お正月も君と一緒に


◆はじめに◆

作者、尾岡です。今回は少し遅い(だいぶ遅い)お正月特集。本編(これを書いている時は、EP76更新後)はGW中です。

ということで、あくまで作者の世界線ということで、お付き合いください。今回の案内人は、下河空君です!

(♪どんどんぱふぱふ♪)



◆新年くらい◆


 新年だからこそ、下河家に遊び行くことを遠慮しようと兄ちゃんはは思っていたらしい。合間で祖父母の家に邪魔するにしても、基本は一人で三が日を過ごそうぐらいのテンションで。冬希兄ちゃんの両親は、年始はより多忙のため、今さらと思っていたらしいんだけれど。――下河雪姫姉ちゃんはそう思っていなかったのは。


 ――お正月は遠慮するね。


 その一言で、まるで世界が終わりそうな顔をされた年末。

 じゃぁ、2日からなら。そう言っても、姉ちゃんの表情は翳ったままで。まぁ、そうだろうね。


「お願いだよ、冬希君!」


 挙げ句、下河大地――父ちゃんに泣きつかれていた。そりゃそうでしょ。ようやく明るさを取り戻した姉ちゃんが、絶望しかない表情で日々を過ごしていたら、ね。こっちまで鬱々になっちゃう。


「お正月は初日の出より早く、ウチに来て」

「お正月に会えないって思っただけで、雪姫の空気が通夜なのよね」


 そう下河春香――母ちゃんはどことなく楽しそうに笑う。絶対、この状況を楽しんでない?


「そ、それは。俺は嬉しいですけど。でも、良いんですか……?」


 そう言った途端だった。雪姫が溢れんばかりの笑顔を浮かべて、兄ちゃんに抱きつく。


「いやいや、姉ちゃん。どんだけ冬希兄ちゃんのこと好きなのさ?」


 俺が苦笑をうかべるまでが、いつもの流れ。最早、今さらだけどね。




◆新年のご挨拶◆


 正月、早々にお邪魔するんだから、と。兄ちゃんは一応、それなりの正装を意識して馳せ参じてくれたらしい。でもピントがズレていたらしい。俺を含めた下河家面々は、唖然としてしまった。


「袴?」


 俺がやっと声を漏らす。気楽に寝正月程度の感覚の下河家。一方、初詣のコーディネイトで忙しい上川家。そもそも発想も着眼点も異なるのは当然だった。

 と姉ちゃんは兄ちゃんに釘付けになっている。


「うー」

「あ、ごめん。張り切りすぎた」

「わざわざ着付けしてもらったの、兄ちゃん?」

「へ? あ、いや、自分でやったよ。まぁ、これぐらいは」

「着物の着付けもするの?」

「まぁ。こんなんでもスタイリストの卵だからね。髪にあわせたコーディネイトを考えたら、ね。そうだ、空君にも着付けしようか?」

「マジ?」


 ちょっと、いやかなり嬉しいかもしれない。


「いや、そもそもウチにそんな着物ないからね、空!」


 慌てて父ちゃんが言う。そりゃそうか、と苦笑する。


「いや、恋する髪切屋のレンタル用のがあるから。空君に合うの、着付けしてあげるよ」

「やった!」


 と珍しくテンションを上がってしまった。と、じーっと姉ちゃんが俺を見ていた。明らかにその顔に、嫉妬の感情が宿っているのが分かる。


「この際、兄ちゃんに甘えて、姉ちゃんもしてもらったら? あ、そうか。和服って、下着はつけないんだっけ? さすがの姉ちゃんもそこまでは無理だよね」

「ふ、冬君に見られるんだったら、べ、別にそれでも良いもん!」

「ちょ、ちょ、ちょっと待って! それは流石に俺の理性が! ば、婆ちゃんにちゃんとお願いをす、するから!」


 兄ちゃんが慌てふためくのが楽しい。今さらだと思うんだけどね。




◆初詣◆


「初詣で一緒になれると思わなかった。今年は良い年になりそう」

「う、う……ん」

「袴姿、本当に似合っているよ」

「あ、ありがとう」

「何をお願いしたの?」

「え……」

「私はね、同じ高校に空君と行きたいなぁ、って。空君は?」

「ほ、ほぼ。似たような感じかな……」

「えー? 空君、それはズルいよー」


 い、言えるわけないじゃん。今年はもう一歩、翼に踏み出したなん――て?


「あ、あのさ。翼……」

「うん?」

「その。振り袖、似合っている。め、メチャクチャ、可愛い」

「う……う、うん。ありがとう……」


 翼が頬を朱色に染めて俯く。俺は気を紛らわせるように引いたおみくじを開いて、目を細める。




【吉】

 普通だった。


 恋愛運――。迷わず進め。ヘタれるな。ニブチンは凶報の兆し。目移りは禁物。今、隣にいる人に想いを告げよ。


 思わず隣を見る。俺の隣にいたのは、町内会長の厳さんだった。

 目を離した隙に、翼は、おみくじをご神木に巻いていた。


「どうした、空坊?」

「な、何でもない!」

「なにか告げたそうにしていたと思うが?」

「してない、知らない、厳さんには関係ないっ!」


 ヤケクソ気味に、俺は翼の後を追いかけた。



※天音翼のおみくじの結果。

【大吉】

恋愛運――。今年は押して押して押して押すべし。相手は鈍感だが、押して押して既成事実を作るべし。




◆すごろく◆


▶︎冬希の番:初恋の人のことを思い出して思考は停滞。一回休み。


(姉ちゃん、そんなに頬を膨らませなくっても。これゲームなんだからさ)


▶︎翼の番:空に一目惚れ。恋は女の子を強くする。レベルが1上がった。さらに6マス進む。現金100万円を拾った。


(……別に、これはゲームだし。だから気にしてないよ。だから姉ちゃん、あのね。羨ましそうに見ないで。)


▶︎雪姫の番:勇気を出して告白をする。冬希に「ごめん、タイプじゃない」と言われる。3マス戻る。ショックで財布を落とした。現金1000万円失う。


(……財布にどれだけ現金、持てったの? いや、そんな涙目にならなくても。これ、あくまですごろくだからね? ね、姉ちゃん?)


▶︎空の番:ついに告白をする。ようやく本当の想いを冬希に伝えることができた。熱い夜を過ごす。冬希と空のラブラブっぷりに、二人とも、12マス進む。


「「えぇぇぇっぇ?!」」


 姉ちゃんと翼が同時に不満の声を上げたが、いや、コレ俺に言われても? あくまですごろくの中の話でさ――って、ちょっとこのすごろく、ひどすぎない?





■■■




「空君、ちょっと休憩しても良いかな?」

「う、うん……。そりゃ、もちろん」


 俺がコクンと頷くと、兄ちゃんはそのまま姉ちゃんの隣に座る。


「雪姫。ちょっと休憩で、外に行かない?」


 そう兄ちゃんが、姉ちゃんに声をかけているのが聞こえた。

 すっかりむくれて、イジけた姉ちゃんは全力で首を横に振る。


 と、兄ちゃんが姉ちゃんに耳元で囁く。

 途端に、姉ちゃんは顔を朱色に染めていく。


 兄ちゃんに手をひかれるまま、姉ちゃんは部屋から出ていった。

 クスッと翼が笑みをこぼす。


「ん?」

「だってね。時々、お姉さんがまるで妹に見えちゃう時があってね。本当に可愛いなぁって思っちゃう」


 確かに、と思う。あれだけ真面目な性分で、みんなのお姉ちゃんだった下河雪姫がだ。冬希兄ちゃんを前にしたら、あんなに甘えっ子になるなんて、だれが想像できただろう。今だにこれが現実なのか疑いたくなる時がある。


 ――ちょっと俺が、雪姫成分が足りないんだけどな。充電させて欲しいんけど、ダメ?

 ――みんなといられるの嬉しいんどけどさ。やっぱり雪姫を独占したいんだよね。

 ――男の俺が甘えるのって、やっぱりおかしい?

 ――こんなに雪姫のこと、好きなんだけどな。


 たかだかゲームであそこまで不安になる姉ちゃんもどうかと思うが、それを一瞬で塗りかる兄ちゃんも兄ちゃんだと思う。

 それにね、全部、聞こえているからね。


「空君、どうしよう? すごろく、続きす――うーん……まだ、フォーリンナイトの方が」

「いいね! 事始めならぬゲーム始め、やっちゃいますか。今年こそ、姫さんに一泡吹かせてやる」

「のぞむところだよ!」


 ちなみに姫とは、翼のスキンが、キラキラお姫様コーデだからである。一方の俺は忍者を彷彿させる黒づくめのスキンで構成。フォーリンナイトは衣装スキンの装備で能力は変わらないが、自分オリジナルのスキンをコーデすることは愛着にも繋がる。結果、玄人勢はスキン課金するユーザーが大半だった。


「よしっ! 今年初の勝利をもぎ取って、姫初めといきますか!」


 とテレビとゲーム機を起動する。見れば翼が、顔を真っ赤にして体をぷるぷる震わせていた。


「……そ、空君。今の絶対、意味分からず、言ったでしょ?」

「へ?」

「も、もう良い! 徹底的にボコる! ボコってやる!」


 何故か、俺は翼に怒られた。



 ※愛と憎悪とヤンデレのダイスゲーム〜裏切られてもNTRれても、あなたのことは離さない〜

文芸部部誌付録。製作・長谷川瑛真。原案・音無雪。



 ◆はねつき◆


 羽子板で、羽根を打ち合うという単純なルール。ミスをしたら、墨で顔に落書きをされるというルールである。これが意外に難しく――俺の顔はもう落書きでいっぱいっだった。でもね、翼……。


【鈍感は罪】

【スケベ犬にご注意】

【発情期につき餌を与えないでください】


 これはちょっと、ひどいと思うんだ。

 かん、たん、かん。


 気を取り直して打ち合いを続けていると、と、今度は翼がミスをした。むぅと悔しそうに頬を膨らませながら、も、罰ゲームを受け入れますと言わんばかりに目を閉じる。あの翼さん、唇を少し上に向けるのヤめて。妙に勘違いしちゃうから。なんでそんなに、その唇、艷やかなのさ?


 と俺は、煩悩を追い出すように翼の頬に一筆、走らせる。


「あ、良いね。空君、センスある」

「翼ちゃんにピッタリだね」


 と概ねバカップルには好評のようだった。翼は首を傾げながら、スマートフォンのインカメラモードで確認をして、その表情が固まる。と、その唇が嬉しそに綻んで――。


 カシャッ。

 シャッター音が響く。


「な、何やってんの?」

「だって、こんなのご褒美だよ」


 ニッコリ翼は笑む。俺はその頬にバスケットボールを描いたのだ。その下に「Tubasa」と走り書きして。


「ねぇねぇ、空君。私の名前の下に『Sora』って描いてよ」

「何でさ? 絶対、イヤだし。そもそも羽根付きの罰ゲームでしょ、これ?」

「むー。ケチ。いいよ、それなら。勝負、再開しようっ!」


 翼のターン。かん、たん、かん――小気味よく、音が響いて。

 ――スカッ。


「へ?」


 翼が、大きく空振りをした。


「あー。マタ負ケチャッタ」


 わざとらしく棒読みで、満面の笑顔。ニコニコしながら、俺との距離を詰めてくる。


「分かった、分かったから。描くから! 描くって!」


 気恥ずかしくなって、ついそう答えてしまった。もうヤケクソ気味に『Sora』と走り書きをする。


「ねぇ、空君、そら君」


 まだ、なにか企んでいそうな口調に、俺はあえて聞こえない振りを徹した。こういう時の翼は、天使系アイドルなんて偽りの姿。真っ黒い羽根を生やした悪魔そのものに見えてしまう。みんな日頃、騙されているのだ。


 でも――。


 取り繕った笑顔より、小生意気で天衣無縫な素顔のほうが、やっぱり好きだって思考を巡らす俺も大概だなって思う。


「空君、空君って」

「……」

 少しむくれたような声。そろそろ――。

「あ、UFOユーフォー!」

「え?」


 思わず、翼を見てしまった。騙された俺も俺だけど、今どき、父ちゃん世代でも、そんなこと言わないよ? この言葉に反応する世代って――。


 カシャ。

 シャッター音が響く。


 俺は目をパチクリさせた。


 翼はスマートフォンを操作する。見れば、満面の笑顔の翼と、呆れた――唖然とした俺のツーショットが、映っていた。


「ツーショット写真が撮れた。本当に嬉しいー♪」


 鼻歌まで歌う始末だった。え、っと……? ツーショット云々よりも、この恥ずかしい落顔ラクガオが、記録されちゃったの? ナニソレ、マヂヤメテ?!


「さ、削除! 削除して!」

「やだよー。空君との大事な思い出だもん」

「こんな思い出いりません!」

「それに、さ……」

「それに?」

「空君が他の女の子に尻尾振ったり、マーキングしようとしたりしたらさ、ちゃんとこの写真を見せてあげないと、ね💕」

「何が『ね💕』だよ? 翼のなかの俺のイメージ、どうなってるの?」

「これでも控え目な表現かな?」

「俺のイメージ、もっとひどいの?」


 クスクス笑う翼があまりにも楽しそうなので、俺はそれ以上言えず、肩をすくめるしかなかった。

 だから、つい聞き逃していたんだ。


――だってね。空君の隣を独占するために、どれだけ頑張っていると思ってるの? ぽっと出の子に譲ってあげるわけないじゃん、ばーか。気付いてよ、ばかばか。空君のばーか。





◆羽根付き2(上川君と下河さん)◆


「で、こっちはこっちで、スゴイことなっているね」


 俺も人のこと言えないが、冬希兄ちゃんの顔も大概である。


――2年3組、下河雪姫。

そう名札が描かれていた。首筋には唇が描かれて――さらに、痣のようになっていて――って、これ墨じゃないし。気付かない間に、姉ちゃんナニやってんの?!


「え、えっと……。つい、抑えきれなかったと言いますか。何といいますか。冬君成分が足りなくて、禁断症状といいますか。ね?」


「だから、なにが『ね?』だよ。どれだけ兄ちゃん成分必要なんだよ? 明らかに過剰摂取だからね?!」


「だって。とりあえず大切なモノには名前を書いておかないと、って思って。でもそうしたら、もっともっと、シルシを刻みたくなっちゃって。でもそれじゃ、やっぱり全然足りなくて――」


「ストップ、姉ちゃん、ストップ! 別に止めはしないから、あとは兄ちゃんと二人きりの時に、好きにして! で、兄ちゃんが姉ちゃんに描いたのって……?」


 と改めて、姉ちゃんの頬を改めて見る。見れば、猫が二匹。片方がキスをするイラストが描かれていた。コーヒーアート――姉ちゃん専用の恋するカフェオレで描かれるイラストだった。


(またちょっと、進化してない?!)


 しかも落顔なのに、妙に姉ちゃんの雰囲気にマッチングして可愛いのだ。


 上川冬希は、目立たなと評価されるけど、この人は基本的に器用なのだ。前に出ることを苦手とするが、誰かを支えるためなら行動することを躊躇わない。その結果、溺愛されて、溶け蕩けた【雪ん子】がココにいるわけだけれど。


「お兄さん達も写真、撮ります?」


 翼がニッコリ笑って言う。かたや姉ちゃんは、今さら狼狽えていた。本当に今さらだった。


「そ、それは……。え、えっと、恥ずかしいというか――」

「折角だから雪姫、撮ってもらおうよ?」

「へ?」


 兄ちゃんの言葉に、姉ちゃんは目を丸くした。いや、そりゃそうでしょ。今回ばかりは姉ちゃんに俺も賛同するよ。


「……兄ちゃんには羞恥心ってモノは無いの?」


「うん? そりゃ、ちょっとは照れくささもあるけどね。でも、この瞬間って今だけでしょ? だったら、雪姫の可愛いところは全部、記憶に残したいって思うのはダメかな?」

「……」


 姉ちゃんは今の一言で耳朶の先まで赤くなる。俺は口をパクパクさせるのがやっとで、二の句を継げない。


「こういうトコだと思うんだよね。空君もこれぐらい言ってくれたらなぁ」


 心底、羨ましそうに翼は言いながら、カメラアプリの撮影ボタンをタップしたのだった。


「そりゃ……。翼と一緒に写れたのは、俺だって嬉しかったけどさ」


 カシャッ。

 シャッター音にかき消されて、きっと俺の言葉は翼には届いていない。




(ん?)

 と思った。翼が妙に嬉しそうに唇を綻ばせているのは、何でだろう?





◆アップダウンサポーターズ新年会◆


「さて、楽しい時間はあっという間、宴もたけなわですよ!」

「音無ちゃんが言うと、おっさんクサイのはなんでだ……」

「瑛真ちゃん、”じょしこうせい”たるもの、そして”じゅうななさい”たるもの、臨機応変は大事なのですよー。『踊るエロも踊らぬエロも同じエロなら踊らにゃ、にゃんにゃん』って昔の人は良く言ったものです!」

「何からツッコんだらいいものやら。って……おじさんたち、そこで拍手はいらないから!」


「それじゃ、最後は代表して何人かに、新年の抱負をお願いしましょう! それじゃ、黄島さんから!」

「え、えっと。私は……。ずっと、片思いしている人に今年は想いを……」

「いいなぁ。彩音、がんばってね」

「そういう人がいたんだね。彩音、応援するよ」

「海崎君、君はちょっと黙ろうね。音無先輩、怒っちゃうぞー」

「どうどうどうどう。で、音無ちゃんの今年の抱負は?」


「……あのクソ生徒●会●をぶっつぶす……!」

「伏せ字の意味。それは本編で頑張ろうね……。あ、えーと。私は、今年こそステキな彼氏との出会いが――」

「それは無理よ、瑛真ちゃん」

「なんでよー?!」

「尾岡のプロットに、そんなフラグないもん。私達、上川君と下河さんのイチャイチャを、ただ指をくわえて見ているだけのモブなの」

「いやー! 私だって恋がしたいー!」

「先輩達、煩悩が色々ダダ漏れ……」

「「うるさい! 鈍感マンもとい空君は黙っていて!」」




■■■閑話休題■■■




「「それでは、最後は土地神様を祀る綺船神社の木下きのしたさんに、祝詞のりとをお願いしたいと思います! 宮司の木下さん、よろしくお願いします!」」



(前略)

(中略)


(略)

(略)

(略)

(略)


(略)

(略)(略)

(略)(略)(略)



…。

……。

………。




「――祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え、あっぷだ~うん、さぽ~たーず~♪」



「「はい、では最後はいつものヤツを皆さん、ご一緒に!」」




■■■




「アップできるようにサポート! ダウンしてもフォロー! 上川君と雪姫(下河さん)をハイテンションで応援します! それが私たち――」


「「「「アップダウンサポーターズ!」」」」


「皆さん、今年もよろしくお願いしますっ! 一緒にサポーターズ、頑張っていきましょうね!」

「ま、これを更新したの2/1なんですけどね……」

「音無ちゃん、それは言っちゃだめぇ!」




アップダウンサポーターズ!(ぐいっ!)

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