子様だし、私もジーニアス様も公爵家という立場がある。
きっとこれくらい広い部屋を使うのが、普通なんだわ。
もう深く考えるのはよそう。
「あっそうそう。シャルロッテにお土産がまだあるの」
「私にですか?」
「ふふ……ジャーン♪私とお揃いのジャージよ。着心地最高なんだから」
「ジャージ? ですか」
「そう。寝る時に着るパジャマよ。これ着て後でパジャマパーティーしようね」
「わぁ! おっしゃってたパジャマパーティーが出来るなんて! 嬉しいです」
「ふふふ」
シャルロッテが凄く喜んでくれるので、その笑顔を見てるだけで嬉しくて頬がニヤける。
今からパジャマパーティーが楽しみだ。
でもその前に夕食を食べに行かないと。アイザック様達を待たせてはいけないわ。
「さぁ。夕食を食べに行きましょう」
「はい」
私達は一階にあるレストランに向かった。
明日はカチャ街の探索だし、楽しみがいっぱい。
ソフィアは、初めて訪れたカチャ街の探索を楽しみにしているのだが、この後予期せぬ出来事に巻き込まれ、大変な事になるんだけれど、もちろんそんな事知るはずもなく………。
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