第3話 イケメンの仮面を被るおネエ

うちの彼氏はイケメンで運動神経も良くて理科以外の教科はパーフェクトなバレー部のプリンスエースアタッカー

まぁ、それは表向きなわけで


「はぁ、うちの子はほんと変身するわねぇ」


「響太の仕立てたかっこいい服好き」


「そんな褒めても何も出ないわよ。そうねぇお夕飯ハンバーグにしましょうか」


「やったー!」


2人きりになるとプリンスエースアタッカーの仮面は脱ぎ捨ておネエに戻る

これ知ってるの彼女特権な気がする

ちなみに今は学園祭の出し物の衣装担当になったという事でお手伝いしてる

とどのつまり、マネキンみたいな感じ


「次はメイド服着てみて」


「はーい…ねぇ、メイドさんのヘッドドレスに猫耳とか付けないの?」


「アニマル系か…いいわねそれ」


「だって、性別逆転喫茶なんでしょ?響太が思う可愛いを衣装に詰め込んでも何も言われないと思うよ?」


なんて言ったら抱きつかれた

なんかグッときたのかな


「響太?」


「しばらくこのまま抱きつかせて」


「んふふ、あったかい」


「お前、今日の昼飯決定な」


低音はズルい!

一昔前流行った耳つぶもアカンて!


イケメンの仮面被ったおネエ、ホントずるい!



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