第121話 アーロン伯爵領 7
俺が能力を隠すには理由がある。
能力が大きくあると誰でも自分の欲望のために利用しようとすることもあるし、メンバーに危害を加えようとすることも考えられるし、村に住んでいる両親に影響があることもでてくる。
前世でも俺の能力の異常性に両親は、俺を置いて、でて行っている。俺としては両親を魔物から守るために使った魔法だけど、化け物あつかいされてしまい、今でも苦い思いがある。
それ以上に、俺の一番、嫌っている戦争に加担させることが起きるからだ。
誰かに知られることが、その数倍にも広まる可能性がある。
俺が、信頼している人から、何気ない話をしている時に漏れる事だってある。
その時には、信頼している人を、失望しなければならなくなる。
なんかの話をしている時には、誰だって失言をすることはあるから。
「しゃべるんじゃないぞ」と約束しても、失言はあるから。
それを強制することは、難しい。
メンバーだって知らない方が良ければ、知らないで済ます事ができるし、情報が洩れることはない。
俺の知らない所で、失言した人を拉致することも考えられる。
パーティーメンバーに、転移で俺の部屋に戻ってきたことを見られるし、王城に、試しに一緒に転移したら、シャーロット王女にも見られてしまった。
迂闊だった。
でも、どうしてシャーロットは、もらった部屋にいたんだろう。
暇なのかな
パーティーメンバーとシャーロット王女を巻き込みながら秘密を持つと言うのもいいかもわからない。
秘密を共有する仲間と言うことで。
なんだか俺の秘密を共有するのが多くなっているような
パーティーメンバーに協力を求めることにした。
今現在、アーロン伯爵の領地で行われている悪事は麻薬に関することなので、常用性を出すためにもいろいろな料理に入っている可能性がある。
料理や食べ物などにも入っている可能性があるので、うかつに口に入れないように。
料理や食べ物を今まで食べてしまっていたけど、そういう点にも注意をしなければいけないと気がついた。
なので俺はパーティーメンバー4人の女の子集めてヒーリングの魔法で麻薬が消えるかどうかと言うことも確認してみたがうまくいったようだ。
知らず知らずのうちに麻薬に毒されていて、服用せずには、いられなくする。
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