155 若気の…雪
こんにちは。
あー、寒い。今晩(12月17~18日)私の地域でも寒波の影響で、珍しく雪が降るらしい。
雪。
降らない地域だと言えども、子供のころはもっと降っていたと思う。
小学校の頃は朝霜が降りて、しゃくしゃく言わせながら登校した事があるけれど、それも低学年までだった。ここ数年は車のフロントガラスが凍る事も少なくなっている気がする。いや、確実に減っている。しかも10年以上前は冬場はほぼ毎日凍っていたのに、今は凍っている日が珍しいくらいだ。
こういう所が温暖化なのでしょうね。
高校生のころも思いがけず雪が降る日があって。
学校がある地域は、私が住んでいるところより雪が降る割合は高いのですが(不思議なことに、とある道路を挟んで北は降る。それより南は雨)それでも積もる事は珍しかった。
なぜか雪の想いでには、前に名前が挙がった「私史上一番の体重にさせた犯人」のО田がセットになっている。
その思い出も炭水化物の思い出だなぁ……。ファストフード店に寄り道をしてフライドポテトだけを食べていて、思いがけず雪が降って来て帰るが億劫になったり。学校の帰りになぜが雪深い山の方へお茶しに行って大変な目に遭ったり……
そのお店で食べたかったのが、焼き菓子(美味しいけどパサパサのケーキ)だったんですよねぇ……
なんであんなに炭水化物にまみれていたんだろうか。
その雪の中の寄り道は本当にあほだった。
わざわざ電車を乗り継いで、観光地にあるお気に入りのアトリエカフェまで行ったのです。
駅から遠いうえに山の中へ分け入る場所。
私たちはもちろん制服……。女子高生のトレードマークは短いスカートの時代です。靴はソールがツルツルのローファー。極め付けは予想外の雪だったから傘無し。О田は防寒具はマフラーだけだった気がする。
雪が降ったから雪を堪能したくて、風情を感じたくて……こんな日に即帰宅するのがもったいなくて行ったのですが。
公園になっている小山を登り、降りたところに知る人ぞ知る隠れ家のようなアトリエカフェが有ったのですが、最後の下り坂が難関中の難関で滑りたい放題!いくらでもツルツル滑って……短いスカートなのに。
雪が珍しい地域の雪質なんて、ボトボトのベトベト。靴の中にはフローズンシャーベットがしみ込んでくるし本当に地獄のような状態で。
コケることなく、なんとかパンツがボトボト雪の餌食は回避しましたが。
今だったら常識スキルが上がったので予測できるのですが……もちろんお店は臨時休業されていましたよ……
臨時休業の文字を見て、やっと「ですよねー」となりました。若いって……
道中誰とすれ違う事も無く。そりゃそうですよ。寒すぎて外に出たくない。しかも滑る。
誰かとすれ違い、それがお節介なおばさんだったりしたら「帰りなさい」と言ってくれたかもしれないけれど。でも逆にあほすぎて誰にも会わなくてよかったかもしれない。こそっと同じ道を引き返しました。
でもそれが楽しかったんですね~
若いって、そういう事なんでしょう。
地獄のような過酷な散歩でしたが、後悔はなく楽しい想いしか残っていないのです。
……今やれって言われても絶対にしないですけれど。←
しかし……お店が開いているか確認したうえで、ちゃんと雪に対応した装備と高低差の少ない道選びをした状態でだったら、また同じようなことはしてみたい気はします。
雪が降らない地域の人にとって、雪ってそう思わせる特別な何かがあるのだと思います。
はぁ……ほんと若くてあほだったなぁ~
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