4月

花言葉 サクラ(4月1日)

 今日は陽射しも暖かく、お花見日和です。生憎と我が家は主人の都合で、お花見にいくのは明日になってしまうんですけどね。


 4月1日の誕生花は『サクラ』です。

 エイプリルフールには何も関係もなく、いかにも日本人の春、新年度に合わせたような誕生花ですよね。

 西洋で生まれた誕生花という概念ですが、伝わった国の風土や国民性に影響を受け、少しずつ違う点があることが、伺えますね。


 サクラといっても、様々な種類があります。でも、日本人の多くはソメイヨシノを思い浮かべるのではないでしょうか。

 メディアでお花見特集や開花宣言をするからだという意見もありますが、歴史的な要因もあるんですよ。


 このソメイヨシノは江戸時代に品種改良されたものです。川沿いに植えられていることが多いのは、その下で皆が花見をすれば川の堤防がしっかりと踏み固められるから、なんて目的もあったそうです。

 また、第二次世界大戦後、他の品種に比べて成長が早く大木になることから、国の復興にも一役買うことで、全国にソメイヨシノが広がったそうです。

 ソメイヨシノが咲くのは、国の復興の象徴でもあったのかもしれません。そう考えると、メディアがサクラの時期に開花宣言を報道するのも、感慨深いものがありますね。


 さて『サクラ』の花言葉は『精神の美』『優美な女性』です。


「精神の美」の由来は、ジョージ・ワシントンの逸話からきてます。

 ジョージ・ワシントンが子どもの頃、斧を振り回して遊んでいると、父のサクラの木を誤って伐ってしまいました。そのことを隠さずに謝まると、父に褒められたそうです。

 作り話だという噂もありますが、この逸話は嘘をつかないという教訓として広まり、さらに花言葉のもとになったようです。


 「優美な女性」は、どのサクラも美しい薄紅色の花を咲かせることから、ついた言葉かもしれませんね。


 なお、これらの花言葉は全てのサクラに共通してます。

 サクラは日本各地に、変種を合わせると100種以上が自生しているそうです。園芸品種を合わせれば200種以上もあるそうです。

 ちなみに、ソメイヨシノの花言葉は「純潔」「優れた美人」です。他にも個別に花言葉をもつ品種もあるのですが、それはまた、別の機会にお話ししたいと思います。


 我が家の近所に咲く桜並木は散り始めてますが、これからソメイヨシノが咲く地域もありますし、八重桜の開花もこれからですよね。

 薄紅色の景色を、もうしばらく楽しめそうですね。

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