第109話 お土産


俺は少しあいだを空けたので、また帝国の確認に来ている。

帝国の帝都は、昔は知らないが、人の話を立ち聞きしながら判断している。


例えば、おばちゃん2人が街路で、話しているの近くの壁で休憩しているような感じで寄りかかりながら聞いている。


また居酒屋に行って、料理を注文して周りの声を聞くようにしている。

帝都にも冒険者ギルドがあるので、依頼書を見るふりをしながら冒険者の話を聞いてみる。


露店で、店のおいちゃんと何気ない話をしながら情報収集もする。


帝国も王様が変わったみたいで、以前は、ひどかったけど、必ず、みんなが言うんだけど、今は、だいぶ良くなったねと言う感じかな。


悪政をひいていると街の中の人は暗い顔をしている。

しかし今は、そういう人は少ないような気がする。


きな臭そうな感じもしないし、殺伐としたような緊張感も感じ取れないから。

これなら、しばらくは安心かなと思う。



なので俺は、お土産を買って帰ることにした。

一番はソフィア、イザベラ、コリンには何がいいだろう。


ここでアリシアの名前が出ないのは、アリシアは特別だから。

そう考えながら、いろいろな店を回って中を見てみる。


あるお店でいいもの見つけた。

それは宝石のネックレスだった。


とても色が綺麗で喜ばれそうな気がした。


ソフィアには、青い宝石のサファイアがはまっているネックレス。


イザベラには、赤い宝石のルビーがはまっているネックレス


コリンには、青色のエメラルドがはまっているネックレス


そしてアリシアには、ダイヤモンドがはまっているネックレスと可愛い髪飾り



お土産を俺は買って、プレゼントしたら喜んでくれることばかり気にしていた。


もしかしたら誰かは受け取ってくれないかも?

と思ったが、それはないよ、ないよ

高かったんだよ。

…と言い訳のように自分に繰り返して言った。

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