第325話 先週、保健士さんと久しぶりに話した。

 最初は信じ難い話だった事から入った。誰にも私は私の話を特定の人

現在は二人だが、話すことも無いだろう。


体験し、経験した。たまたま待っている時、横の席の人たちが話をしていたから


聞いていた。母も父も死んでしまってという感じのやつである。


私が生きる為に、封印された記憶と感情である。何も感じない事はないが、


人はいつか死ぬ、そしていくら金持ちでも死の間際に約束しても、死ねば死んだ人の意志は受け継がれない。私はそれをこの人生で三度見てきた。


これをすでに三度見れたのは、ある意味幸運と言える。


私は違うが、約束は守る為にあると私は思っている。多くの約束があって


その人たちにとっては大事な約束なのだ。


自分の物差しで測る人は多くいるが、私からすれば、そんな事もわからないのかと思ってしまう。口先だけの人間が増えすぎた。


税金対策にロールスロイスを売っていたが、私には分かっている上でわからない。


その安っぽい約束のほうが、楽であり、金になるからであろうが、


そんなちんけな自分で人生の幕を引く時、一体何が残るというのだ。


私は多くを見すぎてきた。これは持論だけではなく、よく私を知る人は皆が言う。


仮に人生の時間は変わらず、二倍になったとしよう。三倍になってしまった。


普通の時は別段、問題ないが、自分の時間になると考えてしまう。


保健士さんと話していて、まだ話してないこともあった。


そして今年で移動になる可能性大だと言われた。


また一から、しかも理解力がある人でないと無理であり、


実際、担当者さんがたまたま用事が入り、他の若い女性の人に私の話をしたが


ひとつ話しただけで怯えた顏をしていた。


目は口ほどにものを云う。それは本当だ。目は誤魔化せない。


誤魔化すなら全てを演技しないと、見破られる。


だが、誤魔化しても意味は何も無い。自分が堕ちていくだけだ。


自分の心を今覗いてみた。


まるで十字軍の戦いのように神の名の元という嘘しかない事で


闘い続けている。現実の世界でも、もう何の為かもわからず戦い続けていた。


それが現実として今でも記録がある。


そうだとしたら、私の想いは何処に何があるんだろう。


明日、晴れてたら青空が見たい。昔のように雲が流れていく青空を

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る