すごい面白い。「もしゾンビが日常的になったら」を上手く描いてる。

　タイトル通りです。パニックものの大スターであるゾンビが、コロナのように存在したらというシミュレーションを上手く描けていると思います。

　ゾンビ化した息子を愛する母親、ゾンビを風邪のように扱う者、ゾンビに便乗したサービスを提供する者、ゾンビに対して思う所が出来る者たち。

　ゾンビものと言えば上で描いたようにパニックものを想像しますが、それをリアリティー溢れる描写にしたのは、ひとえに作者様の腕によるものでしょう。そして何より伏線回収が上手く、読むたびに驚きの連続です。

　これはぜひとも色んな方々に読んでもらいたい。そういう想いでレビューを綴らせてもらいます。