花言葉 ヒイラギ

 今朝、誕生花を調べて焦りました。朝起きたら、スマホで花を調べるのですが、どのサイトを見ても「ステルンベルギア」が出てくるんです。これはすでに、10月21日に紹介した花です。

 被ってる……今日に限って、見事に花が少ない上、どのサイトを調べてもステルンベルギアの文字ばかり。

 次に出てきたのは、ヒイラギです。

 ヒイラギは12月25日に紹介しようと思っていたのですが……背に腹は代えられぬとは、まさにこの事。


 11月8日の誕生花『ヒイラギ』を本日、お話ししたいと思います。


 ヒイラギと聞いて思い浮かべるのは、なんでしょうか。クリスマスのオーナメントやパッケージにあるトゲトゲの葉に赤い実が、パッと浮かぶ方も多いと思います。そちらはセイヨウヒイラギになり、古くから日本で親しまれるヒイラギとは、科が違うんですよ。

 ヒイラギはモクセイ科ですが、セイヨウヒイラギはモチノキ科になります。


 日本古来から親しまれるヒイラギは、秋から冬に白い花を咲かせ、初夏に黒紫の実を付けます。セイヨウヒイラギとは、実の色が違うだけでなく、開花時期も実がなる時期も違うんです。

 葉が似ていることから、ヒイラギと呼ばれるようになったことが、伺えますね。

 また「柊の花」は冬の季語になります。

 そう思うと、立冬の時期にはなる11月8日の誕生花に選ばれたのも納得ですね。


 さて、ヒイラギの花言葉は『用心深さ』『先見の明』『保護』になります。

 トゲトゲの葉は、若い木が動物達に食べれないようにするためのものと考えられています。老木になると、そのトゲの数が次第に減るそうですよ。まさに、用心深さの現れですね。


 古くからくから、ヒイラギが邪鬼の侵入を防ぐと信じられてきたのも、葉のトゲの影響でしょう。

 鬼門除けという文化があり、家の表鬼門(北東)にヒイラギ、裏鬼門(南西)にナンテンの木を植えると良いとされます。

 さらに、関東地方には柊鰯という風習もあり、節分の夜にヒイラギの枝に鰯の頭をさして、門戸に飾ることで邪鬼を払います。鬼は鰯の匂いが嫌いで、柊のトゲを嫌うんだよと、私も幼い頃に教わりましたね。


 ちなみに、実家の北東にヒイラギはありませんでした。代わりに、ナンテンの木が北東に植えられていたんですよね。ちょっと間違えたのか、鬼門除けの風習を知らなかったのか。

 そのナンテンの木も、今はないんですけどね。

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