嫌な2人

〈エミ視点〉








ツカサ「あっ!」





コンビニに入り前方に見える人物達に

思わず足を止めて私も小さく「ぁ…」と呟いた…





サトル「ペットじゃん!笑」





頭を下げて一番嫌な組み合わせだなと思いながら

このコンビニに立ち寄った事を少し後悔した…





アキラ先輩達も苦手だけど

ツカサ先輩とサトル先輩は…

苦手と言うよりも嫌いだったから…






ツカサ「ペット?あぁーだったな!!

  いつもカオルとどんな遊びしてんだよ?笑」





ツカサ先輩がまだ私達のバイト先を勘違いしているのか…

それともわざとなのかは分からないけど

周りに他の人もいるこんな場所であまり

「ハッスル」だなんて言わないでほしい






サトル「あんま揶揄うとカオルからまた睨まれるぞ?笑」





ツカサ「これでか??大層なペットだな?笑」





「・・・・・」





笑って聞く内容でもなく顔を店の端に向けていると

「あっ!そうそう」とサトル先輩が

コンビニの店内に貼られてあるハロウィンのポスターを見て

「カオルの誕生日なんだけど」と話し出した…





サトル「って!事なんで宜しくな?」





「・・・・・」





ツカサ「おぉー!ヒョウ!笑」





ツカサ先輩の声に後ろを振り返ると

棒付きキャンディーを舐めながら店内に入って来た

ヒョウ先輩が目に入りツカサ先輩達と話出したから

そのまま何も言わずにそっとコンビニから出て行った





( ・・・・・ )






サトル「カオルの誕生日に

  今年は特別なパーティーで祝ってやる予定だから

  10月13日の飲み会だけは

  シュウやコウになんか言われても断ってやって?」






ツカサ「あのパーティーに来るにはもっとこう…

  色気がでる様になってからだろうしな?笑

  でも、逆にロリ系だけ集めてもなんか楽しそうだな…

  そっちのパーティーの時には声かけてやるよ!笑」






サトル「どんな飲み会だよ?笑

  とにかく、前の飲み会みたいにペットが来たら

  カオルも気使って相手してやらなきゃいけなくなるし」

 

 





そんな集まり誘われても絶対に行きたくないと思いながら

手をグッと握りしめて帰った…




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