第438話 レオナルド・ダ・ヴィンチ
“つねに恐れつつ進まぬ者は、数々の侮辱にあい、しばしば悔いることになる”
人間は後戻りは出来ない。選んだ道をただ歩くだけだ。
それは自らが選択した道であり、例え恐怖という化け物がいたとしても、闘い抜いて
前に進むしかない。そうだ。前に歩んでいくしかない。
立ち止まる理由も無いのに、立ち止まると言う事は、何かしらの恐れや嫌な予想が
頭を過るからだろう。しかし、自分自身で選んだ道であるのならば、後悔してはいけない。それは自分だけの道だからだ。他人が入る事も無い、自分だけの道だ。
こう言っている私でも、立ち止まる事はある。人間であるならば皆が経験する。
どうやってそれを乗り越えるか、方法が違うだけであって、過去から無数の偉人たち
も悩み、そして自分自身を疑う程、苦悩が頭を吹き飛ばすような悩みを、頑張って
切り抜けて最後を見る。歩き続けて到着し、バス停にあるような椅子に腰かけても
次の車列が無限に続いている。それが人生だ。悩みだけしか無い訳では無い。
愛や心休まる場所も点在する。常に闘う必要は無い。ただ進む事を諦めないように
心掛けて生きるだけで、人生は進んでいく。どんなに辛い事があろうとも
自分だけでは無い。多数の人達も同じように辛い日々を過ごしている。
世界中にいる顏も知らないが、大勢の同じような悩みにぶつかっていると考えて
それを糧にして、この空の下のどこかにいる人達に応援のメッセージを送り、
自分も頑張るよう心掛ける事が大切だ。誰しもが一人では無い。
“つねに恐れつつ進まぬ者は、数々の侮辱にあい、しばしば悔いることになる”
レオナルド・ダ・ヴィンチも経験から生まれた言葉であろう。
彼等は皆、我々に私たちも貴方の気持ちが分かる。辛いだろうが、一歩ずつでもいいから、進まなければならないのだと、彼等は私たちに語り掛けてくれている。
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