花言葉 ランタナ

 早起きをするのが辛い時期になってきました。

 毎朝5時起きで、娘のお弁当を作っているんですけどね。外が暗いと、なかなか起きられないんですよ。もう少し、後5分だけ……気づけば30分過ぎていたりします。

 これからますます寒くなって、さらに起きるのが辛くなるのかと思うと、少し気持ちが滅入ってしまいますね。


 ついつい、寒い朝に愚痴をこぼしてしまいましたが、気を取り直して、10月27日の誕生花『ランタナ』を、紹介したいと思います。

 実は、今日はじめてお名前を知った花です。近所で見かけたことがあり、小花がブーケのように集まる花姿が印象的で、名前を知りたいなと思っていました。


 その姿は、アジサイを小さくしたようで、半球状に小花が集まっています。特徴的なのは、黄、オレンジ、赤などの鮮やかな小花が、外側と内側では色が違うんです。

 どうやら、咲くことで花色が変化するみたいですね。

 元々、亜熱帯の低木なので、温暖な気候が栽培に適しているようですが、関東南部より南だと越冬も出来るそうです。


 アジサイのようと言いましたが、葉も、アジサイのような形をしていて、低木なんですよ。

 実は、このランタナにも毒があるそうです。特に葉と実に強い毒性があり、特に未成熟な実に含まれるものは強い毒だそうです。

 可愛くて庭の花に適しているように見えるのに、毒性がある。そんなところまでアジサイと似ていますが、ランタナはクラマツツジ科の植物で、アジサイとは分類が違うんですよね。他人の空にもここまで似ることがあるんですね。


 そんなちょっと危険な『ランタナ』の花言葉は『心変わり』『合意』『協力』『厳格』です。

 心変わりは色の変化からついて、合意や協力は集まる小花の様子からつけられたのでしょう。厳格は、もしかしたら毒性を持つことから、厳しさを伝えたかったのかもしれませんね。


 なお、このランタナの花色が変わる不思議さから、和名は七変化シチヘンゲとなっています。

 江戸末期から明治の頃に日本に入ってきたと思われます。アジサイにも似ている花姿が、鮮やかな色の変化を見せたことに、当時の人々は驚いたのかもしれませんね。もしかしたら、歌舞伎の衣装が鮮やかに変わる様相を思い浮かべたのかもしれません。


 毒を持っていても魅了する、可愛いランタナ。一度、画像検索をしてみてください。きっと、その不思議な花姿に興味が湧くと思いますよ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る