143 にしんそばとプレゼン病
こんにちは。
今日は久しぶりにあーちゃんと、会って来たのです。
石のイベントにね……ちょっと覗きに……、ごめんなさい、嘘つきました。買いに行ってきました。
自分的にはかなり控えめに購入をしてきました。
もちろん、ひぃちゃんの代わりのフクロウのぬいぐるみを持って。
二人でああだこうだと言いながら、綺麗な石を見て回るのは本当に楽しい時間でした。
あぁ、三人だったらもっともっと楽しかっただろうなぁ。
ひぃちゃんの趣味に引きずり込まれ、石沼の住人になったのは、ひぃちゃんが亡くなった後なので、一度もひぃちゃんと石のイベントに行ったりディープトークをしたり出来ていないのです。
本当に残念。
イベントを出てからお茶をしたのですが、ひぃちゃんを囲んで三人で最後に集まったのは、去年の今頃だったという話をしました。
なんて早い……!
その最後に集まった後、ひぃちゃんは最後の入院と思わずに入院をし一度は希望が見えたものの、年が明けて暖かくなり始めた矢先、あれよあれよという間に体調が急変して他界してしまいました。
三月の最後に彼女は星になり、私たちが知ったのは四月に入ってから。
そして私たちは形見分けにいただいたルースをきっかけに石沼にはまり、そこからまだ一年もたっていない。なのに現在、あーちゃんも私も立派過ぎるほどの石沼の住人になってしまいました……
どれだけ金をつぎ込んだのやら……計算するのが怖い(涙)
しかしまぁ、そんなこんなで彼女の意思を継いでいるのは、不思議でもあり必然でもある、そんな気分です。
話は変わり。
帰り道にあーちゃんが、駅で見かけた「にしんそば」の看板を見て唐突に「あのにしんそば美味しいのかなぁ?」と聞いてきました。
私は「?」と看板を見ると「松葉」と書かれあり、松葉のにしんそばはおいしいのかと聞かれたのだと思い「松葉はにしんそばの発祥のお店で、南座の横にあるよ」と。発祥のお店で、店も文化も残っているという事はおいしいハズ!という言う意味で答えたのです。(実際松葉さんに行ったのは祖母に連れられた子供の頃で、子供はにしんそばは渋すぎるので食べていないはず……、近いうちに食べてみます)
でもあーちゃんは「広告を出しているほどの店のそばはおいしいのか」という意味では無く、「にしんそばそのもの」の話をしていたそうで。私の勘違い。
私にとってにしんそばは日常的に食べるメニューなので、関西で食べたことが無い人がいるという事が意外だったのです。(そんなはずないのに)
そこから私はにしんそばのおいしさを余すところなく話始めました。←
「最初はそばならではのキリッとした出汁なのだけれど、ニシンとはうま味のかたまりで食べている間にすごい出汁が出て、食べ終わるころにはすごいうま味の出汁になっている!しかもニシンを少し甘めに炊いているので甘みも出汁に混ざり、とてもおいしい」という事を切々と語ったようで、あーちゃんは歩きながら横で爆笑していました。
あーちゃんは私が熱烈にプレゼンするがお好きなようでして。
どんなにそれが素晴らしいのか、良いものなのかという事を話しているのが面白いらしい。
確かに私は今まで、結構色んな物事を彼女に対して、熱を帯びたプレゼンをしてきた気がします。
思い返せば、大昔にもプレゼンが上手いと言われた事があった気がする……けれど、きっとそれをプレゼン芸というか一つの出し物のように見ていたのかもしれないですね。
その後も、私は寝ている時以外の意識のある間は、ずっとぬか漬けの事しか考えられなくて、私の作ったぬか漬けは薬でも入っているのではないかと思うくらい中毒性があるという話をしたり。
今日は彼女にもぬか漬けをお土産で渡して、帰宅してから完食してくれたようなのだけれど。
ほんとずっと、ぬか漬けの事を考えてしまうんですよねぇ。
もっと違う事を考えないといけないのに。
あれは本当に合法な食べ物なのか?と疑うくらい中毒性がある。(個人的感想)
しかしまぁ、あーちゃんも言っていたのだけれど、いろんな創作にかかわるアレコレの悩みとか将来の事、身近な人の健康の事。色んなモヤモヤがあるのはどうしようもないけれど、1人で作品や生活と向き合っていてもモヤモヤが晴れるはずもなく、こうやって会ってワイワイと話すのはいいね、と。
アウトプットが出来なくなって来たら、インプットをしまくるしかないけれど、それと同じだけ適切な気晴らしも必要ですね。
あー、毎日ぬか漬けを食べてあほな事を言いながら笑っていたいです。
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