ライラを守るため出陣
俺たちが、侯爵の領地を訪れて、帰ってきて数日たつ。
それからも時間がある時は、訓練を近衛隊の敷地でやっている。
たまには、もう、ずいぶん、会っていないのでローリー大尉の軍の敷地に足を踏み入れて、ローリー大尉の部屋にいく。
俺は、自分だけ違う制服に身を包んでいるので、ちょっと恥ずかしさもありながら、数人とすれ違う。
すれ違った人は、どうしてか、わからないが、振り返る。
俺は勝手知っているローリー大尉の部屋へいくため、急いでいる。
そして表札にローリー大尉と書いたところを見つけてドアをノックした。
「アルベルトであります」と言いながら入る。
「入れ」と言う声がした。
俺がローリー大尉の部屋に入ると、ローリー大尉は俺に立ち上がって敬礼している。
「アルベルト大尉、このようなところへ、ようこそ」と
えっ、あれっ、なんだか、おかしい………
「あの~」と恐る恐る、理由を聞いてみる。
「なんだ、今は君の方が上官だぞ」と
「えっ?」
「なんだ、知らなかったのか? 君は、もう近衛隊の大尉だから、我々とは違う、君の方が上官だ」と話の口調を崩す。
そこに、そばにいたアグネス少尉が「はい、そうであります、アルベルト大尉の方が上官になります」
ローリー大尉が「軍の大尉と、近衛師団の大尉は、同じじゃないよ」
「そうなんですか?」
「やはり、知らなかったみたいだな」とローリー大尉
「アルベルト大尉は、我々に命令できる立場になります」と教えてくれた。
「そ、そうなんですか? 同じでも俺の方が、大尉になって間もないので、俺の方が下かと………」
「普通は、そう思うだろうが、近衛隊はエリートの集まりだから違うのさ」
「そうなんですか?」
「ああ、そうだぞ。だから君は、戦地では我々に命令ができるのだ」
「それは、知りませんでした」
「それで、今日は、どうした?」
「ええ、あれ以来、会っていないので、ご挨拶を」
「なんだ、挨拶って言う割には、手土産げを持っていないようだが………」
「あっ、すいません。買ってきましょうか?」
「いや、冗談だよ。君が来てくれただけでも、私とアグネス少尉は嬉しいが」
「ありがとうございます」
「それで、どうだね?」
「ええ、ほとんど、ライラ王女の護衛ですから、四六時中、ライラのことを追ってばかりです、今も警戒中ですが」
「ふむ、あの事件のことは聞いているが………大変だったな」
「ええ、経験がないですし、まさか、他国の者だとは思いもしませんでした」
「そうだろうな」
と話をしているところに、緊急招集警報がなった。
「す、すまん、行かなければ………」と言ってアグネス少尉を伴って、部屋をでる途中の振り返り、「アルベルトも、急いで戻った方が良いぞ」と言われ、急いで出ていく。
急いでライラの元にいき、ライラから、戦争に突入したと聞いて、急いで近衛隊指揮室にいく。
慌ただしい指揮所をみると、大変なことが起きていることがわかる。
近衛隊は、任務は王族を守ること、しかし、そうは言っていられない状況もある。
俺は、様子を見るために、部屋の隅に行って、見ている。
王族専属の護衛は、元来、王族から離れることなく、警備を行う。
しかし、今はライラの身は大丈夫なので、俺は、できることを探すが、もう、軍の兵士だけじゃなく、近衛隊にも出兵の命令もでている。
最低限の人を残して、現場の指揮にあたる。
第一現場に、至急、兵士を寄越せとか、第三、現場には、魔法を使える者を寄越せとか、手当てを行えるものは、どこの現場でも足りていない。
しかし、本来なら、専属の護衛が出ることはない。
一日が過ぎて、軍や近衛隊の死傷者が増えていく。
俺は、死傷者の中に覚えがある名前を見つけた。
そう、その名前は、ローリー大尉とアグネス大尉の名前………
俺は愕然とした。
あ、あの大尉と少尉が死んだ?
そんな馬鹿な………
つい先日もあったばかりなのに………
うそだ、うそだ………
俺は失意のなか、部屋に戻ってきた。
帰る途中も足は重たく、鉛のような重たさだ。
時々、フラついて壁に寄りかかる。
なんども、転んでしまったが、絨毯の厚さに助けられた。
うそ…だろ?
俺に親切にしてくれた大尉が、いなくなるなんて………あの時が‥‥‥最後だった?
嘘だろ?
あんなに良くしてくれた人が‥‥‥
嘘だ‥‥‥嘘だぁ
信じられない。
厳しくもあり、優しくもあったローリー大尉………
俺の父親であり、母親でもあったローリー大尉
俺は勝手に、そう思っていた。
その人がいなくなった………
くそーーーっ
俺の拳が壁を殴る。
何回も壁に叩きつける。
赤く染まる壁
なぜ‥‥‥なぜなんだー
俺の声が、誰もいなくなった廊下に響き渡る。
*******
俺はライラのことも守る必要があるが、ローリー大尉を殺されたことに、どうしても抑えきれないものを抱えてライラの元に戻った。
俺の顔を見て「ど、どうしたの?」と聞いてくれたライラに、説明する。
「そう………」とだけライラは言って、俺が座っているソファに座って、しばらく待ってくれた。
「………」ライラも何かを考えているみたいだ。
でも、俺は、それどころではない。
心の置き場ないモヤモヤに俺が押しつぶされそうになっている所にライラは………
「アル、私を守るために出撃してくれない?」
「えっ?」
「もし、ここで軍が負けると、王族である私たちも生きてはいけない………ならば、まっているんじゃなく、こちらから、先行して出るのよ」ライラは対面に座っていたのに、俺の横にきて座った。
「でも、それじゃ、ライラを守れないよ」
「もう、戦争に突入したから、私が狙われることはないと思うわ。
私を狙うよりも、お父様か、お兄様を狙った方が早いわ」
「それは、それだけど………」
「ねぇ、アル、そんなつらそうな顔を見ているよりも、私は、自身に満ちた、あなたの顔をみてみたい、ねぇ、アル、お願いよ」
「うん、わかった、交渉してみる」とライラに顔を向けると、ライラは俺の顔を両手で触れて、唇にキスしてきた。
「えっ?」
「私はね、アルのことが好きよ」と、もう一度、キスしてきた。
「うん、僕もライラのことが好きだよ、だから国を守りたい」
「うん………そうね‥‥‥嬉しいわ」と頬から涙が………
もう一度、チュッと俺からキスをして「俺はライラを守るために戦う」と言って立ち上がった。
部屋から大急ぎででて行く。
「姫様、良いのですか?」
「えっ?」
「あの方と姫様なら、どこか遠くで生活することが可能だったじゃないですか?」
「そうね………それも考えたのよ、でも、あの悲しそうなアルの顔を見たら言えないじゃない、私と逃げて、だなんて」
「そうですね、私も初めて、あの方の、あんな顔をみました」
「アルが無事に戻ってくれることを祈りましょう」
「はい」
と床に跪き、祈りをささげる………
********
俺が戦場で馬にまたがり、走らせている。
大尉の俺に、今は避ける人員が少なくて、司令官は申し訳なさそうに、俺に魔法師を3人と軍人を10人つけてくれた。
俺たちは義勇軍の扱いで、臨機応変に行動しても良いと許可をえた。
つまり、俺の判断で、どこでも行ける。
遠くにしても魔法の結界で、俺は外敵からライラを守りながら、戦場を馬で走っていく。
途中で会う、装備や軍服が違う奴らを、倒していくが、もう、こんな近くまできているのか?
あまりにも早すぎる。
遠くの敵は、魔法で倒して馬を止めることなく倒していく。
俺たちの隊が、早く到着できるように、軍も配慮して、馬を途中で交換してくれた。
だから前線で馬を交代してくれたので、馬は元気だ。
今まで乗ってきた馬は、息絶え絶えで、はぁはぁ肩で息しながら。
乗ってきた馬を変えるときに、作戦司令部で、大将から、敵の位置を確認して、鞍を変えた馬に乗って走っている。
敵は数人の小部隊だったり、はぐれたような一人だったりしているが、すべて敵と認識すれば、遠慮はしない。
しかし、俺たちには被害がなかったが、司令部に実害が出てしまった。
俺は、そのことを戦場で知って、すぐに司令部へと進路を変えた。
司令部に向かいながらも、俺は出会った敵を倒していく。
途中に大砲を移動させている大部隊と出会った。
もしかして、こいつらが司令部を攻撃したのか?
俺は他の部隊の奴に、先にいけ、と指示を出した。
こちらに向けようとした大砲と近くにいた兵士を、俺は遠くから、魔法のファイヤーボールで攻撃する。
敵の真上に大きな火の魔法を展開する。
敵の全員が上空を見上げて、逃げ惑う。
動かない奴もいるが、そんなことはお構いなし。
敵の上空の火魔法は、爆裂の魔法もあるので、燃えるだけじゃない。
下に移動していくが逃げ惑う奴が多くいる。
自分たちのした行為が、どれほど、愚かだったか、戦争を仕掛けることの意味を思い知るがいい………
そして遠くで、爆発が起きた。
爆発の地響きが起きて、馬が驚く。
爆風も起きるが、馬と俺を結界で覆って対処した。
爆風が収まって現地に行ってみると、ほとんどの奴が、燃えている。
人が焼ける嫌な匂いがしている。
生きている奴も数人いたが、すべて容赦なく魔法で倒した。
多くの者が剣を取ろうとしていたのもある。
どうして、そこまで必死にやるのか?
俺は検索魔法で生存者がいるか、確認したが、もう一人もいない………
そして馬を操り、部下の後を追う。
俺が粉みじんになった司令部にたどり着いた。
もう、部下の13人が散らばって、生存者を探しているところだった。
あちらこちらで火が出ている。
俺は司令部のテントにいき、部下の手伝いをする。
そうすると「隊長、指令です、まだ息があります」と声がかかる。
俺は大急ぎで、指令のもとに。
指令は「………ア………ルベルト……か?」
「はい、そうです、指令、お気を確かに」と治癒魔法を使おうとしたが、回復しない………
「わしは、もうだめだ………」
「今から貴君が、部隊を指揮しろ」と言って、最後の言葉になった。
俺は、うな垂れる………そして司令官の遺体を布で覆った。
ほとんど司令官とは接点はないが、自分の国の人が死ぬなんて………
「隊長………いえ、今この場では、あなたが指令です、命令を」と部下。
「全部隊に撤退命令、撤退して部隊を編成する」
「はっ、了解です」
部下が去っていき、俺の横には、指令の遺体。
俺はアイテムボックスに指令の遺体を入れる。
俺は本当は転移したかったが、全軍の撤退を見守る。
第一に司令部が、壊滅状態なので、当然、撤退しかない。
撤退して王都の近くで、部隊を再編制する、今、生存している者を一人として無残に犬死することなく、連れ帰る。
時には、撤退が遅れた人を王都に転移させた。
また、戦っていれば、参戦して最後まで俺の部隊は戦った。
そして俺たちが王都に戻った。
しかし、だめだ。
こんなんじゃ、もう負け戦が決まっている。
兵士が守る城下町の門を通ると、兵士などから拍車が沸き起こった。
「えっ?」
「わ~、英雄の帰還だ」
「ありがとう」
「助かった」
「命の恩人だ」とか歓声が上がっている。
横に副官の魔法師が馬で来て「隊長」と言って俺の右手を取ってあげた。
そうすると余計に歓声が沸き上がった。
しばらくすると、外から馬で交渉役の者が馬に乗って現れた。
「降伏勧告だ」と言っている。
門番が、俺を見る。
えっ?
しょうがないので、俺は、馬で外に引き返し、敵の前まで馬を進める。
敵は「これより一日の猶予を与える、城を解放しろ。明日の夕刻までだ、解放しないと、全員を殺す」とだけ言って去って行った。
俺は急いで、王城にいく。
そこには作戦指令室があるし、王もいる。
馬で飛ばしていくと城門があった。そこで身分を告げると、通してくれたが、途中に、指令菅の亡骸を置いていく。
そして、すぐに王か、作戦の指揮官に会いに行く。
「王か、作戦司令官に会いたい」と言うと文官の人が応対してくれた。
現場の司令官は死んだが、城の中の指令室はあるから、そこで指揮する人がいる。
俺は、そう思って、急いで、向かった。
城の中を文官さんに先導されながら、歩いていくと大きな扉の前に行きつく、その前で文官さんは、扉を守る兵士に告げる。
扉を守る兵士は、中にお伺いを立てることもなく、扉が開かれる。
扉が開いた中には、すごい騒ぎになって、人が右往左往している。
大きな扉の中には、奥の方に玉座が置いてあり、その上に王が座っている。
文官さんが「報告です、現地指揮官の公爵閣下であり将軍が戦死なさいました」
そうすると、今までの騒ぎがウソのように、シーンとなる。
「それは、誠か?」と王
俺が「はい、間違いありません。敵は、敗戦交渉を持ちかけて来ています。猶予は一日です」
王「つまり、明日の夕刻までの返事次第では、この国は無くなるか、併合されると言うことか?」
「そうです」
「なんと………」と王は顎髭を触って、悩むようにうな垂れる。
しばしの時間のあと「王よ、ご決断を」
「………うむ、わかっておる、打ってでるか、それとも降伏するか?」
「………」
「その者、名前は?」と俺に目線を合わせた。
「はっ、アルベルトと申します。将軍の亡骸を持ち帰りました」
「!っ、そうか、お前が、ライラの言っていたアルベルトか?」
「………」ライラが何を言っていたのか、わからないから何も言えない。
「貴様は、どう思う」
「陛下の言われていることが、戦争のことでしたら、降伏勧告の時間に、軍を立て直すことでができれば、可能だと思います。」
「そうか、現場の者が、そう思うのか?」
「はい、しかし、作戦が上手くいくかは、兵の動き次第です。自分の家族を守ろうとすることが国の勝利につながります」
「………そうか、家族か?」
「はい、家族です、家族をおろそかにする者は、体の動きもなくして、魔に飲み込まれるでしょう」
「な、なんと、魔と言うか?」
「はい、私は平民ですが、ライラ姫に助けてもらいました」
「!っ、そうか、そうか」と、どうしてかわからないが、笑っている。
横に立つ宰相と話をしている。
そこにライラの兄の皇太子がノックもなく入ってきた。
「父上、もう、前線は、総崩れです」
「うむ、わかっておる、その者から説明を受けておるところじゃった」
と王が言う、その者の方を見る皇太子。
「あっ、アルじゃないか?」と俺の肩を掴む。
「あっ、はい………恐縮です」としか言えない。
だって会ったことはあるけど、遠目からで、そんなに回数を重ねてあった訳じゃないから。
確か、一回だけのような。
皇太子は俺の肩を離し、「父上、どうしますか?」
「いま、わかっておることだが、もう上級士官が全滅だ。
もちろん、作戦室の上級はおるが、現場での指揮官はいないに等しい………」
皇太子が俺の方をチラッと見て、「では、アルベルトはどうですか?」
「なに? そいつをか?」
「はい、戦場で馬に乗って敵を倒していく姿を見ましたが、それは、見事でした。以前の事件以来、アルベルトのことを知らない者はいません。
今回も立った兵士と騎士の15人くらいで、戦場を行きかう姿をライラにも見せたいものです。
私たちが剣で戦って苦戦している所を、アルベルトは、魔法で一瞬で倒しています。
そして何よりも、他の兵士の消耗を抑えるように行動する姿は、目上の私でも尊敬に値します。
そしてアルベルトは、剣と魔法の両方を使うことができます。
今は、私と、アルベルトの両方で敵を蹴散らすしかないと、私は思っております」
「うむ、最後の抵抗を、奴らにお見舞いするのも、悪くないか?」
突然、王が玉座から立ち上がり、「いいか、皆の者、我が王子とライラの護衛であるアルベルトを筆頭に、敵を倒すのだ」と王が言うと、
「おおおおおおおぉぉ~~~~~~~」と声が上がった。
「アルベルト、お前を上級士官に任命する」
「えっ?」
「大将だ。今回の特別な措置だが、急で申し訳ない」
「あっ、いえ、大丈夫です」
「そして我が国が勝った時には、アルベルトは、今回の最大の功労者として伯爵位を授けることにする。」
「えっ?」
声を大きくして「そしてライラとの婚姻を認める」
「わぁぁぁ~っっ」と拍手
「いいか、我らは勝ぞ」
さらなる歓声があがる。
俺と皇太子が中心となり、戦場を分割する。
やはり、俺は兵を多数、率いるより少数精鋭の部隊を選んだ。
残った魔法師部隊と兵士は、皇太子と戦場に出て剣と魔法で戦う、
近衛隊は、王都の守りを固めるのと、王族の守りにつく。
皇太子は、王都から見て右を受け持つ、と言うことは俺は左を受け持つ。
俺の部隊は、魔法師三人、兵士10人と俺だけ………
最終決戦が始まろうとしている。
******
俺は最終決戦の前に、ライラに会いに行く。
俺はライラに会って、話をする。
「ライラ、あの、戦争が終わったら、俺と、その…、け、結婚してくれない?」
「え?」
ライラが、驚いたように口もとに手を持って行く。
「いや、君さえ、良ければだけど」
「………そんな、私が嫌と言う訳ないじゃない」
「じゃ?」
「ええ、いいわ、あなたとだったら幸せな家庭を築けるわ」
「じゃ、俺と結婚………良いんだね」
「もちろんよ」
「よかった~」と胸をなでおろす。
そして急に笑顔がなくなる。
「急に暗い顔をして、どうしたの?」と顔を覗き込む。
「………うん、今から俺、お兄さんと、共同で戦地に赴くことになったんだ」
「えっ、アルが?」と驚いている。
「うん、戦地の指揮官が大砲でやられてしまってね、亡くなったんだ。その指揮所には、上級士官ばかりいた時だったみたいで………」
「そうなの?」
「うん、それで指揮する人がいなくて、その場では俺って撤退を進言して、実行したんだ。
撤退は上手くいったんだけど、立て直すために、王都を選ぶしかなかったんだ」
「そうなんだ」
と掻い摘んで説明する。
その時に、ライラのお父さんの王から、言われたことを説明してライラの顔が一喜一憂する。
説明を終えると、大変なことが起きているとライラにはわかった。
でも、ライラは姫であり、剣も魔法も使えないことに、顔を険しくしている。
「………もう少し才能があって、もう少しアルに会っていたら」と、ぽつり………
「えっ?」
「いいえ、何でもないわ」と言う顔つきではない。
ライラは、この時、アルと一緒に戦えればと思っていた。
「アルッ、いつまで時間はあるの?」
「明日の夕方近くまでかな?」
「じゃ、今日は一緒に過ごせるのね?」
「………うん、そうだね」
その夜、俺たちは、ベットに一緒に寝た。
最後の夜になるかも知れない………
明日はあるが、明後日はないかも知れない………
俺は寝ている時に、夢を見た。
親がいなくなってなく姿を………
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お読みくださりありがとうございます。
ブックマーク、ハートマーク、星マーク、評価も、感想も、ほんとうにありがとうございます。
本当に多くの方の支援には心より感謝しております。
そして、何よりも小説を書くための、なんと言っても見える励みになっています。
*
誤字脱字がありましたらお知らせください、すぐに訂正を行っています。
また意味不明な文章があることもあるかと思いますが、なにぶん素人が書いている文章です。お知らせくだされば、訂正しています。
この物語は異世界の物語です、現実世界とは違いますので、その点はご容赦ください。
あくまでもファンタジー小説です。
前世の悪い記憶を持つ小心者の主人公が成長していく物語を書いています。
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