刃のように広がる一人の死の影響

刺さりました。
最初から最後まで剥き出しで鋭い刃のような言葉ばかりで圧倒されました。
一話完結ですが、あまりのエネルギーの強さに2日に分けて読みました。
説明に書かれているように現代批判でその点は真摯につくられているように感じました。
しかし、ロックアーティストの彼が自殺した経緯に一つの物語としての悲しさも感じました。
この話の結末後を思うと、きっと彼の死は批判的ではなく美談として語られてしまうだろうなと想像してしまい、何だか虚しさを覚えました。
この作者さんの話は初めて読みましたが、他の全く違う作品も読んでみたくなりました。