花言葉 シャクナゲ(5月8日)

 ゴールデンウィーク明けの月曜です。天気は雨。しかも早朝から本降りの大雨です。ちょっとやる気が削がれてしまいますね。

 この一ヶ月は本当に慌ただしく、花言葉をゆっくり書けない日が多かったです。そのため、せっかくツツジが綺麗な時期だというのに、話をすっ飛ばしていることに気づきました。


 実は、私の生まれた町にはツツジがたくさん植えられた公園があり、春になると公園の丘が赤やピンクの鮮やかな色に染まるんです。今でも散歩でツツジを見かけると、その事を思い出します。

 5月8日の誕生花『シャクナゲ』もツツジの仲間なので、見かけると思わず笑顔になってしまいます。

 花はアザレア(西洋ツツジ)に近いでしょうか。よく見かけるツツジよりも花が大きく華やかな印象です。葉も大きいですね。


 実はシャクナゲには、毒があるんですよ。

 毒といったら、このエッセイを定期的に読まれてる方はお気づきですね。厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルを確認です!

 飲食による中毒の事例があります。漢方で強壮剤として使用されることもあるみたいですが、一般人が口にするのは危険ですね。

 他にも、海外のハチミツにシャクナゲの毒が含まれていて中毒を起こした事例もあるみたいですよ。


 ツツジの仲間は、その蜜にも毒を含む場合がありますからね。幼い頃、花の蜜を吸ったけど大丈夫だった、という経験がある方もいるでしょうが、それは運が良かっただけと思った方がいいかもしれません。

 なにせ、海外では春のハチミツを食べて中毒を起こす報告が相次いだそうで、mad honey poisoningマッドハニー中毒と呼ばれることもあるみたいですからね。


 華やかで毒を持つ『シャクナゲ』の花言葉は『威厳』『荘厳』『危険』です。

 その華やかな印象を表す言葉と、毒性を注意喚起する言葉が共存しているんですね。


 ちなみに、日本原産のレンゲツツジにも毒があります。赤いツツジなんですが、他のツツジと見分けがつかない人は、絶対に口をつけないようにして欲しいです。

 鮮やかなツツジの仲間が咲き誇る姿は、その目に焼き付けたいものですね。

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