第198話 オズワルド王国2

翌朝、9時に俺たちは、ダイラス連邦の温泉がある屋敷を飛びたち、オズワルド王国に透明魔法と飛行魔法を重ねがけした状態で飛んでいる。


今日も天気が良く、飛ぶには絶好の日よりだけど透明魔法をかけているので他の人から見える事は無い。


今はアレクとロゼッタは自力で透明魔法をかけた状態で飛行している。


あとの4人は、俺が透明魔法をかけ、飛行魔法を重ねがけした状態で飛んでいる。


一応は、魔法で結界魔法を作って寒くないようにしているが、全員が厚みがあるローブを着ている。


オズワルド王国は、海が近いこともあり貿易の盛んな国だ。


貿易が盛んと言う事は他国との貿易をしていると言うことで、今までないような、新しいものがあるかもわからない。


新しい国に行くときには、やはりワクワクする。


かなり高速で飛んできたので、2時間くらいでオズワルド王国の首都に着いた。


普通に歩いたら、1ヶ月かかっても到着するか、どうかだ。


本当に飛行魔法と言うのは便利が良い。


オズワルド王国のの国境を超えて、暫く進んで、大きなお城が見えたので、ここが王都だと思う。


上空を旋回して、着地できるところを見つける。


どっちにしても透明になっているので、見える事はないので、街に入ってを飛んで路地を探して、その路地に到着した。


誰も見ていないことを確認して透明化の魔法を解除した。


そして俺たちは、路地から広い道路に出てきた。


街には、港が近いこともあり、賑わっている。


カモメが多く飛んでいるので餌になる魚があるのかもわからない。


俺たちは、まず起点になる宿を探すことにした。


やはり現地の宿を取った方が動きやすいし、情報収集しやすいから。


露店で買い物をしながら宿の情報を収集する。


「おばちゃん、この辺に、いい宿はある?」とアレク


おばちゃんは「そうだねー、私が知っているのはシンシアて言う宿だよ」


「それは、どこにあるの?」とアレク


俺たちはここで、おばちゃんが出している民芸品を買った。


民芸品を買った途端おばちゃんは気前よく、「今ある通りから左側に曲がって突き当たったら右に曲がったらあるよ」と説明してくれた。


俺たちは、すぐに、おばちゃんが言った通りを歩いて宿を見つけることができた。


外見上から宿を見ると、そんなに古くもなく綺麗な宿だ。


あとは部屋の空きがあるかどうか。


俺たちは宿の門を入って、受付に座っている女性に話しかけた。


「今日から泊まりたいんだけど、部屋は空いてますか?」ソフィア


「何日で、何人部屋を必要ですか?」とお姉さん


「予定としては10日間で、6人部屋を1つと、1人部屋を1つ欲しいんだけど」とソフィア


そうするとお姉さんは台帳を見て、「はい、あります、料金は6人部屋1つと1人部屋1つを10日間で金貨3枚になりますけど、いいですか? 食事は別料金ですけど」とお姉さんが言ったので、俺たちは了承して朝食と夕食を含めた大金を払った。


部屋の鍵を2つもらって、階段を上っていく。


4階まで上がって、鍵を開けて入っていった部屋は6人部屋だった。


部屋を確認したら、もう一階、上に上がって鍵を開けて入ったのは俺の部屋だった。


部屋の確認が終わったので、少し部屋でゆっくりしたら、街に出ることにした。


部屋で休憩をとって、俺たちは揃って宿を出てきた。


そして今から女性たちのショッピングに付き合う。


宿から少しのところに、一件の女性服専門のお店があった。


そういえば俺も公爵なので、行事が増えるかもわからないから、俺の服も必要だし、ドレスも必要になってくる。


主な行事はアリシアが横についてくれているが、アリシアだけ買って他の人は買わないのは、いつ、ドレスを着るパーティーがあるかもわからないので全員のドレスを買うことにした。


そしてなぜか、自分たちで魔法で揃えることができるアレクとロゼッタも欲しがったので、6人分のドレスを揃えることになった。


ドレスと自分たちが、いつも着る洋服を調達してもらう。


初めて来る国でもあり、俺は、いつもは外で待っているんだけど、今日は店の中にいる。


店の中では、女性たちが、どのドレスが良いのか、普段着だったらどれにするのかと言うことを選んでいる。


普段着は、選ぶ洋服を見てみると、なんだかミニスカートを選ぶ人が多いような感じがする。


長いスカートを一着、買ったら、ミニスカートを2着、買っている。


あとは、ブラウスとか、ここは種類が豊富のようだ。


女性のショップなので、当然だが、下着も売っている。


下着は、レースを多く使っているものや、横がヒモになっているものまで買っていた。


最後は俺が、すべての金を払って店を出た。


アレクやロゼッタまでが嬉しそうな顔をしている。


アレクやロゼッタは、自分の魔法で下着なんかも作れるだろうに。


今まで履いてなかったのかな?


なんてことを考えながら、海の近くまで来た。


海辺に座って見ていると、塩を含んだ風が流れて匂いがあるけど、海風もいい感じだ。


自然と言うのは本当に人の気持ちを優しくさせる。


俺たちは近くの露店によって、夕食が近いけど少しだけ買い食いをして帰った。


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