第146話 放出系魔法

放出系魔法を使うときには屋敷で練習すると、屋敷が壊れてしまうので練習するときには全員で草原に転移する。


なので普段、屋敷では、放出系魔法を使う前の段階を練習してもらう。


魔力を自分にまとわせて、濃密にしていく魔法だったら自分の部屋でもできるし、他人と比べることをしたければ2人が集まればできる。


土魔法でも氷魔法でも火魔法でも、異空間収納、瞬間転移を使う時も、基本的な魔法はすべて一つ、全てに通じる。


基本的なことを置き去りにして、いろいろな魔法が使えるようになる事は無い。


一般的な魔法使いが能力の拡大が難しいのは、ちょっと使えるようになって基本的なことをしなくなるから。


俺は前世の時でも、現世のクリスの時でも、時間があれば基礎練習をしっかりしている。


本当に多くの奴らは、基礎練習と言うのは面白くないので、少しだけできるようになったら、やらなくなる奴も多くいるし、基礎練習さえ知らないと言う魔法使いもいる。


魔法使いといっても、いろいろなレベルがあるので、強い魔法を使える場合でも火の魔法だけと言う人もいる。

一つが使えるから、それを極めるのもいいと思うけど、たぶんあまり伸びない。

つまり極められない。

どうしてか、人にはバランスがある、

バランスを無視して、一つの魔法ばかり極めても、片寄るだけ。

ほんとうは多くの人が、複数の魔法を使う事ができるようになるのに、それに気が付かない。


火の魔法に特化した魔法使いと言う事なんだが、本当は努力すれば使えるようになるのに、特化と言うのは、それしか使えないと言う意味。


人の能力は千差万別だけど、万能ではない。

万能では無いから、努力を惜しまなければ万能に近づくことができると俺は思っている。


それも努力次第

確かに魔法使いの中でも、天才と言われる人がいる。


天才と言われる人だって、俺から見てみると、今のメンバー以下だと思う。

それほど、俺が認めたメンバーは他とは違う。


天才と言われる人種は、はじめのうちは努力をするんだけど、そのうちにみんなが天才、天才と言われてしまうと、努力をしなくなってしまう。


多分、単純な魔法の勝負では、メンバーの方が勝るけど、経験値では、まだ負けている。


経験値では魔物を対象するための動きだとか、見極める力。


しかし経験値があったって、魔法の能力が足りていないのに、思い上がって魔物と対決していると、効果がある魔物であればいいが、効果がない魔物には対処ができない。


俺が考えている方法は、あらゆることに対処できること。

あとは、剣の技術を磨く



全員で草原に転移して、放出系魔法の勉強を繰り返しているが、徐々に威力が強くなっていて遠くまで到達することができるになった。


到達までの速さも重要


到達した地点の威力も重要


到達距離も重要


速さと威力と自分が何をしたいのかと言う使い方ができることが一番最高だ。

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