02-03-16 漢一 韓信 完
「天子は国内各地を巡察して回るものです。陛下は
この命令が発せられると、韓信も陳にやって来、面会した。そこで劉邦は辺りの者に命じて韓信を捕縛。このときに韓信は言う。
「なるほど、人の言っていた通りだ。狡兎死して走狗
韓信は手枷足枷首かせをはめられ投獄されたが、やがて赦免を受ける。ただし
かつて
「わしの将器はいかほどかな?」
「十万を率いるのがギリギリでしょう」
「では、そなたは?」
「私は、多ければ、多いほど」
はは、と劉邦が笑う。
「では何故わしに捕らえられたのだ」
「陛下は兵を率いるお方でなく、将をお統べになるお方。だからこそ私は囚われました。そのお力は天与のものであり、人にどうこうできるものでもございませぬ」
「
劉邦は陳豨を破って帰還。また蒯徹を捕らえ、自らのもとに連行させる。劉邦に対し蒯徹は言う。
「
その言葉を聞き、劉邦は蒯徹を赦免した。
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