花言葉 サフラン

 今朝は風も穏やかで日差しも暖かく、窓を開けていても気持ちいいです。空をいく飛行機も雲を作っていなかったので、もうしばらくは秋晴れが続きそうですね。

 窓辺は、まもなく冬が訪れるのを忘れさせてくれるような、居心地のよさです。こんな日を小春日和と言うのでしょうね。


 さて、11月4日の誕生花は『サフラン』です。

 お花としての馴染みはないかもしれませんが、サフランライスやパエリアを作るときに欠かせない香辛料です。赤い雌しべを乾燥させたもので、古くから栽培され、料理に使われてきました。

 ちょっと漢方薬のような独特の香りがしますが、スパイシーさもあって、料理では重宝されてきたようですね。

 美容効果やデトックス効果もあると言われますし、香水の原料に使われることもあるとか。なかなか多方面で活躍しているようです。


 サフランの開花時期は10~11月。丁度、今が時期ですね。紫の花弁の中からつんつんとつき出す赤い雌しべが印象的です。

 春に似たような花を見たことがありませんか?

 実はサフラン、クロッカスの仲間です。

 大きな違いといえば、咲く時期ですね。春に咲くクロッカスは観賞用で、秋に咲くサフランは食用という認識で間違いはないと思います。


 どちらも水耕栽培が出来るので、広いお庭がなくても楽しめるお花です。

 可愛いガラス瓶で育てるとインテリアとしてもお洒落ですよね。根の成長が見られるのも面白いです。子どもの頃、小学校で根っこの観察にクロッカスを育てた人もいるんじゃないかしら?

 サフランでも出来ますが、ひとつ残念なポイントがあります。クロッカスと違い、サフランの花色は紫だけなんですよ。紫も可愛いですけどね。

 花色を楽しむなら、クロッカスを育てる方が良さそうです。


 さて、秋に色を添えてくれる『サフラン』の花言葉は『歓喜』『過度をつつしめ』『濫用するな』です。

 古代ヨーロッパではサフランの花は酒の酔いをさますと信じられていたそうです。一方で、人を酔わせ、過度に用いると脳と神経を刺激してよくないとも。


 実際、アレルギーが出ることもあるそうです。サフランを摂取しすぎると重篤な副作用を起こす可能性もあり、特に妊娠中は注意が必要で、堕胎の危険性もあると言われてますね。

 とは言え、一般的に食事でとる量では大きな問題はないようです。パエリアやブイヤベースを食べるくらいなら、気にすることはないでしょう。

 何事も、過度な使用は控えようってことですね。

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