第529話 現在の日本人において。

たまたま、竹原慎二のジムの前にたむろっているガキどもの

記事を目にした。


まず思ったのは、もう50歳を過ぎているのにこんな面倒な

やり取りをするのがすごいとか、書かれていたが、


去年たまたまネットを通じて、他県の人が広島県に、

長期出張している話になった。


彼はその時点ですでに1年近く、広島にいたから慣れたと言っていた。


方言も最初は分からなかったが、分かるようになったと。


彼が住むのは穏やかな地区であるので、殆どトラブルは起こらない。


広島と大阪は基本的に熱く、そして若い時は喧嘩っぱやい時期を過ごす

者も多いせいか、竹原慎二が言っていたが、

「もうお前らみたいなの相手にしとうない」


これは県内でも起こる事が希にある。ガキがいきがって喧嘩を仕掛けて来る

事も多い。


見かけは喧嘩なんかあまりしそうにない奴でも、喧嘩慣れしている奴は多い。


以前もここで書いたが、私と大手スーパーの息子と暴走族で特攻隊長をして


いた奴がいた。3人でしか話せないような話もよくした。


暴走族に入った奴は、本来は優しい奴なのだが、中学から暴走族に目を付けられ、

族の奴らには先輩もいるので、断われず暴走族に入る。


ちなみにこの流れで暴走族に入るのは、大人数ではない。私が中学の時は、


全校生徒で千人近くいた。自分たちの先輩たちのほうが遥かにヤバい事に

手を染めてたが、暴走族はヤクザに金を納める為、薬などを売ったり、


金魚の糞のように弱い者には強い人とかは、私よりも歳上であっても

気をつかってくれる。その反面、弱い奴に対しては悪そのものだ。


ある日、私はいつものように飲みに行った。たまたまだが、行った

店の店長は私の同級生で喧嘩もしたことがある奴だった。


私が初めて喧嘩に負けたのもそいつだった。


その義理の弟の店だと後になって気づいたのだが、

ガキが喧嘩を売って来て、もう面倒なので、「お前らの上の奴はだれな?」

と私は聞いた。


何も言わないので、「どうせアイツらの下っ端だろうが?」と言うと、

2人組で1人がいきがっていて、「有名な人の名前出すな」みたいな事を

言われて、普通にあー、かなり手広く名前が広がっているなーと思った。


実は私が言った奴の弟も悪で、どうやらそっちと勘違いしたようだった。

トイレから出てきたそいつの義理の弟は、私に文句を言っているのを見て、

「代金はいいから帰ってくれ。うちはそういうのは困るから金はいいから帰れ」

と言っていた。


話を聞くと、ガールズバーの元彼氏だったらしいのだが、私は驚愕きょうがくした。昔、たまたまソイツが小さい二人の娘を連れてコンビニで会った。


そいつは私に「○○○○。お年玉あげてくれんか?」と言ってきたので、


もうそういう歳だなと思ってコンビニで売っているお年玉袋を買おうとすると。

「むくでええからあげてくれーや」私は一人に三千円ずつ上げようとすると、

多すぎる! 500円ずつあげてくれと言われ、500円ずつあげた。


そしてガールズバーの店長は私の同級生の義理の弟が経営をしていて、


店で働いていた子が、昔お年玉あげた子だった。


成長とは早いなとつくづく思った。特に女性は成長が早く見える。


あいつらがいる場所は知っているが、ここにも書けない全国ニュースに

たまたまテレビを見ていたら同姓同名の奴のニュースが流れていた。


何とも言い難い話ではあるが、広島から出るしか無かったのか、

ヤクザ絡みだったのもあったので、面倒を避けたかは知らないが、

そういう世界が至って普通だった。


中学の時は皆が怖がっていた先輩がいた。スキンヘッド+眉も剃っていた。


その人たちは悪友たちでいつも一緒につるんでいた。


竹原慎二は元喧嘩からのボクサーであるため、ボクサーだけでは

本当の強さは活かせないと言える。


喧嘩と格闘技のスポーツとの違いは、簡単に言うと、

喧嘩相手の目玉も平気で抜き取れるかどうかのようなもので、


全くの別物である。当然急所も躊躇いなく突いたり、潰したりできる奴が

強い。竹原慎二はそういうことも当然知っている。


そしてジムに冷やかしに来る連中は雑魚だとも理解している。

もううんざりだと思う気持ちはあるが、自分も重なるのだろうと思う。


私は東京に来てカウンセラーや他の人とも話したが、

東京の人は何というか魂が抜けているみたいな感じだ。


なんかトラブルが起きないように静かにしているようにも見える。

それはカウンセラーさんも同意見で言っていた。他の人もそう言っていた。


広島の奴とかは流され難いから、竹原慎二のジムは東京にある。

恐ろしさを知らない雑魚ばかりだろう。


まあバカだという自覚があればいいが、おそらく無い派だろう。


こうして他県の人と話すと色々な違いがあって楽しめるが、

現状を知ったら驚くはずだ。


今は副岡、四国、数年前に大阪の拉致事件で一気に客や観光客が減った二つの


派閥のうち1つは広島に来ていた。見る見るうちに、どんどん大阪の奴らが


増えてきたが、広島ともめたのか、逃げる奴も出て来た。


中国地方でも周りから広島へ来る人も多いので、現段階では広島は安泰ではあるが、


安泰だと言えるのは、数少ない場所だ。東京、大阪、広島、北海道になる。


福岡は実際、友人が仕事で行ったのだが、派遣会社が多いと言っていた。


福岡で仕事はせず、他の遠くの県にわざわざ仕事をしに行っていると言っていた。


アレは昔からあるが実に、非効率で、不思議な話だ。


私も一度、20代前半の頃、バイトで九州まで行った。地元の人間を使えば安く済む

のに、土木関係やトンネルの補強作業のバイトもしたが、ヤクザと政治家が、

関係あるのは分かるが、阿部元総理の事件はある意味では良い事だったと私は思う。


こうでもしない限り、外に漏れることは無い内容だった。

仮に漏れても誰も手出しできず、内輪で終わらせてきたのが真実だ。


今回の一件で多くの不正が暴かれる事を願っているが、根底には手は

届かないだろう。中堅どころが数名犠牲になって話はそれで終わる。


日本人が好きな芸能関係や他のネタで、いつものように忘れさせて終わるだろう。

今のこのチャンスを活かせる勇気のある人が求められている。


自己犠牲心を持つ勇者が必要な時代だ。

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