花言葉 スイートアリッサム(3月23日)

 今日は、冷たい雨が降っています。

 しばらく暖かい日が続いていたので、この雨は身体に堪えますね。でも、春を彩る花にとっては恵みの雨なのでしょうか。


 花と括ってしまいましたが、植物によっては湿り気が苦手で少し乾燥しているくらいが好き、なんてこともあるんですよ。

 鉢植えに毎日たっぷり水をあげていたのに枯れちゃった、なんて経験がある人もいるかもしれません。湿り気が苦手な植物で、根腐れを起こしてしまったのかもしれませんね。


 庭に植えた植物も、庭土の状態によっては根腐れを起こすことがあります。肥料の状態、水捌けの良さや陽当たり具合に、季節や気温も関わるんですよ。

 そう考えると、四季を通して庭を美しく保つのは、花選びも含めてセンスと勉強が必要そうですね。

 子どもたちが、ずいぶん大きくなったので、そろそろ雑草まみれの庭を整えたいなって思ってましてね。調べれば調べるほど、大変さを感じます。


 さて、3月23日の誕生花は『スイートアリッサム』です。元々は多年草だそうですが、多湿に弱いそうで、日本では一年草として扱っているそうです。

 地中海沿岸が原産だそうですから、日本のじめじめは合わなかったのでしょうね。


 その白い花は日本人にも馴染みのあるナズナに似ているんですよ。そこから、和名は庭薺ニワナズナとなったようです。

 ナズナよりも草丈が低く、花が集まる姿が可愛いので、園芸の場面でも活躍しています。写真をみれば、見たことがある!と思うかもしれませんね。


 また、名前にスイートとあることから分かると思いますが、甘い香りがします。ハチミツの香りと表現する方もいるように、ほのかに優しい香りが届くと、立ち止まって花壇を振り返りたくなると思います。


 そんな『スイートアリッサム』の花言葉は『優美』『美しさに優る価値』です。その美しさだけでなく、甘く優しい香りが魅力となり、花言葉に表されたのでしょう。


 近年、品種改良が進んだことで、暑さや病気に強い種「スーパーアリッサム」も出来たそうです。

 花壇の主役とはなりませんが、花壇の縁や寄せ植えで他の花の引き立て役として、その魅力をますます発揮してくれそうですね。

 公園や庭園で見かけたときは、その花姿と香りを楽しみたいものです。


 ちなみに、アリッサムという名の植物とは異なります。見た目がよく似ているので、古くは同属扱いだったらしいですね。アリッサムの方が、野山に咲いている印象で、イヌナズナにも似ていますよ。

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