第30話 アリシア冒険者になる

アリシアもメンバーに加わることになったので、それぞれのメンバーが了承をして挨拶をしている。


という事は女の子4人に、男は俺1人か。


ハーレム状態だと思う人もいるかもわからないけど、女子力が強くて圧倒されるんじゃないかと思うけど。


アリシアとイザベラとコリンは年齢が近いこともあり、急速に仲が良くなった。


アリシアも俺が出て行った後も、剣術の稽古をしていたみたいで、一度、イザベラと戦ってみたんだが、いい勝負だったみたい。


いつの間にそんなに上達したんだろう。


イザベラも、低いレベルではないのに。


アリシアに聞いてみると、村に住んでいる男性を相手にして、勝っていたそうだ。


俺の父親も稽古をしたり真剣に勝負をしてもらうことがあったそうなので、その時もアリシアが勝っていたそうだ。


だからすぐに両親も一緒に行くことを許可したみたいだ。


努力の賜物だね、よかったね、アリシア



村から旅立つ日に、大勢の人が見送りに来た。


なんか俺の時よりも多いんだけど。


アリシアはみんなに好かれているんだね。


アリシアは冒険者になるためにギルドに登録しなければいけないので、街に戻ることにした。


他でも登録はできるけど、一緒のところがいいと言っていた。


なので、また2日かけて戻ってきた。



街に戻ってくると門の警備のおじさんにギルドカードを見せて、アリシアはお金を払って街に入る。


そして、その足で冒険者ギルドに向かう。



冒険者ギルドに行くと、お昼を回っていたので冒険者はあまりいなくてがらんとした感じだった。


受付のお姉さんも、暇そうにしていたので、すぐにギルドカードを発行してもらえた。


あまりに、すんなりとギルドカードを発行してもらい、なんだかアリシアはあっけにとられていた。


なんだかいろいろな手続きが必要かと思ったみたい。



そしてその足で、依頼を受けてもいいんだが、宿を確保しなければいけないので宿屋に向かった。


料金的には、安い宿でもいいんだけど、今度は女の子が4人になったので多少のランクアップをしてもいいかなと思ってお風呂がある宿に泊まることにした。


料金はちょっと高めだったけどお風呂もあるし清潔そうな宿を確保した。


今まで依頼を受けて貯めたお金があるので、今度は金欠じゃないからね。


早速だけど女の子4人は、4人でお風呂に入ったみたい。


もちろん部屋は女の子は4人部屋で、俺は男なので1人部屋。


お風呂から上がった女の子4人が俺の部屋に来たので部屋の雰囲気を見せて窓からの景色を見ていた。


俺の部屋の方が1人部屋なので狭いんだけど。


景色は、いいみたいなんだよね。


だからアリシアが、ずるいと言っていた。


別に俺のせいじゃないんだけど。


夕食を食べたあと、早く寝て、次の日は早く起きて冒険者ギルドに行って掲示板を探して依頼を受けようかと思う。


そして俺は1人になったのでベッドに寝転がりながら、魔法の修練をすることにした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る