第165話 エイブラハム・リンカーン


“人格は木のようなものであり評判はその影のようなものである。

影とは、我々が人の性格をどう思うかということであり、木こそが本物である”



以前にも書いたが彼は誰もが知る第16代アメリカ大統領である。

南北戦争で奴隷解放を呼びかけた人物だ。


かれらのように大きな問題を相手に、心や実際の戦争にまで発展する事は

最初から分かっている。


分かっていながらも、それらの行いが間違いであると叫び、

勝敗はどうあれ、それが後世まで伝えられるほどの事に

取り組んだ人は立派だと私は思う。


リンカーンは勝ったが、当然すぐに奴隷解放がされた訳ではない。

それはリンカーン自身も分かっていたが、我々でも言える

最初の一歩が大きな決断であると言える。


事の大小は当然あるが、身近な事でも挑戦心を持ち

それに挑む人は、年齢や男女を問わず勇気のある人だと思う。


実際に時世という時期は運命のように存在する。

時代に合わなかったが為に評価されなかった人は無数にいる。


両方が揃って始めて、それが第一歩となる。


心の苦しみは計り知れない。だが、それを見守る仲間や友人がいるからこそ

皆、頑張れるものだ。リンカーンにも当然いた。


彼は暗殺されて死んだが、それは必定であった。


坂本龍馬も同じく言える。彼も隠れ家が見つかり殺された。


まだまだ多くの人はいるが、


かれらに共通して言えるのは、国を揺るがすほどの大きな事を

成した人物であるが故だ。


私がかれらと平仮名で書く時は、男女を含めているためそう記している。


リンカーンも坂本龍馬も国に尽力した人物であったが

味方がいるように当然、敵もいる。


それは思想の問題になる為、強制はできないものだ。


色々な状況や情勢が重なり合った僅かな時期に

多くは起こる。


かれらはその為に生まれてきたのかと思うほどであり

私はそれは運命だろうと思っている。


色々な事を理解しないと難しいことはたくさんある。

たくさんある中で自分に適した何かを見つける事がまずは必要だ。


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