第377話 シモーヌ・ド・ボーヴォワール

“「ブレない人」とは、信念のために躊躇なく変われる人”



頑固とは、かたくなに自分の態度や考えを改めようとしないことを言い、


ブレない人間は、信念は持っているが、その信念が間違っていればすぐに


受け入れる事が出来る人の事だ。


私も信念の元、生きている。しかし、常に自分が正しいとは思ってはいない。


頑固な人間を理論的に崩すのは、意外と簡単にできる。


しかし、頑固さ故、改めようとはしない。


そのまま頑固なまま生き、死んでいくだけである。


人生の分岐点でも、それは言える。


人生には数は少ないが、必ず人生においての分岐点が存在する。


頑固な人間は新たな道では無く、今まで何度も踏みつけてきた道を選ぶ。


だから成長が止まってしまい、会社などでも浮いた存在になる。


時代の変化と共に、自らも変わらなければならない事をしっかりと


理解することによって、真新しいものばかりであるが、その中に身を置いて


頑張るしかない。


この著者の言葉は実に的を得ている。この言葉が出せるという事は当然ではあるが、


理解している。多くの言葉が残されているが、このように本質を見抜いた言葉を


男尊女卑ではないが、女性の著者が時代背景的にも、難しかった時代を考慮すると、


それは決して楽では無かったであろう。

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